中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証

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ドメインパワーを引き継げると言われる中古ドメインを使う場合、上位表示されるのが早いと期待しているアフィリエイターやWeb担当者も多いかもしれません。アフィリエイトで報酬アップしたい、アクセスを増やしたいと考えるなら、新規ドメインより早く上位表示の可能性がある中古ドメインを使いたいと思いませんか?

しかし、中古ドメインの具体的な使い方も買う方法もよくわからず、効果があるかも分からない。もしかするとブラックSEOとして「中古ドメイン」に対して怪しげなイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな中古ドメインの効果や選び方・探し方を解説し、さらに実際に62個の中古ドメインを取得して、それぞれのサイトのキーワードに対する順位を1ヶ月間に渡り計測した結果と、全体のアフィリエイト成果をお見せいたします。

※中古ドメインを自分で探す方法
下記noteの記事で中古ドメインを自分で探す方法を解説しています!興味のある方はぜひチェックしてください。
お宝ドメインをザクザクGET!!自分で出来る中古ドメインの探し方を徹底解説

中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証

目次

中古ドメインとは

中古ドメインとは
中古ドメイン(オールドドメイン)とは、別のサイトで使用されていたドメインが更新期限切れや更新忘れなどにより失効したドメインのことです。

ドメインは、使用期限が切れると元のドメインの持ち主から所有権がなくなるため、第三者でもそのドメインを取得して使用することができます。元々使用されていたドメインは、既に検索エンジンから評価を受けている可能性があるため、そのドメインを中古ドメインとして取得し使用することで、新規ドメインと比較すると時間をかけずに上位表示することも可能です。

しかし、現在でも中古ドメインに効果があるのか不安という方もいるかもしれません。中古ドメインには、当たりのドメインを引けば早い時期に上位表示されやすいメリットもありますが、反対に正しい知識なしで運用する場合、上位表示できない可能性もあります。

中古ドメインを使用するかどうか決める前に、まずは中古ドメインの特性について勉強しましょう。

中古ドメインの効果

中古ドメインの効果
最初に中古ドメインがなぜ「SEOに有効」といわれるか見ていきましょう。

中古ドメインがSEOに効果があるとされる2つの主な理由
新規ドメインに比べて中古ドメインが良いといわれる主な理由は以下の2つ。

1.ドメインパワーを引き継ぐことができる
2.被リンク資源を引き継ぐことができる

1.ドメインパワーを引き継ぐことができる

Googleは2014年ころまで「ページランク」という仕組みを採用していました。ページランクは一般公開されていたため、スコアの高いドメインを所有すれば上位表示させることが可能でした。この仕組みは現在では廃止されましたが、検索エンジン内部にはまだランク付けする仕組が残っていると考えられています。

中古ドメインのドメインパワーは、ページランクの廃止後も様々なSEO調査ツールで、近似値を出すためにドメインパワーを計測するための独自スコアを算出しています。中古ドメインは、ドメインパワーを引き継げるため現在でもドメインパワーが高いと思われるドメインを取得すれば、サイトを素早く上位表示できる可能性があるのが基本的な考え方です。

後ほど説明しますが、ドメインパワーの確認は、現在でもSEO調査ツールを使用して高い精度でチェックすることができます。

2.被リンク資源を引き継ぐことができる

SEO効果が考えられる要因の1つに「バックリンク(被リンク)」があります。

Googleはユーザーに役立つ良質なコンテンツを上位表示させるため、コンテンツを判断する指標の1つとして被リンクの質と数を重視しています。
自分の役に立つサイトや記事があればお気に入りに追加したり友人に紹介するように、人の役に立つコンテンツは自然とシェアされ被リンクが増えていくものです。

中古ドメインはこうした被リンク資源を初めから引き継げる点も、SEOに効果があるとされる理由です。こうした背景から多くのアフィリエイターがSEOを実践してきましたが、近年はGoogleの技術革新とともに悪質なリンクを送ると順位下落となるペナルティを受ける機会も多くなりました。

中古ドメインで注意してほしい点は、検索エンジンからのペナルティなど過去のマイナス評価も引き継いでしまうため、中古ドメインを用いたSEOは上手くいかないこともあるということです。

この他にもドメインエイジ(ドメイン運用の長さ)を引き継げる、エイジングフィルター(新規ドメインがGoogleから正当に評価されるまでの時間的な壁)が外れているなど、新規ドメインと比べると様々な違いがあります。

中古と新規どちらを選択すべき?

中古と新規ドメインのどちらを選択

中古ドメインと新規ドメインのどちらを選択すべきか、使用目的や使用する状況から考えてみましょう。

中古ドメインのメリット・デメリット

中古ドメインはメリットだけでなく、デメリットも存在します。中古ドメインの両方の特性をしっかりと認識したうえで、正しく中古ドメインを運用していきましょう。

中古ドメインのメリット

  • 過去の運用履歴があるため検索エンジンに評価されている可能性がある
  • 最初からリンクが貼られている
  • 上位表示が早い場合がある
  • 当たりの中古ドメインが出た時の報酬の爆発力が高い
  • サテライトサイトにも活用できる

中古ドメインのデメリット

  • 過去にペナルティを受けている場合がある
  • ドメイン選定作業が初心者には難しい
  • 業者から購入する場合はドメイン費用が高い
  • インデックスされないドメインもある
  • すべてのドメインが上位表示される訳ではないので7~8割は外れることもある
  • リンクが外されたり、ドメインパワーの指標となる数値が下がることがある

中古ドメインの使用目的

中古ドメインを使用する主な目的は、以下の二つです。

  • メインサイトに使用する
  • サテライトサイトに使用する(被リンク資源)

メインサイトとは、上位表示させたいサイトのこと。優良な中古ドメインを使用することで、新規ドメインより早く検索結果でサイトの順位を上げられる可能性があります。

サテライトサイトというのは、メインサイトにリンク供給をするために用意されたサイトのことです。「バックリンクサイト」や「衛生サイト」などと呼ばれることもあります。サテライトサイトのドメインパワーは、高い方が効果が高いとされるため、中古ドメインはメインサイトのリンク資源としてサテライトサイトに使用されることも多いです。

中古ドメインは、順位が付かない場合やGoogleからペナルティを受けている場合もあります。中古ドメインを使用するかどうかは、デメリットも把握したうえで選択しましょう。

アフィリエイターの場合

アフィリエイターによる中古ドメインのよくある使い方として以下の方法があります。

  • 中古ドメインをメインサイトとしてペラサイトを量産する方法
  • メインサイトは新規ドメインで、サテライトサイトに中古ドメインを利用する方法

稼いでいるアフィリエイターの場合、中古ドメインを優良な被リンク資源としてサテライトサイトに使用する人もいます。

近年は、自作自演リンクを使用しないSEOでじっくりとメディア運営をしていくという方法が広まっているためか、オウンドメディアと呼ばれる大型のメディア運営や、特化サイトに中古ドメインを使用している例はあまり見かけません。

目的別のドメインの使用方法

まとめると、目的別に中古ドメインの運用を考えるなら、以下のような使い方がおすすめです。

アフィリエイター

  • ペラサイトは中古ドメインでの量産が向いている
  • 大型メディアの場合は、新規ドメインでじっくりと育てる
  • サテライトサイトには良質な中古ドメインを使用する

企業

  • 会社のコーポレートサイトやブログなどは新規ドメインを使用する

企業のコーポレートサイト等の場合、中古ドメインはあまりおすすめではありません。自分(自社)の目的に合わせた運用をおこなうのが大切です。

中古ドメインの正しい選び方と基準値

中古ドメインの正しい選び方と基準値

SEO効果が出やすい中古ドメインの特徴として、以下の2つが挙げられます。
この2つをクリアすることで、SEO効果の高い可能性が高まります。

  • ドメインパワーが大きい
  • 手動ペナルティを受けていない

手動ペナルティは、ドメイン取得後にGoogleのサーチコンソールというツールに登録しない限り、正確には確認することができません。

ペナルティのリスクを減らすために、中古ドメインに送られている「被リンク数」を参考にします。被リンク数が多すぎる場合、そのドメインはスパム的な使い方をされていた可能性があります。

被リンク数とドメインパワーを調査する

ドメインパワーと被リンク数は、各種SEO調査ツール(無料・有料あり)を使って自分で調べることができます。調査ツールは以下のサービスが有名です。

Ahrefs
ahrefs

MOZ
MOZ

Majestic
Majestic

上記の中でもおすすめは、ahrefsの有料プランです。各種SEO調査ツールの中では、最も高い精度で被リンク数のチェックが可能であり、ahrefsが独自で定めるドメインパワーを表す指標(ドメインランク)の確認もできます。
※ahrefsは無料で使用できるプランもありますが機能に制限があります。

各種SEO調査ツールを使用してドメインを精査する場合、ツールごとに目安としておすすめの調査項目は以下です。

  • ahrefs:DR(Domain Rating)
  • MOZ:DA(Domain Authority)
  • Majestic:トラストフロー

ドメインを探す際の数値として、ahrefsのDRなら15以上、MOZのDAなら10以上、Majesticのトラストフローなら10以上といった数値を目安に中古ドメインの精査をおこなっていくと、質の高いドメインを見つけやすくなります。

ペナルティを受けた中古ドメインを避けるには

中古ドメインを取得する場合、まれに検索エンジンからペナルティを受けているドメインを購入してしまうことがあります。

このようなドメインは、取得前にペナルティの有無はわからないため、購入前にドメインの精査をしっかりと実施することでペナルティのリスクを下げることができます。

WayBack Machineを活用する

数値を元にした判定でも外れドメインを引く確率を減らすことができますが、これに加え目視でドメインの過去の運用履歴をチェックすれば、さらに高い精度で判断することが可能です。

ドメインの過去の運用履歴をチェックできるサービスは以下が有名です。

WayBack Machine
WayBack Machine

このツールは、過去のドメインのアーカイブが無料で閲覧できます。

こうしたツールで購入前にドメインの過去の運用をチェックしていきます。例えば、過去にアフィリエイトサイトやR18向けサイト等として運用されていたドメインの場合、スパムサイトであったりペナルティを受けているリスクがあるため取得しないほうがいいです。

逆に公共機関のサイトや学校などアカデミックなサイト、アーティストの公式サイト、昔に公開されていた映画のキャンペーンサイトなどであった場合はスパムの可能性は低くなります。

「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました」と表示されたら

中古ドメインを取得後にサイトを作成してアップロードしたあとに、ブラウザに以下のように「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました」と表示されることがあります。

アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました

このメッセージは、過去の運用履歴の中でサイトを改ざんされマルウェアを仕込まれた経緯があった際に、マルウェア対策団体のブラックリストにドメインが登録されることで表示される警告メッセージです。

「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました」の解除方法

上記のメッセージの解除方法としては、以下のサイトより申請をおこないマルウェア対策団体「StopBadware.org」のブラックリストから外してもらうことで解決可能です。

中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証
stopbadware

1)上記サイトにアクセスしたら、赤枠の箇所にエラーメッセージの表示されるドメイン名を入力して「Search」をクリックします。

2)次の画面でブラックリストに該当ありの場合には、メールアドレスの入力欄が2箇所表示されるので、「Email address」と「Confirm email」の欄に所有の同じメールアドレスを入力します。

3)「Reason for requesting review」の欄は、[I’ve removed all badware and fixed the vulnerability that allowed it to be placed on my site]を選択、「I agree to the Terms of Service」(利用規約に同意します)をチェックを入れて「Submit(送信)」をクリックすれば完了です。その後、審査結果を通知するメールが届けば解除完了になります。

取得した中古ドメインがペナルティを受けていた場合の対処法

購入したドメインが

  • サイトをアップロードしてもなかなか検索エンジンにインデックスされない
  • 上位表示されず狙うキーワードでずっと圏外にいる

上記のような症状の場合、過去にペナルティを受けた中古ドメインの可能性があります。

中古ドメインがペナルティを受けているか調べるには、まずはGoogleサーチコンソールに登録して手動ペナルティの有無を確認してください。

もしペナルティを受けたドメインの場合、Googleのガイドラインに準拠した新しいサイトに改善したことをGoogleに伝えるため、サーチコンソールより再審査のリクエストを送ってみましょう。

Googleペナルティの詳しい確認と解除方法は、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

【2020最新版】中古ドメインの探し方と取得方法

中古ドメインの探し方と取得方法

中古ドメインの取得方法は大きく分けて以下の2つです。オークションなど他にも方法はありますが、初心者には以下の2つがおすすめです。

  • ドロップキャッチ(自分で取得)
  • 中古ドメイン販売業者から購入する

以下にそれぞれの取得方法について解説します。

中古ドメインを無料で取得する方法

中古ドメインを無料で取得するには、ドロップキャッチと呼ばれる方法があります。

ドロップキャッチ

ドロップキャッチは、期限切れドメインを自分で探して取得する方法です。中古ドメイン販売業者に依頼する場合に比べると、手数料がかからないため新規ドメインと同じ値段で取得が可能です。

世界では毎日数万個のドメインが期限切れになるため、そういった所有権の切れたドメインを自分で探して取得します。期限切れドメインの検索ツールは無料で使える以下のサービスがオススメです。

Expired Domains
Expired Domains

Expired Domainsを利用すれば、条件を指定して期限の切れたばかりの中古ドメインを集めることができます。抽出したドメインリストを、バリュードメインやムームードメインなどの任意のレジストラで取得可能なものだけ選別して利用することもできます。
※この時点では購入せずに検索だけでOK

ただし、期限切れになったドメイン=不要なドメインの場合も多く、この時点では粗悪なドメインも紛れています。逆の立場で考えれば分かりますが、本当に価値のあるドメインであれば簡単に手放したりしないものです。

結果的に高確率で当たりを引けるようにドロップキャッチを実践するには、ahrefsやMOZといったドメイン精査ツールを利用してより細かいチェックが必要です。

トップレベルドメイン別のドロップ時間

トップレベルドメイン(TLD)とは、ドメイン構成要素である「.com」「.net」「.jp」などにあたる文字列を指します。各トップレベルドメインごとにドロップされる時間帯は、それぞれ以下のように異なります。

  • .com AM3:00~AM7:00
  • .net AM3:00~AM7:00
  • .biz AM2:30~AM3:00
  • .info  PM8:30~PM9:00
  • .mobi PM0:20~PM1:30
  • .me AM11:30~PM0:00

※ドロップされる時間は変動することもあるので、あくまで目安としてください。
いち早くドロップされたドメインを精査したい場合、上記時間帯を参考にドメイン情報を取得するのがおすすめです。それぞれのドメインが放出される少し前の時間からパソコンの前で準備しておきましょう。

中古ドメインを有料で取得する方法

自分で探してもなかなか良いドメインを取得できない場合、中古ドメイン販売業者から有料でドメインを取得するという方法があります。

中古ドメインの相場をチェック

通常、新規ドメインは1,000円前後で購入することができます。対して中古ドメインは業者から購入すると手数料が上乗せされるため3,000円~5,000円が一般的な相場です。

なかには数万円する非常に高額な中古ドメインも存在しますが、必ず上位表示が約束されている訳ではないため、始めは自分の予算や状況に合わせて選ぶのがおすすめです。

人気の中古ドメイン販売業者

中古ドメイン販売業者は一見値段が高く感じますが、専門家が中古ドメインを精査しているため外れドメインを引く確率が減少します。

サイト運用の規模にもよりますが、中古ドメインを探す時間(人件費)や有料ツールの契約料、外れドメインのコスト等を考えると、初心者は業者に依頼したほうが結果的にコストを抑えられる可能性が高いです。

中古ドメイン販売会社では、以下のようなサービスが有名です。

中古ドメイン販売屋さん
中古ドメイン販売屋さん(通称ラッコさん)

アクセス中古ドメイン
アクセス中古ドメイン

ウルフドメイン
ウルフドメイン

中古ドメインの運用には、想像以上に時間やお金が必要などのコストがかかります。そのうえでコストに見合った効果が得られるかどうかは、後ほどの検証結果でお伝えしていきましょう。

中古ドメインを購入する際のおすすめレジストラ

良いドメインを見つけた後に、実際に中古ドメインを取得するには、レジストラ(ドメイン取得会社)を利用します。

日本では以下のサービスが有名です。

バリュードメイン
バリュードメイン

ムームードメイン
ムームードメイン

お名前ドットコム
お名前ドットコム

中古ドメインを買いたい人は、上記のどのレジストラでも購入することができます。と言っても、レジストラが「中古ドメイン」サービスを展開しているわけでは無いので注意してください。

例えば「hukugyou.com」という文字列の中古ドメインの場合、このドメインを取得すれば中古ドメインを取得したことになります。

ですから、稀に「新規ドメインと思って取得したドメインが実は中古ドメインだった」なんてこともあります。「このドメイン中古ですよ」とは記載されていないのに不思議かもしれませんが、基本的に中古ドメインも新規ドメインも取得方法は同じです。

レジストラを活用したドメイン管理の裏ワザ

中古ドメインを大量に購入すると、大変になるのがドメインの管理です。どのドメインも基本的に購入から1年後に契約更新の時期を迎えるため、ドメインを多数持っている場合には、購入時にドメインの自動更新設定はオフにしておくことを推奨します。

そのうえで、あらためて契約更新日が近くなったら、ドメインを捨てるのか、それとも更新するのか確認して更新作業をしていきましょう。

※レジストラで自動更新設定がONになっている場合、バリュードメインはドメイン更新期限の60日前、ムームードメインは30日前になると、それぞれ自動更新される仕組みになっているためご注意ください。

レジストラのおすすめはバリュードメインです。バリュードメインでは、ユーザー間のドメイン移動が管理画面から簡単にできるため、ドメインを多数持っている場合、バリュードメインのアカウントを2つ作成して分けて管理するということができます。

☆バリュードメインのアカウント作成例

1)自動更新用アカウント
・・・収益の上がっているドメインや大事なドメインを保管
自動更新設定:ON

2)いらないドメイン用アカウント
・・・収益のあがっていないドメインはこのアカウントに移動して集約しておく
自動更新設定:OFF

ドメインを多数保持している場合、このようにバリュードメインのアカウントを2つに分けて上記のように運用すると管理しやすいのでおすすめです。

中古ドメイン運用のQ&A

運用のQ&A

中古ドメインの運用でよくある疑問をまとめて解説します。

高い中古ドメインほど当たりやすい?

中古ドメインは必ずしも高額だから絶対に上位表示できるという訳ではありません。3,000円~5,000円くらいの手頃な価格で購入した中古ドメインでも、上位表示に成功することはよくあります。

ただし、値段が高額な中古ドメインの方が各指標の数値の良いドメインのため、上位表示される可能性は高いと考えられます。

サーバーのIP分散は必要か?

メインサイトのサテライトサイトとして中古ドメインを使用する場合、同一サーバーから多数のリンク供給をおこなうと、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。

そのため、ひとつのメインサイトに対して5本以上リンク供給をしていく場合、サテライトサイトのドメインの設置サーバーは分散するのがおすすめです。

レジストラの分散は必要か?

レジストラまでGoogleは見ていないという意見もありますが、リスクヘッジを最大限におこなう場合は分散するといいでしょう。

また、同じTLD(トップレベルドメイン)でも、レジストラによってセールで価格が異なることも多いです。そういったセールをうまく利用して、価格が安い時期にドメインを購入するためにレジストラを使い分ける方法もあります。

メインサイトかサテライトサイトか?

「中古ドメインを購入したらメインサイトとサテライトサイトのどちらに使用したら良いですか?」
この質問は中古ドメインでよく聞かれます。

正解はどちらでもOKですが、おすすめなのは最初はメインサイトとして早期の上位表示が実現可能かテストをすることです。

そして、ある程度の期間コンテンツを追加したり、SEOを実践しても上位表示できなかった中古ドメインの場合には、サテライトサイトとして活用していきます。

中古ドメイン購入後の注意点

中古ドメイン購入後の注意点
ここでは中古ドメイン購入後によく聞かれる質問や注意点をまとめてみました。

中古ドメインのSSL化は必要?

「中古ドメインを購入したら、httpsに設定してSSL化した方がいいでしょうか?」

中古ドメインで使用しているサーバーがSSLに対応している場合には、SSL化して設定することをおすすめします。常時SSL化はGoogleも推奨しており、SSL化されていないサイトの場合、ブラウザに警告が表示されるデメリットがあります。

無料でSSL化できるおすすめのサーバーは、エックスサーバー・コアサーバーなどがあります。これらのサーバーであれば、ドメイン設定時に無料で簡単にSSL化も可能です。

※WordPressのSSL化についてはこちらのページも参考にしてください。

中古ドメインのSEO効果を1ヶ月検証してみた

SEO効果を1ヶ月検証
中古ドメインは効果ある、効果ないと意見が食い違っていることもしばしば。本当はどうなのか知りたいですよね。
今回は、月刊副業編集部で実際に中古ドメインを大量に使用してアフィリエイトで成果をあげることができるか検証してみました。企業やメディア運営者には参考にならないかもしれませんが、あくまで中古ドメインの効果の判断材料の1つとしてお使いください。

検証の目的と計画

目的

  • 中古ドメインのSEO効果の検証
  • アフィリエイト報酬によるリターンが上げられるか

計画
対象ドメイン数:62個
計測期間:2017年10月8日~2017年11月8日(1ヶ月間)

初期サイトとしての役割を果たすためにタイトルと狙うキーワードを入れたh1を設定します。それに加えて初期テキストを2,000~3,000文字程度で記載しました。

実際の順番は以下の通りです。

中古ドメイン取得

サーバー設置

タイトル&h1を対策

簡易テキスト2,000文字程度をアップロード

各ドメインの順位計測

改善できるコンテンツからコンテンツ作成。

一ヶ月の順位計測結果

62個のドメインに初期サイトを一斉にアップロードしその後一ヶ月間順位の計測を行いました。その結果以下のような表にまとまりました。

この状態では分かりにくいので下でもう少し見やすくまとめますね。

中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証

この順位計測結果をさらに1位~10位、11位~30位、31位~50位、51位~100位、圏外の5
段階に当てはまるドメインに分けてそれぞれの個数をカウントしました。

その結果以下のような状態になりました。実は、下の結果を見ると分かるかもしれませんが、この1ヶ月間、それぞれ範囲においてドメインの個数はあまり変化がありませんでした。

上の細かい順位チェックを見ても分かりますが、中古ドメインは早いものでは公開の翌日から結果が現れます。そしてそのまま放置した場合でもほぼ順位は変わりません。もちろんはからずも上位表示されてしまったドメインはメンテナンスをしないと圏外にふっ飛ばされたりします。

それでも、この新規ドメインにはないスピード感をお分かりいただけるでしょうか。これが中古ドメインの魅力の1つ。

例えば、一ヶ月に10万円報酬が出せるサイトがあった場合、上位表示するのが半年遅れただけで60万円の損失ですよね。まだ、報酬を上げたことがない人は実感が無いかもしれませんが、この理屈からスピード感が重要だということがお分かりいただけるかと思います。

中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証

 

各範囲内の期間内の平均個数と全体に占める割合をまとめてみました。

1位~10位→期間平均1.0個(2%)
11位~30位→期間平均5.9個 (10%)
31位~50位→期間平均10.8個(17%)
51位~100位→期間平均10.7個(25%)
圏外→期間平均28.6個(46%)

これを見ると、中古ドメインだけで効果があるか判断するのは微妙な結果かもしれませんね。およそ3割の中古ドメインが50位以内に入りましたが、50位だとアクセスはほぼ来ませんよね。

中古ドメインの要因だけでマネタイズに値するSEO効果が得られるのか。このテーマの回答は、上記の結果を見た方の判断におまかせしたいと思います。

ただ、中古ドメインを使用する方の目的はほとんどの場合、報酬にあるかと思います。

SEO効果のあるなしの判断に関わらず、プレイヤーのテクニック次第で報酬という結果をコントロールできるかどうかをお伝えします。

一ヶ月アフィリエイトに取り組んだ結果

アフィリエイトに取り組んだ結果

これらの中古ドメインを使って一ヶ月アフィリエイトに取り組んで見ました。
報酬画面のキャプチャは以下の通り。

中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証

 

最終的に1ヶ月という短い期間でも66,541円の成果を上げることができました。報酬の上がった日にちと合計金額は以下の通りです。

10月16日 4153円
11月20日 11,633円
10月23日 19,113円
10月25日 26,593円
10月27日 34,073円
10月28日 38,226円
10月31日 44,101円
11月1日 51,581円
11月2日 59,061円
11月2日 66,541円

初報酬まで半年かかるなんて言われるアフィリエイトですが、中古ドメインとノウハウがあれば1週間ほどで報酬が上げられることがわかります。

アフィリエイトに取り組んでわかった3つのこと

アフィリエイトに取り組んでわかった

1.効果があるなしの判断が難しい

実際に中古ドメインを取得した後に効果があったのか(継続して使用すべきなのか)なかったのか(捨てるべきなのか)の判断が難しい。というか、最終的には主観になってしまいます。

この理由は検索結果の順位決定要因が、自分側の要因だけで決まるわけではないということです。実際に順位決定はそのキーワードに既に上位表示されているライバルサイトの強さに依存します。ですから、順位がついたつかなかったは結局結果論でしか無いのです。

同じ中古ドメインでも、あるキーワードでは使用した場合は3位に行くけれど、あるキーワードで使用した場合は圏外なんてことも考えられます。

つまり報酬を上げる場合、中古ドメインの要因以外に「キーワード選び」の技術が別に必要になってきます。

キーワード選びを無視して、運用してしまった場合結果的に上位に表示された場合は良いかもしれませんが、順位がつかなかった場合にそのドメインを捨てるのか運用を続けるのかの判断は難しいです。(見込みのないドメインを育て続けること自体が、多くの時間を無駄にします)

ちなみに、この現象を打破する方法としてアフィリエイターは同一キーワードに複数の中古ドメインを使用する戦略を取ったりします。

2.中古ドメインの運用は一気に拡大しない

今回62サイトを一日にアップロードしましたが、1ヶ月作業しても結果的に作り込めたサイトは3サイトくらいしかありませんでした・・・

本気で報酬を作り込もうとした場合、一サイトの作成に1週間以上に時間を必要とします。ですから、現実的に考えて自分の作業時間が追いつく範囲での運用をする必要があります。

今回はありませんでしたが、上位表示したコンテンツがその検索結果に見合わない場合、順位が下降することも考えられます。ですから、まず5個くらい使用して経過を見ながら徐々に拡大していくのがいいでしょう。

3.結局大事なのはコンテンツ

当たりの中古ドメインを引けば、素早く成果を出せる可能性があるのは本当です。しかし、大事なのはその先。

そこからさらに順位を上げて実際にアクセスを集めて多くの成約を獲得するにはコンテンツ力が必要不可欠です。

実際、今回私が報酬を上げたサイトはたったの2サイトだけでしたがその2サイトに関しては徹底的に作り込みました。

たった2サイトでもキーワードを選んで、コンテンツを作り込めば中古ドメインに投資した以上の報酬を得ることも可能だということです。

検証結果

以上をまとめると

・2017年現在、中古ドメインのSEO効果はある(反論の余地あり)
・中古ドメインの運用は一気に拡張しすぎてはいけない
・コンテンツとキーワード選びが重要
・運用次第で投資額以上の報酬を上げることも充分に可能

ということがわかりました。

まとめ

今回は中古ドメインについて、基本知識の解説と実際に効果があるか、アフィリエイトで報酬が出せるかの検証をおこないました。今後に役立ててくださいね。

アフィリエイトに本格的に参入したい人がはじめに知るべき稼げるジャンルは以下の記事にまとまっています。よろしければ参考にしてください。

【2022年最新版】アフィリエイトジャンル全67選!ASP担当監修

また、中古ドメインの効果を最大にするためには、コンテンツの質が重要です。
良質なコンテンツあってこそ、中古ドメインの威力が十分に発揮されます。

中古ドメインを活用してアフィリエイトで成果を上げるためには、正しいコンテンツの作り方も知っておく必要があります。
正しいコンテンツの作り方は以下の無料講座で紹介していますので、こちらも参考にしてください。

↓ 正しいコンテンツの作り方が学べる無料講座 ↓

中古ドメインの効果や探し方を詳しく解説!SEO効果も1ヶ月検証

AMC会員専用の中古ドメインサービスもおすすめ

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AMCでは、会員のみが利用できる中古ドメインサービスも提供しています。
この中古ドメインサービスでは、高品質のドメインをリーズナブルな価格で提供して、会員さんからも好評をいただいています。

「中古ドメインを使って上位表示を実現したい!」という方は、AMCに参加された際には、ぜひ一度この中古ドメインサービスもお試しいただければと思います。

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