アフィリエイト広告とは?種類、出稿/運用の費用やメリットを解説

アフィリエイト広告を利用しています

アフィリエイト広告は成果報酬型であるため非常に費用対効果が高いです。そのため多くの広告主が出稿しようとしますが案件の「提携数」が増えずに悩んでいる企業も多いですよね。
今回の記事ではアフィリエイト広告に出稿している、またはこれから出稿を考えている広告主向けにアフィリエイト広告の仕組みや性質と活用法をお教えします。アフィリエイターも広告の裏側を知ることで案件選びや特単交渉の際に活かして行きましょう。

アフィリエイト広告とは?仕組みと特徴を解説

アフィリエイト広告とは?種類、出稿/運用の費用やメリットを解説

2017年現在、日本国内のアフィリエイト市場は拡大を続けています。日本のインターネット広告は1996年にYahoo!Japanが導入したバナー広告が最初です。

これは広告の掲載に対して費用が発生するという手法です。一方2000年代に盛んになってきたアフィリエイト広告とは比較的新しいインターネットの広告手法です。 最近耳にする機会が増えてきたアフィリエイトですが、アフィリエイトには1つ大きな特徴があります。

またアフィリエイトの仕組みについて詳しく知らない場合は、最初に下記の記事を参考にしてみてください。アフィリエイター向けの内容ではありますが、アフィリエイトの仕組みや意味について、イラストを交えてわかりやすく解説しています。

アフィリエイト広告は従来の広告に比べて費用対効果の良い広告

アフィリエイト広告とは?種類、出稿/運用の費用やメリットを解説
アフィリエイト広告とはつまり「成果報酬型」の広告です。
アフィリエイト広告に出稿する広告主は初めに成果地点(自社の求めるゴール)を決定します。成果地点は「商品購入」や「資料請求」「無料メールへの登録」などです。アフィリエイト広告ではユーザーが成果地点を達成した場合にのみ広告費が発生します。ですから、広告主は発生した成果にのみ広告を支払えばいいことになります。

報酬の支払い額をしっかり計算できていれば仕組み上赤字になることもありません。アフィリエイト広告はこれまでのインターネット広告やマスメディアに対して非常に費用対効果の良い広告の仕組みになっています。

アフィリエイト広告のメリットデメリット

低予算、低リスクで始められるアフィリエイトは「広告費」に関して非常に優れていると言えます。すぐに開始できますし、広告費を計算できていれば赤字になることはありません。アフィリエイト広告出稿のメリットデメリットを下記にまとめました。

≪アフィリエイト出稿のメリット≫

●低予算で開始でき、売れなかった際のリスクも少ない。
従来のマスメディアは広告費として30万円~50万円が必要でしたが、アフィリエイト広告は低予算で始められるため売れなかった際のリスクが少ないです。

●費用対効果が計算できるため赤字になることがない
報酬額を自社で設定できるためCPAが計算できていればマイナスになることはありません。ただし、広告掲載には毎月固定費が掛かります。

≪アフィリエイト出稿のデメリット≫

●終了する際はすぐにやめられない
アフィリエイターは自身でアフィリエイトを行うため、実際にサイトを作成したり、予算を割いています。結果が出ないからと言って案件を停止できないことがほとんどです。

●効果が出るのに時間が掛かる場合がある
SEO(検索エンジンのアルゴリズム)に依存する手法を使用する場合半年以上の時間が掛かることがあります。

 

総合的にみると、多少のデメリットはあるもののアフィリエイト広告は従来の広告に比べてまさに夢のような広告だと感じますよね。ですがそんなアフィリエイト広告には出稿の際に見落としてはいけない大きな問題点があります。その問題点とは「提携される保証がない」ということです。

アフィリエイト広告が夢のような広告ではない理由

アフィリエイト広告とは?種類、出稿/運用の費用やメリットを解説

アフィリエイトは提携者が増えません……

アフィリエイト広告を出稿する企業は沢山ありますから、アフィリエイターに出稿した案件に取り組んでもらうためにはまず、提携を行ってもらわなくてはいけないですよね。

この「提携」は実際にアフィリエイター側の気持ちになって考えるとわかることですが、同ジャンルで似通った案件や魅力的な案件は沢山ありますから、特定の案件を贔屓して選ぶことはできませんよね。例えば、アフィリエイターの立場から考えると1件成約して5000円の報酬がもらえる案件と1件成約して10000円の報酬がもらえる案件では後者に取り組みたいと思うのが人間の性だと思います。

実際にはCVR(アフィリエイトリンク1クリック当たりでどれくらい成約するかを現わした割合)や承認率(発生した成果に対してどれくらい承認されるかを現わした割合)なども関わってきますが、とにかく広告主が出稿したアフィリエイトプログラムはアフィリエイターに比較されているということです。ですから、ライバル案件の条件を無視した出稿やアフィリエイトの基準値を大き下回るような出稿をしてしまうと、そもそもアフィリエイターに選んでもらうことができないという現象が起こってしまうのです。

アフィリエイターに選ばれる広告の条件は後ほど詳しく説明しますが、もう一つ広告主が見落としがちなデメリットが存在していますので、それをお話したいと思います。

アフィリエイト広告のもう一つのデメリットとはアフィリエイトはイメージのコントロールすることが難しいということです。

アフィリエイト広告が、通常の広告代理業と同様だと考えている広告主の方はイメージを変えて頂きたいと思います。アフィリエイトは提携数が増えるとアフィリエイターが自動的に商品を紹介してくれます。しかし、サイトの文言自体をコントロールするのは非常に難しいです。

広告主が逐一提携サイトをチェックすることもできますが、アフィリエイターに対して修正依頼はできても強制はできないと考えておきましょう。この問題を解決するために提携時に手動提携にするという方法があります。手動提携とは、提携するアフィリエイターに事前にサイトを提出してもらい、広告主がそのアフィリエイターと提携するかどうか選択できるという仕組みです。

一見便利に感じる手動提携ですが、広告主の商品がよほど良い商品でない限りは提携数が伸びません。アフィリエイターからすれば審査に時間が掛かってもどかしいですし、折角サイトを作っても無駄になる可能性があるからです。ですから手動提携はオススメしません。

アフィリエイトに出稿を考えている広告主はある程度自由に取り組んでもらうという姿勢が大切です。「提携サイトのコントロールが難しい」という性質を覚えておきましょう。

 

アフィリエイト広告の種類〜「媒体」ごとの特徴について〜

アフィリエイト広告とは?種類、出稿/運用の費用やメリットを解説

アフィリエイトと一口に言っても、その媒体はポイントサイトやSNS、検索エンジンなどいくつか媒体が存在し、それぞれの媒体ごとに特徴があります。アフィリエイタトが行われる主な媒体を4つ紹介します。アフィリエイターの人は自分が取り組んでいない媒体をチェックしてみましょう。

≪主な媒体の説明≫

ポイント媒体

ポイント媒体(=ポイントサイト)とは購入者にそのサイト内で使えたり、換金できるポイントを付与するサイトのことです。ポイント目当ての購入があります。

≪ポイント媒体のメリット・デメリット≫
・メリット:成果につながりやすい
・デメリット:ポイント目当ての購入になりユーザーの質が悪い。

SEO媒体

SEOとは”Search Engine Optimization” の略であり、検索エンジンに最適化していく施策のことを指します。SEO媒体は検索エンジンの上位表示を狙うことでアクセスを集めています。SEO媒体の出稿はすでに上位表示しているサイトへの掲載と新規でサイトを作成する方法があります。新規サイトを上位表示させるためには最低でも半年かかります。

≪SEO媒体のメリット・デメリット≫
・メリット:獲得が安定しやすい。検索者をターゲットにするため購入者の質が良い。
・デメリット:新規サイトは時間が掛かる。上位サイトは人気があるため単価の張り合いになる。

SNS媒体

アフィリエイター自身がfacebook広告やTwitter広告に出稿を行います。SNS広告には出稿費用が掛かっていますので、報酬額は特別単価としてかなり高めに設定する必要があります。また、SNSのユーザーにマッチする条件でなくてはならないためSNSで運用できるプログラムは少ないです。

≪SNS媒体のメリット・デメリット≫
・メリット:反応が取れれば爆発的に獲得ができる
・デメリット:購入者を刈り取ってしまうため寿命が短い

ブロガー媒体

ASPを通して有力なブロガーの読者に対して案件を紹介をしてもらいます。比較サイトやランキングサイトより自然な紹介にすることができます。また、元々購入予定のなかった新規の顧客を獲得することができます。

≪ブロガー媒体のメリット・デメリット≫
・メリット:発信してもらえばすぐに成果が上がる。
・デメリット:何度も発信することができない。
国内の大手ASPにはそれぞれが得意とする媒体があります。
アフィリエイト広告は費用対効果がいいですが、ASPへの出稿には固定費が掛かります。(そのため9割以上の広告主はASPの併用をせず、1社のASPを使用しています)広告主としてASPを選ぶ際には下記を大まかな目安にしてみてください。

≪大手ASPの媒体の割合≫

A8.net全ての媒体
アフィリエイトBSEO媒体
ジャネットブロガー・ポイント媒体
アクセストレード全ての媒体
バリューコマース大手法人メディア

アフィリエイト広告に向いているジャンルと向いていないジャンル

アフィリエイトに向いているジャンルと向いていないジャンルを下記にまとめました。

≪アフィリエイトに向いているジャンル例≫
・金融・投資・債務系
例:クレジットカード、消費者金融、債務整理etc
・健康食品系
例:サプリ、青汁、スムージー、酵素ドリンクetc
・コスメ系
例:化粧品、育毛剤、デオドラントetc
・実店舗系
例:脱毛クリニック、フェイシャルエステ、ホットヨガetc
・情報商材系
例:株教材、FX教材、英語教材etc
・サイトの登録系
例:マンションの一括査定、中古車査定、婚活サイト、転職サイトetc

≪アフィリエイトに向いていないジャンル≫

・法人向けサービス
例:不動産管理人向けリフォーム見積もり
・ニッチすぎるジャンル
例:ぽっちゃり女子限定の○○クリーム
・地域が限られている商品
例:新宿○○クリニック

アフィリエイトは検索エンジンを用いたアフィリエイトが主流です。検索行為を行う人は悩みを解決したい人、便利な情報を欲しがる人が多いですから、それに応えるサービスはアフィリエイトにマッチしやすい傾向にあります。
また、ウェブは全国に配信できる強みもありますから、特定地域の集客やターゲットがニッチなジャンルはアフィリエイトではない広告手法がマッチするかもしれません。

2019年現在、アフィリエイターに人気のジャンルは、下記の記事にまとめています。参考にしてみてください。

広告主必見!選ばれやすい案件を作るポイント

アフィリエイト広告とは?種類、出稿/運用の費用やメリットを解説
アフィリエイト広告を最大限に活用するために「提携数が増えるアフィリエイト案件の作り方」を紹介します。アフィリエイターは良い案件を紹介してどんどん報酬を上げたいと考えていますから、アフィリエイト市場を盛り上げて行ってください。

≪広告主が考えるべき3つのポイント≫

アフィリエイターの作業を効率化する
アフィリエイターがサイトを作成するために必要な画像素材を用意したり、自社で持っている情報を積極的に共有していくようにしましょう。

例)
・PPCの成約キーワード情報を共有する
・素材サイトを開設する

商品を紹介しやすくする
アフィリエイターはサイトの閲覧者に対して紹介を行いますから、サイトを見た人が食いつきやすい「フック」が商品に備わっているか確認しましょう。

例)
・芸能人をキャスティングする
・雑誌やTVの紹介履歴など

報酬を上げる
アフィリエイターは報酬を上げたいと考えていますので、広告費を考えて投資を行っていきましょう。また、見た目の報酬だけではなくCVRや承認率なども、実力のあるアフィリエイターはチェックしています。

例)
・承認率保証を付ける
・報酬アップキャンペーンを行う
・ランディングページを改善してCVRを高める
・特別単価を付ける

アフィリエイト広告は費用対効果の良い広告ですが、アフィリエイト広告で大きく売り上げている商品にはアフィリエイターへの報酬以外に広告宣伝費が掛かっています。ですからこれからアフィリエイト広告を出稿する広告主は思い付きで出稿してしまう前にライバル案件のリサーチを行うようにしましょう。

アフィリエイト広告が合わなかったら確認したいインターネット広告

インターネット上には様々な広告があります。アフィリエイト広告に出向してみたけど思うように結果が出ない。アフィリエイト広告に出稿していいのか分からなくなってきた。アフィリエイト広告の特徴を知って、自社サービスに合わないと感じたら他の広告手法を選択しても良いでしょう。

・純広告
純広告とは広告主が大手メディアの広告枠を買い取る広告。短期間でも周知させることができるためキャンペーンなどに向いている。メリットとしては必ず掲載させられることです。

・アドネットワーク広告
複数の広告媒体を集めて形成された広告配信ネットワークです。アドネットワークはそれらの広告枠に配信する仕組みです。

・リスティング広告・SNS広告を自社で運用する
アフィリエイターはリスティングやSNSを利用しますが、自社で運用をすることもできます。あくまで他人が紹介するからアフィリエイトと呼ぶだけです。

・ネイティブ広告
ネイティブ広告とはユーザーにコンテンツの一部として広告を見てもらうことを目的とした広告です。記事広告やインフィード広告などいくつかの種類があります。
・動画広告
テレビCMのように動画を広告として再生する視聴型のインターネット広告です。動画広告は音や映像などあらゆる媒介を用いて表現ができるのでブランディング広告としても人気です。

・リワード広告
広告のリンク先のサイトでアプリのダウンロードや商品の購入が行われると、広告主からそのサイトに成果報酬が支払われ、そのサイトから購入者に対してサイト内で使えるポイントなどが支払われる仕組みです。

・マス広告
広告費は高額になりますが、多くの人が日常の中で触れる媒体ですから、ユーザーに対して非常に大きな影響力を持っています。新聞、ラジオ、雑誌、テレビの4つをマス4媒体と言います。

まとめ

いかがでしたか。今回は広告の出稿を考えている広告主に向けて、一般であまり知られていないアフィリエイト広告のデメリットや提携数を増やす方法をお伝えしました。アフィリエイターも良質な案件を求めていますからアフィリエイトに出稿を考えている人は良い案件を作っていきましょう。

アフィリエイト広告が合わないなと感じた人はインターネット広告には他にも色々な種類があります。アフィリエイターはアフィリエイト広告の裏側を知って広告主とビジネスとしての関係を築いてほしいと思います。

アフィリエイターに人気のASPは以下の記事にまとまっています。
興味があれば参考にしてみてください。

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