仕事の持ち帰りが終わらない!家で残業しない方法5選

仕事 持ち帰り

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以前から、社会的問題になっており、実態が見えてこない問題が「仕事の持ち帰り」です。仕事量や人員配置は以前と変わらないのに、定時で仕事を切り上げなくてはならなくなり、今までよりも苦しく感じている人もいると思います。

仕事の持ち帰りが増えるとどのようなデメリットがあるのでしょうか。原因や対策を考えてワークライフバランスのとれたサラリーマン生活を送りましょう。働き方改革により残業がしづらくなった今だからこそ、この「仕事の持ち帰り」について考えていきたいと思います。

仕事を家に持ち帰るデメリット

仕事持ち帰り デメリット

最初に断言します。仕事を家に持ち帰ることに何もいいことはありません。ここでは、持ち帰り仕事がいかにデメリットだらけかを説明したいと思います。

1.家には多くの誘惑がある

家は自分にとってのリラックススペースなので、テレビやスマホ・ゲーム・お菓子・お酒など多くの楽しみがあります。そんな中に仕事を持ち込んで、終始集中して取り組める人は皆無でしょう。ほとんどの人は、ダラダラ仕事をすることで、職場では30分で終わるようなものが、2時間かかったり、最悪の場合まったく終わらなかったりすることもあり得るのです。

2.持ち帰り仕事が常態化してしまう

「どうせ終わらなかったら家に持ち帰ればいい」という意識が少しでも頭にあると、仕事に対しての本気度が弱まってしまいます。このような考え方だと、職場内で仕事を終わらせようという目標を立てることはなく、安易に仕事を残してしまうのです。この負のスパイラルに陥ってしまうと、持ち帰り仕事が常態化してしまい、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

3.休養がとれず体調を崩す

仕事の疲れを癒すべき家での時間に仕事を続けてしまうと、長時間労働につながり、疲労がたまり体調を崩すことになります。通常、会社で行う残業については、タイムカード等で長時間労働の実態が分かるものがですが、家に持ち帰る仕事については会社が認識していないことが多いので、長時間労働を証明しづらくなります。その結果、自分が体調を崩しても、会社は責任逃れをして助けてくれないという最悪のパターンにつながる可能性もあるのです。

4.プライベートな時間が無くなる

少しくらいプライベートの時間が削られても仕方ないと思う人がいるかもしれませんが、「ワークライフバランス」という言葉がある通り、生活と仕事には相乗効果があると考えられています。自分の趣味に費やす時間や、子どもと一緒に遊ぶ何気ない時間などが、気づかない間に仕事に良い影響を与えているのです。仕事へのモチベーションを維持するためにも、家での貴重なプライベートな時間は常に確保しなくてはなりません。

5.情報漏洩の危険性が増える

会社で使用しているパソコンはセキュリティ対策がしっかりとられているので、情報漏洩の危険性は低く抑えられています。一方、家で使用するパソコンの場合、無線LANの設定やウイルス対策などが不十分でセキュリティが甘いことが多く、そこから大切な情報が抜かれてしまうリスクがあります。また、データを保存したUSBや紙の書類などを会社と自宅の間で紛失してしまうケースも考えられるので、重要な仕事ほど家に持ち帰るべきではないといえるわけです。

持ち帰り残業の理由や違法性は?

持ち帰り残業 違法性

デメリットしかない仕事の持ち帰りですが、人はなぜしてしまうのでしょうか。また、持ち帰り残業自体は法律で禁止されてはいないのでしょうか。ここでは、持ち帰り残業の理由や違法性について考えてみたいと思います。

持ち帰り残業の理由

理由には以下が考えられます。

1.残業をしても終わらない

会社によって最終的に何時まで残れるか決まっているので、残業しても終わらなかった場合、急ぎの仕事を家に持ち帰ることが多いようです。また、急ぎでない仕事でも、翌日以降に余裕を持たせたいから、持ち越さずに家に持ち帰ることがあります。この場合だと、なかなか持ち帰り仕事は無くならない恐れがあります。

2.家のほうがはかどる

残業すれば終わるけど、誰にも邪魔されず自分のペースで仕事がしたいという理由で家に持ち帰ることがあります。一見仕事がスムーズに進みそうですが、デメリットで説明した通り、よほど自分に厳しくないと仕事がはかどることはありません。

3.家に直帰することが多い職種のため

営業職に多いのがこの理由です。訪問先から会社に戻らずにそのまま直帰するのですが、その後、報告書の作成や社内メールのチェックなど、家で業務をしてしまうことがあります。それらも含めて勤務時間として申請できていれば特に問題はありませんが、それでも短時間で終わらせるように努めたほうがいいでしょう。

4.会社が残業するのを嫌う

最近の働き方改革で、長時間労働を解消するために残業を減らそうという企業が増えています。仕事量は減っていないのに、定時で帰るように促されるのであれば、おのずと家に持ち帰って行う仕事がでてくるのも不思議ではありません。

持ち帰り残業の違法性は?

持ち帰り残業自体は違法ではありませんが、残業をしているのに残業代が支払われないのは違法です。ここで厄介なのは、持ち帰り残業を会社側が認識しているかどうかです。
基本的に、持ち帰り残業は、自分の判断で持ち帰って行った業務については残業とは認められません。つまりサービス残業に当たります。一方、上司から明確な指示があった場合はたとえ家に持ち帰って仕事をした場合でも残業と認められます。
一番問題になってくるのが、定時内に終わらないような仕事を終業間際に上司から押し付けられた場合です。定時にあがるように言われているのであるなら、家に持ち帰って残業をすることを上司に伝えましょう。もし、残業扱いすることに難色を示すようであれば、サービス残業の強要とみなされるので違法になります。会社側が改善する気がないようであれば、労働基準監督署に相談すべき状況といえます。

持ち帰り残業をなくす方法5選

持ち帰り残業 なくす
業務の量が少なくなれば残業はなくなりますし、持ち帰る仕事もなくなります。ただし、現実的には、仕事は増える一方で、少ない人員で回している企業もまだまだ多いでしょう。そんな中でも、定時に仕事を切り上げることを目標に掲げ、残業が発生した場合でも社内での残業で抑えられるようにするために、私たちができることを5つ紹介したいと思います。自分の今置かれている状況の中で、取り入れやすいものから実践してみてはいかがでしょうか。

その日の仕事内容の整理

朝、業務を始める前に、その日一日にやるべき仕事を整理することで効率よく仕事をこなせます。整理する中で、その仕事が本日中に仕上げるべき仕事なのか、明日以降でも問題ないものなのか、優先順位をつけることでその日の作業量をコントロールできます。その結果、本日中にすべき業務が終わらないという事態を防げるのです。

自分の能力を把握する

自分が実際どれくらいの仕事量なら処理できるのか、普段から把握していることが大切です。自分が処理できない量を引き受けたことで、やっつけ仕事になってしまい、かえって周囲に迷惑をかけてしまいます。無理な時は、上司に自分が現在抱えている仕事を伝え、急ぎでない仕事の期限を遅らせてもらうなどの対応をしてもらいましょう。
ただし、自身が成長することで処理できる業務量も増えるので、自分のレベルアップには常に努めてください。いつまでも仕事のペースや内容のレベルに変化がないと、戦力にならない存在と判断されてしまいます。

定時内から仕事に100%集中する

定時に終わらなければ残業や持ち帰ればいいという意識を持っていると、仕事に対しての本気度が落ちてしまいます。定時内から無駄話などをしないで、100%集中して業務に取り組んでください。もちろん集中力の維持のために、定期的な休息は欠かさないでください。

はじめから完璧な仕事をしない

すべての仕事を100%の仕上がりにして提出することは素晴らしいことです。しかし、時間をかけて仕上げたものがそのまま通ればいいですが、もし方向性が全く違った場合は一から直さなければならなくなり、大幅な時間のロスにつながりします。
そこで、仕事をする際には、いきなり100%の仕上がりを目指さず、まずは60%程度の仕上がりの段階で上司にチェックしてもらいましょう。その後の修正指示に従って的確に仕上げていった方が、結果的に時間の無駄を減らせます。
なお、この方法を実践する時は、手直しを前提に仕事を仕上げていくので、締め切りよりも少し早めに提出することを心掛けましょう。

助け合う環境を作る

自分の抱えている仕事が特に急ぎでないものばかりで比較的余裕のある時、周囲を見渡してみてください。締め切りに追われ慌ただしくしている同僚はいないでしょうか?その時は、手伝えることがないか声をかけてみてください。普段から職場内で助け合う環境を作っておけば、自分が大変な時にも気兼ねなく周囲に頼れるのです。
助け合う環境を有効に活用するためには、普段から「自分しかできない仕事」と「自分以外でもできる仕事」を明確にし、整理していることが大切です。いざ頼むときに説明に時間を取られすぎると、結局は自分でやったほうが早いという状況になり、助け合う環境が育たなくなってしまいます。

持ち帰り仕事が少ない職種

持ち帰りが少ない職種

現状、持ち帰り仕事はサービス残業に当てはまる場合が多いので、就職や転職の際には通常の残業の多さだけではなく、持ち帰り仕事があるかも職場選びの判断材料になったりします。では、持ち帰り仕事が少ない職種にはどのようなものがあるのでしょうか。大きく分けて、「もともと残業が少ない職種」と、「家に持ち帰りできる仕事が少ない職種」の2パターンが挙げられます。

もともと残業が少ない職種

事務系の仕事は全般的に残業が少ない職種と言われています。残業が発生したとしても社内で終えられるので、家に仕事を持ち帰るということはありません。また、最近は個人情報の取り扱いが厳しく、紛失した時のリスクがとりわけ大きいため、自宅に持ち帰っての仕事を禁止している企業がほとんどです。

また、比較的残業が少ないといわれている業種には

  • 薬局
  • 病院
  • 銀行
  • 理美容

などがあります。店舗を構えてお客様にサービスを提供する仕事ですが、翌日に業務を繰り越すことがないので比較的残業が少なくなる傾向があるようです。
なお、職種ごとの残業時間を調査し、ランキング形式でまとめられたものがありますが、その結果にはサービス残業分が反映されていない場合が多いので、数字を見る時にはその裏に隠れている数字も意識した方がよいでしょう。

家に持ち帰りできる仕事が少ない職種

小売業や販売業は、お客様に直接サービスを提供するのが主な業務なので、その準備・片づけも含めて、業務は職場内で完結させなくてはいけない職種です。残業自体は決して少ないとはいえませんが、職場内でしかできない業務ばかりなので、自宅に仕事を持ち帰る場面はほとんどありません。
また、建築土木関係の仕事も同様です。現場や職場内で完結する業務ばかりなので、家に持ち帰る仕事はほとんどありません。ただし、責任者・管理職になると、その日の業務報告書などの書類作成を家に持ち帰ってしまうことがあるので、部下の管理同様に自らの時間管理を徹底し、家に持ち帰らない工夫が大切になります。

まとめ

以上、仕事の持ち帰りのデメリットや、持ち帰らないための方法などを紹介しました。自分の努力ではどうにもならない時は、上司や会社に相談してみましょう。そして、改善のために協力してもらえないような時には労働基準監督署に相談したり、転職を視野に入れたりする選択肢もあります。
とりわけ、日本人は仕事のしすぎと言われています。働き方改革と言っても、仕事量が急に減るわけではないので、私たちにまずできることは、オン・オフの区別をしっかりとることです。健康を維持するためにも、仕事へのモチベーションを維持するためにも、「仕事は会社でするもの」という意識を私たち自身が持つことが何よりも大切なのです。

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