これって無駄遣い?皆が思う無駄遣いランキングと無駄遣いをやめる7の方法
「あれも欲しい!これも欲しい!」
世の中には、欲しくなってしまうものがいっぱいです。
しかも買い物は楽しいので、ついつい無駄なものも衝動買いしてしまいがち。
でも、買った商品を冷静に眺めて「これ、やっぱり自分には必要なかったかも・・・」と後悔したこと、ありませんか?
買い物をしているときは楽しいのですが、このような無駄遣いは、極力減らしたいもの。
そこで今回は、皆が「無駄遣いをした」と後悔したものランキングベスト3を紹介します。
あなたが今欲しいと思っているものが、このランキングに入っていたら、要注意ですよ!
また、無駄遣いがなかなかやめられないあなたに、無駄遣いをやめるための7つの方法を紹介していきます。
これを機に、無駄遣いを減らしてみませんか?
目次
これって無駄遣い?皆が思う無駄遣いランキングベスト3
まずは、世間の皆が思う「これは無駄遣いだったな〜」と後悔した、無駄遣いランキングを紹介します。
あなたが今、何かを欲しくて「これは無駄遣いかな?」と悩んでいるのであれば、このランキングを参考にしてみてください。
なお今回のランキングは、2015年2月にマイナビウーマンが行なったWebアンケートを参考にしています。
マイナビウーマン
1. 高級ブランド品
高級ブランド品は、旅行先や一目惚れで衝動買いしてしまう人が多いようです。
そして、冷静になったところで、「無駄遣いだった・・・」と後悔するパターンですね。
超一流の高級ブランドではないにせよ、あなたも、一度はこのような経験があるのではないでしょうか?
高級ブランド品には、バッグ・財布・靴・洋服などが含まれます。
ついつい衝動買いしてしまいがちな、これらの商品。
それが「今の自分にとって本当に必要か?」を、いちど冷静になって考え直してみましょう。
金額が金額なので、高級ブランド品の無駄遣いはお財布に大ダメージですよ。
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2. バーゲンで衝動買いした商品
いつもは手が出しづらい商品が、おトクに買えるバーゲン。
私もバーゲンは好きですが、バーゲンで衝動買いした商品も、「無駄遣いだった・・・」と後悔する人が多いようです。
冷静になって考えてみれば、バーゲンで衝動買いする商品というのは、「安くなっているから欲しい!」という品物ではないでしょうか?
これは、乱暴な言い方をすれば、「今まで必要なかったけど、せっかくだから買っておきたい」ということ。
今まで必要なかった商品なので、バーゲンで衝動買いすると、無駄遣いだったと後悔する可能性が高そうですね。
3. エステや資格取得費用
エステや資格取得など、いわゆる「自分磨き」に関する費用も「無駄遣いだった・・・」と後悔する人が多いようです。
自己投資のためなら、必要経費と割り切って、ある程度の出費は仕方ないものだと思ってしまいがち。
でもその自己投資が、本当に続けられるものかは、やってみないとわかりませんよね?
エステや資格取得費用を無駄遣いだったと思った人たちは、以下のような理由で後悔したようです。
・エステの効果を感じられなかったけど、なんとなく通い続けてしまった
・資格取得について、課題の提出が面倒になった
・ジムの月謝を払い続けていたけど、結局ほとんど通わなかった
エステやジムなどは、体験コースのようなものも用意されていることがあります。
自分磨きのための自己投資も、まずは体験コースで試してみてからの方がよいかもしれませんね。
無駄遣いの意味とは?
「自分が欲しい商品は、無駄遣いかどうか?」を判断する基準のために、無駄遣いの意味をおさらいしてみましょう。
小学館のデジタル大辞泉には、無駄遣いの意味について、以下のように書かれています。
金銭などを、必要のないことや役に立たないことに使うこと。浪費。
引用:goo辞書 出展:デジタル大辞泉(小学館)
つまり、無駄遣いかそうでないかの基準は、商品にあるのではなく、その商品が自分にとって必要かそうでないかで変わってくるということです。
たとえば、友人の結婚式に着て行く衣装がなくて、衣装を買いに行ったら、たまたまバーゲンだったとします。
無駄遣いで後悔したことランキングに、バーゲンでの衝動買いがありましたが、今回は「友人の結婚式」に必要な衣装を買うので、これは無駄遣いとは言えないでしょう。
今のあなたには、友人の結婚式に着て行く衣装が必要だったのですから。
しかし、バーゲン目当てでお店に行って、「友人の結婚式に着て行けそうな衣装を見つけたから、買った」という場合。
これは、無駄遣いになってしまう可能性が高いでしょう。
基本的に結婚式はひとり1回ですので、場合によっては、結婚式に着て行けそうな衣装を買ってから数年間、友人の結婚式がないことも考えられます。
数年もあれば、衣装の流行も変わるもの。
「友人の結婚式に着て行けそう!」と思って買った衣装も、そのときになったら、なんだか古い印象を持って、結局着ないかもしれません。
そうすると、いくらバーゲンで安く買えた衣装でも、一度も着ずに処分することになります。
これは、無駄遣いと言えるのではないでしょうか?
無駄遣いの意味を再確認すると、今、あなたが欲しいものが無駄遣いになってしまうかどうかが、冷静に判断できそうですね。
無駄遣いをやめる7の方法
ここまでで、無駄遣いに対する意識が、随分変わったのではないでしょうか?
ただ、買い物はやっぱり楽しいし、ストレス解消にもなるので、ついつい衝動買いをしてしまいがちです。
無駄使いをやめるためには、人が買い物を楽しいと思ってしまう理由や、無駄遣いをやめてどうしたいのか?などを考えるとよいでしょう。
ここからは、無駄遣いをやめる具体的な7つの方法について、紹介していきます。
1. 買い物が楽しい理由を知る
人が買い物をするとき、脳内にドーパミンとβエンドルフィンという物質が分泌されます。
ドーパミンは快楽や幸福感をもたらし、βエンドルフィンは気分の高揚や多幸感をもたらす物質です。
人が買い物に行き、「これ欲しいな〜」と欲求を抱いたとき、脳内にドーパミンが分泌されます。
そして、実際に商品を購入すると、購入したという体験により、今度はドーパミンとβエンドルフィンが脳に分泌されます。
つまり買い物に行った時点で、脳内にドーパミンが分泌されているので、実際に買わなくても、幸福感が得られるのです。
そして実際に商品を購入したら、ドーパミンとβエンドルフィンによって、頭の中は幸福感と多幸感でいっぱい。
買い物が楽しい理由は、こうした脳の働きによるものなのです。
このように、買い物は生理的に楽しく感じてしまうものだという予備知識があれば、無駄遣いしそうなときも冷静になれるかもしれませんね。
2. 買いたいと思っているものは、自分に本当に必要かを考える
先ほど「無駄遣いの意味とは?」でもお伝えしましたが、あなたが今買いたいと思っているものは、あなたにとって本当に必要なものかを考えましょう。
あなたが欲しいと思っているその商品。
本当に、今必要ですか?
なんの迷いもなく「必要だ」と言えるのであれば、それは無駄遣いにはならないでしょう。
きっとその商品は、あなたにとって必要なものです。
でも、もしはっきりと「必要だ」と言えないのであれば、欲しい理由と必要ない理由を分けて、書き出してみましょう。
「バーゲンで安くなっていた結婚式の衣装」であれば、以下の表のように分析してみます。
欲しい商品 | 欲しい理由 | 必要ない理由 |
結婚式の衣装 | 綺麗なものが安いから | 結婚式の予定がない |
このように、欲しい理由といらない理由を書き出してみると、今の自分にとって本当に必要かどうかを、冷静に判断できるでしょう。
衝動買いが多い場合は、スマホのメモに書き出してみてもよいかもしれませんね。
3. 無駄遣いをなくしてお金を貯め、どうしたいのかを考える
無駄遣いをなくすには、無駄遣いをなくした後の将来を考えておくのも効果的。
無駄遣いをなくせば、そのぶん節約になりますし、貯蓄に回せる金額も増えるでしょう。
そして、節約できたお金でどうしたいのかを考えておくと、無駄遣いをなくせる可能性が上がります。
たとえば「老後のための貯蓄にまわす」でもよいですし、「両親を旅行に連れて行く」でもよいでしょう。
ポイントは、具体的で長期的な目標を考えること。
具体的であるほど、日々のストレスや忙しさを言い訳にしなくなりますし、長期的であるほど、挫折しにくくもなるからです。
本心から強く「そうしたい」と思える目標を考えることで、衝動買いなどの無駄遣いは減るでしょう。
無駄遣いは、本心から思う目標を邪魔するものですからね。
4. 無駄遣いして後悔した場面を思い出す
無駄遣いがやめられないと悩んでいる場合は、無駄遣いをした場面を思い出してみてください。
過去の経験をもとに「反省」をしましょう。
あなたが無駄遣いをしたとき、あなたはこんな状態ではありませんでしたか?
寝不足だった
寂しさを感じていた
精神的・肉体的に疲れていた
興奮していた
このような状態のとき、ひとは正常な判断ができないもの。
今後もし、以前あなたが無駄遣いをしてしまったときと同じような状態になったときは、買い物をしようとする自分を、いちど見つめ直してみましょう。
過去の過ちを、繰り返さないようにしたいですね。
5. 日頃からストレスを解消しておく
ストレスから衝動買いをしてしまったという声は、よく耳にします。
先ほどもお伝えしたとおり、買い物をすることで脳内に幸福感や多幸感をもたらす物質が分泌されるため、ストレスが溜まったから衝動買いをしたというのは、人の自然な反応でもあるのです。
脳が、ストレスから自分を守ろうとしているとも言えます。
ただ、ストレス解消は、買い物以外でもできます。
たとえば、好きな音楽を聞くのもよいですし、散歩をして緑を見に行くのもよいでしょう。
お風呂にゆっくり入ったり、早めに布団へ入ったりするのもよいかもしれません。
あまり自分を刺激しないような方法で、日頃からストレスを解消しておきましょう。
日頃からストレスを管理しておくことで、脳はストレスから自分を守ろうとしなくて済みますので、衝動買いなどの無駄遣いも減るでしょう。
6. 財布には必要な分だけのお金を入れておく
財布には、その日から数日の間に必要な分だけのお金を入れておくことも、無駄遣い対策に効果的です。
この方法は、無駄遣いしてしまいがちなあなたを、物理的に無駄遣いできない環境に追い込むというもの。
お財布に5千円しか入っていないのに、2万円の靴は買えませんよね?
クレジットカードも、極力持ち歩かない方がよいでしょう。
現金がなくても、クレジットカードで支払いができる環境であれば、誘惑に負けて使ってしまいますからね。
どうしても衝動買いが抑えられないという場合は、「物理的に買い物ができない環境」をつくり出すのも、無駄遣いをやめるための方法として効果的です。
7. 自分で稼いでお金の価値を知る
自分でお金を稼いで、お金の価値を知るというのも、無駄遣いをやめるための方法のひとつ。
「毎日会社へ行って、お給料をもらっているから自分で稼いでいるし・・・」
という話ではありません。
あくまで、自分の力だけで稼ぐということです。
今は社会的に副業が認められつつある風潮ですので、副業でお金を稼いでみるのも、ひとつの手。
会社に行ってお給料をもらっているとわかりにくいのですが、自分でお金を稼ぐというのは、想像以上に大変なことです。
会社員として、会社の名前を使って稼ぐ1万円と、自分の力だけで稼ぐ1万円。
この両者の重みは、天と地ほどの差があります。(もちろん会社員も大変ですが)
それほどの差がありますので、自分の力だけでお金を稼ぐと、お金のありがたみというか、価値を知ることができます。
お金の価値を知ることができれば、おのずと買い物にも慎重になるでしょう。
結果として、衝動買いや無駄遣いも減るはずです。
こちらの記事も参考にしてください。
まとめ
今回は、みんなが無駄遣いと思っているものと、無駄遣いの意味、無駄遣いをやめるための7個の方法を紹介しました。
今回の記事の中で、「買い物をすると生理的に嬉しくなる」ということがわかったかと思います。
そしてその生理的な反応は、ストレスから自分を守るためのものでした。
日頃からストレスを溜めず、お金の価値を知っていれば、衝動買いなどの無駄遣いは減るでしょう。
無駄遣いが減れば節約になりますし、貯蓄などもっと大切なことにお金を使えるようになります。
将来のことを考えると、無駄遣いより貯蓄の方が大切ではないでしょうか?
今回紹介した7つの方法を参考にして、ぜひ無駄遣いを減らしましょう。
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