被リンクチェックツール13選!無料で被リンク数を調べる方法と増やす5つの施策
検索エンジン上でサイトを上位表示するために重要な要素だと言われている被リンク。自分のサイトにはどのくらいの数の被リンクが当てられているのか調べるツールや、Googleからペナルティを受けずに被リンクを増やすための施策について解説します。
目次
被リンク数を調べるためのチェックツール13選
被リンク数を調べるためのチェックツールを13種類紹介します。ツールによって被リンク数が変わってくることも多く、どのデータを信用すれば良いのかと迷ってしまうかも知れません。
結論から言うと正確に被リンク数を教えてくれるツールは無いですし、それぞれのツールによってメリット・デメリットがあります。また、無料のものもあれば有料のものも紹介しているので、目的に合わせてツールを選んで、サイトの上位表示位に役立てて頂ければと思います。
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1.Googleサーチコンソール【無料】
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
以前は『Googleウェブマスターツール』という名前でしたが、2015年に名称変更されました。通称『サチコ』。自社サイトの様々な情報が確認できる、ウェブマスターに取って必須のツールです。
被リンク数のチェックだけでなく、悪質なリンクの否認をすることが出来るのが大きなメリット。スパムリンクを送られてしまった場合、解除するためにはGoogleサーチコンソールを使うしかありません。
サイトがどのようなクエリでどれくらいの順位にいるか。そのクエリの表示回数やクリック率などの細かい数字もチェックできますし、サイトのインデックスを促進する効果もあると言われています。
Googleサーチコンソールを利用するとサイトがペナルティを受けやすくなると考えている人も多いですが、実際にはそのようなデメリットは無く、必ず登録して利用すべきツールだと言えるでしょう。
以下Googleサーチコンソールのヘルプ画面より、サーチコンソールの利点を抜き出しました。初心者からベテランまで必須の万能ツールだと言っても過言では無いでしょう。
Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視できます。
Google 検索や世界中のユーザーからサイトがどのように見えているかを知ることができます:
(Googleサーチコンソールのヘルプ:https://support.google.com/webmasters/answer/4559176?hl=jaより引用)
2.Ahrefs【有料】
ウクライナとシンガポールの多国籍企業が開発したツールですが、日本語対応しているのでご安心下さい。自社サイトの分析にも使えますが、ライバルサイトの分析にも非常に効果的なツールです。
どのサイトからどんなアンカーテキストでリンクが送られているのかと言った被リンク数以外のSEO情報も丸裸に出来ますし、どのようなキーワードで検索順位はどのくらいで、アクセスがどれだけ流れているのかと言ったデータも把握することが出来ます。
利用料金は一番安いプランでも1ヶ月99ドルと決して安くはありませんが、一度使ったら手放せなくなるほど便利なツールだといえるでしょう。無料トライアルを実施していることが多いので、どのような使い方が出来るか、どれほど便利なツールなのか、一度試してみても良いと思いますよ。
3.Majestic SEO【有料】
ライトプランであれば1ヶ月79.9ドルとAhrefsよりも安価で利用できるこのツール。被リンク数や非リンク元のドメイン数、リンクの質などを確認することが出来ます。自社だけでなくライバルサイトの分析にも使えるので、非常に便利なツールだと言えるでしょう。
リンクの検出数が多いのが特徴で、効果のないリンクも検出してしまうため正確なリンク状況を確認するのには不向きです。7日間の返金保証があるので、試しに使ってみても良いと思います。
123サーバーの提供する123アナライザーはMajestic SEOからデータ提供を受けていましたが2015年にサービスを停止。Majestic SEOに統合されることになりました。
4.Open Site Explorer
https://moz.com/researchtools/ose/
MOZという独自の指標でサイトの評価が分かるopen site explorer(OSE)。無料でも利用できますが、チェックできるURLの数に限りがあるので、本格的に使う場合には有料登録をする必要があるでしょう。
被リンク数・被リンクドメイン数などのデータは分かりますが、検索順位やアクセスを集めているクエリについては分からないので、機能面よりも価格を重視したい方におすすめの被リンク数チェックツールです。
被リンクチェックツールにはそれぞれ評価する項目に違いがありますが、OSEの評価はGoogleのものと近いと言われており、精度の高い被リンクチェックが可能です。
5.hanasakigani.jp【無料】
被リンク数と被リンクドメイン数が無料でわかるツールです。ページタイトルやアンカーテキストなどの詳細情報も知ることが出来るので、無料で使えるツールとしてはかなり便利です。
自社サイトだけでなくライバルサイトのチェックも出来ますので、どのくらいの被リンクを獲得すればよいかという目安が得られるでしょう。
6.SEO TOOLS for WEBMASTER【無料】
無料で使えるツールです。動作がやや重いのがネックですが、URLを入力すると被リンク数とドメイン分散、IPHONEアドレス分散を知ることが出来るので、自社サイトとライバルサイトの比較には非常に有効なツールでしょう。
7.SEOチェキ!【無料】
サイトのインデックス数や指定したキーワードごとの順位を知ることが出来るツールです。以前は被リンク数・被リンク元ドメインのチェックも可能でしたが、現在はその機能は使えなくなってしまいました。
8.OpenLinkProfiler【無料】
無料で利用できるバックリンク調査ツールです。自社だけでなくライバルサイトの被リンク状況も確認できるのはもちろん、バックリンクを絞り込み検索する機能も備えており、無料のツールとしては質が高い分析が可能でしょう。
9.itomakihitode.jp
自社サイトと検索10位までのサイトの比較を行ってくれるサイトです。競合サイトに比べて、自社サイトの単語数や被リンク数、被リンクドメイン数を知ることが出来るので、上位表示には何が足りないかを客観的に分析することが出来るでしょう。
無料版では1日に1回までしか使えませんが、有料版であれば利用制限なく使うことが出来ます。
10.WebMeUp【無料】
2014年ごろから話題になり始めた、比較的新しいバックリンク調査ツールです。アンカーテキストの分散率や被リンク元のIPアドレスを知ることが出来るので、自社サイトやライバルサイトの分析に役立つでしょう。
11.Siteexplorer【無料】※無料では使用できなくなりました※
英語のサイトなので少し使いにくいのがネックではありますが、指定したURLの被リンク数や被リンクドメイン数が分かる無料のツールです。アンカーテキストなどの情報は分からないので、他のツールの補助的な役割で使うと良いでしょう。
12.Seokicks
全て英語なので使いにくいがネックですが独自のクローラーに基づいたデータが分かるサイトです。有料のツールにはなりますが、バックリンク数やアンカーテキストは料金を支払わなくても知ることが出来ます。
13.backlinktest.com【無料】
ドイツのツールで、操作画面も全てドイツ語。英語ならまだしも、ドイツ語となると利用できる人はグッと限られてしまうでしょう。それだけ使っているライバルが少ないとも言えますし、大手ツールでは見逃していた被リンクを見つけることも出来るので、使って見る価値はあると思います。
サイトの上位表示のためには被リンク数は重要?
2013年ごろを境に、Googleのアルゴリズムは大きく変化したと言われており、それ以前は被リンクの数こそが、サイトの上位表示のための大きな要素でした。現在のアルゴリズムでも被リンク数は重要なのか解説します。
上位表示のためには内部対策も必要
2013年以前の検索エンジンならば、被リンク数だけで上位表示出来ることもありましたが、現在のGoogleアルゴリズムでは被リンクを送るだけで上位表示することは難しいでしょう。
被リンクを集めるような施策を外部対策と呼びますが、どれだけ外部対策を施しても、肝心のコンテンツがユーザーの検索意図を満たすもので無かった場合、上位表示出来る可能性はかなり低いでしょう。
ただ、外部対策が全くの無駄になったというわけではなく、あくまで内部対策の価値が高まったというだけなので、サイトの上位表示のためには被リンク数は重要な指標の一つだと言っても差し支えないでしょう。
被リンクチェックの必要性
WEBサイトを運営している人にとって、自サイトの被リンクチェックは欠かせません。自分自身でリンクを送っていなくても、悪質なサイトからリンクが送られている可能性があります。どれほどサイトのコンテンツを充実させても、悪質なスパムリンクが送られている場合、上位表示は難しいでしょう。
後ほど紹介するチェックツールを使って被リンク数を調べる事を強くおすすめします。悪質なリンクが無かった場合でも、自サイトの被リンク状況を確認することには大きな意味があるでしょう。
Googleがページランクを廃止したため、サイトの良し悪しを人目で判断するのは難しくなりました。被リンク数の数や質を確認することはドメインの評価を知るための一つの指標になります。
また、どのようなコンテンツを生み出せばどのようなサイトからリンクをされるのかという活きたデータになりますし、今後のコンテンツ作成の道標となる情報が得られる可能性があるのです。
リンクの数よりもリンクの質
近年のGoogleアルゴリズムは、リンクの数よりもリンクの質を重視するようになっています。あなたのサイトで扱っているテーマと関連性の無い、ドメイン評価の低いサイトからのリンクよりも、関連性が高くドメイン評価の高いサイトからのリンクの方が大きな効果が得られるでしょう。
自作自演の被リンク供給が非常に危険になっている以上、被リンク元となるサイトを選ぶのは難しいでしょう。ただし、ユーザーが求める良質なコンテンツを提供し続けることで、あなたのサイトが紹介される機会は自然と増えるでしょうし、その結果質の高いリンクの数も増えるでしょう。
良い被リンクと悪い被リンクについて
いくら被リンクを増やすことが出来たとしても、それがマイナスに働いてしまう場合もあります。良い被リンクと悪い被リンクについて解説します。
自作自演の被リンクはNG
一昔前にはSEO対策の基本であった自作自演の被リンク。ただし、現在は非常にリスクが高くおすすめ出来ません。アンカーテキストの分散やIP分散をして巧妙に隠した被リンクであっても、Googleには簡単にバレてしまいます。
ペナルティを受けた時のリスクを考えると、自作自演の被リンクはNG。他の施策でリンクを集めるようにしましょう。
被リンクツールはペナルティのリスクが高い
自作自演の被リンク以上にペナルティのリスクが高い被リンクツール。以前は効果があったツールでも、GoogleにIPがまとめて検知され、リンク先のサイトがまとめてペナルティを受けたような事態もあったようです。
非常にペナルティのリスクが高いですし、使ったからと言って上位表示出来る保証は全くありません。リスクとリターンの比率を考えると、被リンクツールには手を出さないほうが良いでしょう。
リンクの購入は危険度が高い
”ペイドリンク”とも呼ばれるリンクの購入。Googleに検知されない被リンク構造を謳っているSEO業者も少なくありませんが、残念ながらGoogleはSEO業者の更に先を言っています。
ペナルティのリスクが高いですし、金額に見合った効果を得られる可能性は非常に低いでしょう。極めて危険な方法なのでリンクの購入は避けて下さい。
悪い被リンクは否認を検討
自分でリンクを貼った覚えは無いのに、いつの間にか被リンクが増えていた。良質なサイトからの被リンクであれば喜ぶべきことですが、悪質なサイトからリンクが貼られてしまうことも少なくないでしょう。
あなたのサイトが上位表示する妨げになりますし、放置しておいて良いことは何もありません。悪質なリンクの否認はGoogleサーチコンソール上からのみ申請できますので、リンクの状況を確認する意味でも、悪質なリンクを外すという意味でも、サーチコンソールには必ず登録しておくようにしましょう。
良い被リンクが増えるような施策を
以上のように、以前は効果があったリンクの施策が全く通用しなくなっているのが現代の検索エンジン。効果が無いばかりではなくペナルティのリスクもあり、数年前のSEO対策を鵜呑みにしてはいけません。
良いリンクが自然に増えるような施策を行うことが最良の被リンク対策であり、SEO対策。具体的な方法はこれから解説していきます。
被リンクを増やす5つの施策
良質な被リンクを増やすための5つの施策を解説します。
1.質の高いコンテンツを作成する
あなたが他のサイトにリンクを送る時はどんな時ですか?役に立つと思ったサイト、多くの人に知って欲しいと思うようなコンテンツを見つけた時では無いでしょうか?良質な被リンクを増やすための一番の方法は、質の高いコンテンツを書くこと。
ジャンルによってユーザーに喜ばれるコンテンツの種類は異なりますが、以下のような内容に大別されます。
・ノウハウ系
・漫画コンテンツ
・最新の情報
・専門的な内容
・初心者向けの記事
上位表示しているサイトを参考にしながら、ユーザーの検索意図を満たすようなコンテンツを作成しましょう。
2.SNSからのリンク
SNSからのリンクには”nofollowタグ”がついており、それ自体にはSEO効果は無いと言われています。ただし、あなたのコンテンツがSNS上で拡散すれば、それだけ多くのユーザーの目にとまるでしょう。
その結果自然にリンクされる機会が増えるでしょうし、アクセスを呼び込むことはSEO上での効果も期待できると言われています。
また、SNSユーザーの中には、SNSとはてなブックマークを連動している人も少なくありません。SNS上でのシェアがそのままはてなブックマークでのブックマーク、つまり良質な被リンク獲得に繋がる可能性もあり、直接のSEO効果が無いからとないがしろにするべきでは無いと思います。
3.ソーシャルブックマークサービス(SBM)からのリンク
ソーシャルブックマークサービス(以下SBM)とは、気に入ったページをWEB上のマイページに保存する事が出来るサービス。SBMからのリンクにはSEO上の効果がありますし、日本最大級のSBMであるはてなブックマークは、非常に拡散力が強いのが特徴。
短時間で3つ以上のブックマークを獲得したコンテンツは、『新着エントリー』として多くの人の目に留まりやすくなります。それだけブックマークされる機会が増えますし、10ブックマーク以上を獲得すれば『人気エントリー』として露出の機会が増えます。
更に50ブックマークを獲得すれば『総合トップ』に掲載されるようになるので、一気に100以上のブックマークが集まる可能性もあるのです。はてなブックマーク上の1ブックマークは1本のリンクではなく、タグ付けやコメントなどの影響で3本~5本程度のリンクが増えると考えられます。
SBM上で拡散を起こすことが出来れば、一気にサイトの価値があがる可能性もあるのです。
ただし、検索エンジン上で好まれるコンテンツとはてなブックマーク上で好まれるコンテンツとは種類が異なります。詳しくは後述しますが、ユーザーの役に立つだけでなく、面白くてついつい拡散したくなってしまうコンテンツを作る必要があるので、少しハードルは高くなるかも知れません。
4.相互リンクでリンクを増やす
相互リンクとは、お互いのサイトを紹介し合うこと。あなたのサイトがユーザー検索意図を満たすようなコンテンツをしっかりと提供出来ていれば、関連するサイト運営者に相互リンクのお願いをしてみるのも良いでしょう。
相互リンクのSEO効果は時代によって変化していると言われていますが、良質なサイト同士の相互リンクであれば、どちらのサイトもGoogleからの評価がアップする可能性もあります。
ただし、闇雲にリンク数を増やせば良いというものではありません。あなたのサイトと関連性が高く、紹介する価値があるような優れたサイトを厳選する必要があるでしょう。
また、相互リンクをする上で大切なのが相手とのコミュニケーション。あなたが相互リンクしたいと思うサイトを見つけたら、相手のメリットも伝えながら、礼儀正しい相互リンクのお願いをしてみて下さい。
インターネットビジネスとは言え結局は人対人のやりとりなので、相手の気持ちをないがしろにする事がないように気をつけましょう。
5.バズるコンテンツを作成する
バズるコンテンツとは、SNS上やSBM上で拡散するようなコンテンツの事。自然なリンクを短期間で集めることが出来ますし、サイトの価値を一気に高めることが出来る可能性を秘めた方法です。
前述しましたが、検索エンジン上で求められているコンテンツと、バズるコンテンツとは種類が異なります。どちらのコンテンツも自分で作ることが出来れば理想ではありますが、専門家にコンテンツの依頼をすることも一つの方法です。
それなりの料金はかかりますが、自然な被リンクを集めることが出来れば、短期間で回収できる可能性もあるでしょう。ただし、バズるコンテンツの専門家と言っても、得意な領域は異なります。
あなたのサイトで扱っているジャンルや、サイトのカラーに合った専門家を選んでコンテンツの作成を依頼しないと、不自然なサイトになってしまう可能性があるのでご注意下さい。
また、自分で作ることが出来るバズるコンテンツとしては、インタビュー記事があげられます。ある程度のサイトの信頼度や人間関係の構築能力が必要になりますが、『インフルエンサー』と呼ばれるネット上で強い拡散力を持つ人の力を借りる事が出来れば、バズを引き起こす事が出来るかも知れません。
コンテンツを拡散させて被リンク数を増やしたいという下心が丸見えだと、インタビューに応じてもらえる可能性は下がりますし、相手のブランド傷つけてしまうようなコンテンツになってしまう恐れもあります。
あなたのサイトならではの切り口で、相手の魅力やブランド力をより一層引き立てられるようなインタビュー記事が出来れば、インフルエンサーが自発的に拡散してくれることでしょう。
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答えが出ないなら、知ることが大切です。
被リンク数の確認方法とリンクを増やす方法についてまとめ
被リンク数の確認方法とリンクを増やす方法について解説しました。Googleのアルゴリズムは時代に変化しますが、ユーザーから求められている情報を掲載しているサイトが評価されるということは変わらないでしょう。
被リンクとは、その結果自然に増えるものであり、無理矢理増やすものではありません。思ったようにサイトが上位表示しないと焦る気持ちも分かりますが、そんな時こそ一度基本に立ち返り、ユーザーが求められている情報を掲載できているのかを見直すべきだと思います。
SEOをもっと知りたい方は以下の記事もまとめてありますので、参考にしてください。
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