パンダとペンギンアップデートの違いとは?対策・コンテンツ作成方法まとめ

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ホームページを運営している人なら一度は耳にしたことがあるパンダアップデート。ただ、どのようなアップデートなのかを正確に理解している人は少ないと思います。

パンダアップデートと混同される事が多いペンギンアップデートとの違いや、パンダアップデートの影響を受けないようなコンテンツ作成方法について解説します。

パンダアップデートとは

パンダとペンギンアップデートの違いとは?対策・コンテンツ作成方法まとめ

パンダアップデートとは、Googleの検索アルゴリズムに関するアップデートで、2011年2月に英語圏を中心に導入されました。サイトのコンテンツの評価を行うためのアルゴリズムで、品質が良いサイトの順位を上げて、品質が悪いサイトの順位を下げるのがその目的です。

日本でパンダアップデートが実施されたのは2012年の7月で、それ以来数度のアップデートを繰り返しています。パンダアップデートが起こる度に大きな影響を受けたサイト管理者も少なくないでしょう。

2016年1月にはパンダアップデートは、コアランキングアルゴリズムの一部として組み込まれたと発表されています。それまでは手動で行われていたアルゴリズムの更新が、自動的に行われるようになりました。

手動でパンダアップデートが行われていた際には、Googleから告知がされていましたが、自動化に伴い告知はほとんどされなくなりました。パンダアップデートによるサイトの順位変動に気が付きにくくなっているというのが現状ではありますが、検索順位に大きな影響を及ぼすようなアップデートの場合は、Googleから告知される可能性もあります。

詳しくは後述しますが、検索順位の変動がパンダアップデートによるものであろうとなかろうと、サイト管理者が行うべき施策には変わりはありません。

コンテンツの質を高めるような施策が必要になりますが、パンダアップデートの合間を縫ってスパム的な手法を用いるようなやり方も、現在では通用しないと考えたほうが良いでしょう。

パンダアップデートとペンギンアップデートの違い

パンダとペンギンアップデートの違いとは?対策・コンテンツ作成方法まとめ

Googleの代表的なアップデートとして、パンダアップデートと並び称されるものにペンギンアップデートというアップデートがあります。パンダアップデートがサイトの品質に関するアルゴリズムであるのに対して、ペンギンアップデートはリンク操作に関するアルゴリズム。

自作自演の被リンクを送っていたサイトや、SEO業者から多くのリンクを買っていたサイトに対する、検索順位に関するペナルティがペンギンアップデートになります。

いずれのアルゴリズムも、低品質なコンテンツが不当に上位表示されるのを避けるための施策であり、両者アップデートの影響でサイトの運営方針を見直す必要が生じた運営者は、数え切れないほどいるでしょう。

パンダアップデートが導入された背景とその目的

パンダとペンギンアップデートの違いとは?対策・コンテンツ作成方法まとめ

Googleの目的は、検索エンジンを利用している人が求めている答えを適切に返すこと。Googleの検索結果が適切であれば、Googleを利用するユーザーは増える。その結果Googleの利益も上がるため、金銭によって検索順位の操作をしたり、不当に上位表示をするような行為は一切行わないと明言しています。

パンダアップデートが導入される前のGoogleアルゴリズムでは、低品質なコンテンツであっても上位表示してしまう状況にありました。

コンテンツの質の高さやユーザーへの利便性よりも、特定のキーワードが一定の比率で埋め込まれていることなどによってサイトの順位が左右される傾向が強かったので、ユーザーの検索意図を満たしていないコンテンツが上位表示していることも珍しくありませんでした。

パンダアップデートが導入された一番の理由は、ユーザーの利便性を上げることだと言っても良いかも知れません。

パンダアップデートが検索結果に及ぼした影響について

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検索結果に対して非常に大きな影響を及ぼしたパンダアップデート。最初のパンダアップデートでは、11.8%もの検索結果に影響があったとGoogle公式ページでも報告されています。

参照元:https://searchengineland.com/google-confirms-panda-update-is-rolling-out-this-one-is-more-finely-targeted-167219

最初のパンダアップデートほどでは無いにしても、20回以上に渡って検索エンジンに影響を及ぼしてきたパンダアップデート。26回目アップデート以降はパンダアップデートの実行や影響度は公表されなくなりましたが、自動のアルゴリズムとして現在でもアップデートは繰り返されています。

パンダアップデートで評価を落としたサイトについては次の章で解説しますが、簡単に言うと低品質でユーザーのためにならないコンテンツは順位が下がり、高品質のコンテンツが上位表示されるようになったと思えば間違いないでしょう。

Googleは検索エンジン利用者の利便性を第一に考えているので、より検索ユーザーの満足度が高まるような検索結果になったと言い換えても良いと思います。具体的にどのようなサイトが評価を落としたのかを解説します。

パンダアップデートで評価を落としたサイトの5つの特徴

パンダとペンギンアップデートの違いとは?対策・コンテンツ作成方法まとめ

パンダアップデートで評価を落としたサイトの特徴は、大きく5つに分類されます。どのようなサイトが順位を下げたのかを理解して、自身のサイトを省みるようにしましょう。

1.重複するコンテンツが多いサイト

自分のサイト内のページで似通ったコンテンツが多すぎる場合、重複コンテツと判定されて順位が落ちる可能性があります。店舗情報を1記事で1店舗ずつ紹介するようなサイトの場合、何も考えずにコンテンツを作ると、重複してしまう可能性が高いです。

実際に店舗に行ってみて周辺の写真を撮るなどの対策をしないと、重複コンテツの評価を受けてしまう可能性があるのでご注意下さい。サイトのある記事で紹介していた内容を、同じように他の記事で書くことは、低評価を受ける原因となります。

似たような情報は一つにまとめるとともに、しっかりと設計図を作ってからサイトを作ることで、重複コンテツ判定を避けることが出来るでしょう。

2.過度にキーワードを詰め込んだサイト

キーワードの出現率が上位表示のために重要視されていた時代もありましたが、大切なのはキーワードの出現率よりもユーザーの利便性。キーワードを詰め込むことを意識しすぎて意味が通らなくなっているコンテンツ、文法がおかしくなっているコンテンツは低評価をされる可能性が高いです。

キーワードの出現率よりも、自然な文章を心がけること。無理のない流れでターゲットとするキーワードを盛り込みつつも、共起語と呼ばれる、そのキーワードと関連性の高いキーワードが無理なく散りばめられたようなコンテンツを目指しましょう。

3.情報が古いサイト

記事をアップした当時は正しくても、古くなってしまった情報、間違っている情報はパンダアップデートで低評価を受ける対象になります。例えば、店舗が移転したのに住所がそのままになっている場合。期間限定のキャンペーン情報をいつまでも掲載している場合。

これらは検索順位の低下を招く原因にもなりますので、サイトの情報は頻繁にチェックし、適宜更新をするように心がけて下さい。

4.他のページへの誘導目的で作られたサイト

コンテンツそのものの中身がほとんどなく、他のサイトに誘導するような目的で作られたサイト。そのサイトだけでなく、誘導先のサイトもペナルティを受ける可能性が高く、現在のGoogleに対してはデメリットばかりが目立つ施策です。

リンクの効果が得られないだけでなく、マイナスの評価を受ける可能性が高いので、このような間違ったSEO対策を行ってはいけません。リンク用の記事を100記事作るよりも、ユーザーの役に立つような記事を1記事書いたほうが、遥かにメリットが大きいでしょう。

5.他のサイトのコンテンツを複製したサイト

他のサイトの内容を無断掲載することはもちろん、コピー率が高すぎるコンテンツも重複コンテンツとみなされ、評価が落とされます。他のサイトを参考にするのは構いませんが、コンテンツや見出しを少しリライトした程度の記事では、Googleから評価されません。

1サイトだけを参考にするのではなく、複数のサイトを閲覧し、知識を深める。その上で自分自身の言葉で記事を書くようにすれば、他のサイトとは似通ったような記事にはならないと思います。

パンダアップデートでサイトの順位が落ちてしまった場合の対策

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2017年時点では、パンダアップデートはコアランキングアルゴリズムに組み込まれており、自動的に更新されています。パンダアップデートの通知があった時代であれば、サイトの順位が落ちた原因がパンダアップデートによるものなのか、他の原因なのかを知ることが出来ました。

しかし、パンダアップデートの通知が無い以上、あなたのサイトも順位が落ちた場合の原因が、パンダアップデートによるものなのか、他の原因によるものなのかは判別しにくいといのが実際のところです。

ただし、サイトの順位が落ちてしまった場合の施策は、Googleの理念に基づくコンテンツを作れているか見直すこと。パンダアップデートによる検索順位の下落だろうと、別の原因による検索順位の下落だろうと、サイト管理者が取るべき行動は同じなのです。

訪問者の利益になるような質の高いコンテンツを提供することが、アップデートの影響を受けないサイト運営のために必要なので、順位が下がった記事をじっくりと見直して、修正するように努めましょう。

どのような施策をするべきかについては、事項の内容を参考にして下さい。

パンダアップデートを踏まえてこれから行うべきコンテンツ作成

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パンダアップデートを踏まえて、これからの時代はどのようにコンテンツを作っていくべきなのかを解説します。

1.独自性のあるコンテンツを作成する

検索結果で上位表示されたコンテンツの中身をわかりやすくまとめる。そのような記事の書き方も一つの方法ではありますが、それだけでは生き残っていくのは難しいでしょう。他のサイトには無い独自性のあるコンテンツを作ることが、パンダアップデートの影響を受けないために、しっかりと評価されるために必要なのです。

商品を紹介する記事であれば、実際に商品を購入して使ってみる。商品が届いた様子から使っている様子、実際に使用した感想やその効果について解説すれば、他のサイトにはないあなただけのコンテンツになります。

店舗の情報を紹介する記事であれば、実際に店舗に赴いて周辺の様子を撮影する。ホームページに記載されている情報とは違った情報が得られるかもしれませんし、生のコンテンツをユーザーに届けることが出来るでしょう。

他のサイトがそのようなレビューをしていないのであれば、大きな差別化ポイントになりますし、間違いなくユーザーのためにもなると言えるでしょう。商品や店舗の紹介に限らず、あなたのオリジナルの体験談は、ユーザーにとってメリットがある情報として、サイトの価値を高めてくれるでしょう。

ただし、あくまで検索ユーザーのニーズに応えることが大前提。独りよがりの読まれないコンテンツを作ってもGoogleからは評価されませんし、独自性の意味を履き違えないようにご注意下さい。

2.記事の中身を丁寧に設計する

スピードを意識して大量に記事を書くよりも、1記事1記事を設計して丁寧にコンテンツを作ったほうが、Googleからの評価もされやすいでしょう。ユーザーの検索意図は何なのか。それに応えるためにはどのようなコンテンツを、どんな順番で配置すれば良いのか。

キッチリと設計されたコンテンツであれば独りよがりの内容になる危険性も低いでしょうし、多少時間をかけてでもコンテンツを設計するようにした方が、報酬が出るまでのスピードが早くなると思いますよ。

3.検索ユーザーのニーズに合ったコンテンツを作成する

Googleが一番重視しているのは検索ユーザーの利便性。検索ユーザーから高く評価されるコンテンツであれば上位表示される可能性が高まり、あまり読まれないようなコンテンツであれば自ずと順位は下がってしまいます。

Q&Aサイトで徹底的に調査したり、SNSやクラウドソーシングサービスでアンケートを行ったりして、ユーザーの検索意図を徹底的に調べるようにしましょう。コンテンツの入り口と出口を明確にしてから記事を作成することで、一本芯の通った、ぶれないコンテンツが作れるはずです。

4.コンテンツの自動生成は絶対NG

手を変え品を変え、様々なツールが次々と開発されるのがインターネット業界。中には非常に優れたツールもありますが、コンテンツを自動生成するようなツールは決して使ってはいけません。

仮に、一時的に収益が上がったとしても、一度ペナルティを受けてしまうと、あなたの他のサイトも芋づる式にペナルティを受けてしまう可能性があります。そもそも利益が出ないという可能性も高いですし、自動生成によるコンテツ作成に頼っていると、自分自身のスキルが全く磨かれません。

WEBの世界で長く生き残っていくためにも、パンダアップデートを避けてしっかりと評価されるコンテンツを作るためにも、コンテンツの自動生成は断固避けるべきです。

5.自然にリンクされるようなコンテンツを作る

ペンギンアップデートの影響で低品質なリンクはサイトの価値を下げる可能性が高くなりました。あなたが行うべき施策は自作自演のSEO対策ではなく、他の人から自然に紹介されるようなコンテンツの作成です。

あなたが本当に困っていて検索エンジンを利用した時に、思わず人に紹介したくなるほどのコンテンツを見つけたらどうしますか?SNSでシェアしたり、場合によってはブログで紹介したりするのでは無いでしょうか?

目指すべきコンテンツはそのレベルで、一度人から紹介されるようなコンテンツを作ってしまえば、どんどん勝手に紹介される好循環が生まれる可能性があります。

そのような人の役に立つコンテンツがパンダアップデートで悪影響を受けることは考えられないでしょう。あなたが紹介したいと思う記事を見つけたら、自分自身のコンテンツを省みるためのお手本にしてみて下さい。

6.キーワードを意識しすぎない

キーワード比率をチェックする癖が強く残ってしまっている人は、無理矢理にもキーワードが詰め込む傾向にあります。キーワード比率よりも大切なのは記事の自然さ。不自然にならない範囲でキーワードを入れるように努力するのならともかく、文法や論理的整合性よりもキーワード比率を意識してしまうのは問題があります。

ターゲットとするキーワードやそのジャンルによっても、コンテンツ内の理想的なキーワード比率は変わってくるはず。『何%にならないといけない…』などと思ってキーワードを意識することよりも、読みやすくて自然な文章を意識したほうが良いでしょう。

結局はそれがユーザーのためにもなりますので、キーワードに偏った考え方は忘れるようにして下さい。

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7.コンテンツの更新を続け最新の情報を掲載する

古くなってしまった情報の掲載を続けていることは、パンダアップデートでペナルティを受ける対象になります。商品のキャンペーンや店舗の情報など、随時更新されるものはマメにチェックするようにしましょう。

コンテンツの更新・修正は確かに面倒な作業ではありますが、評価が下がって順位が下落してしまったら元も子もないですよね。他のサイトが更新を怠っている場合、あなたのコンテンツが高く評価されるチャンスでもあります。

面倒なことを避ける人は多いですが、だからこそチャンスがあると言い聞かせて、マメの情報のチェックを続けるようにして下さい。

パンダアップデートについてまとめ

パンダアップデートとペンギンアップデートの違いや、パンダアップデートが検索結果に及ぼした影響などを解説しました。パンダアップデートで低い評価を受けるようなコンテンツというのは、Googleの理念にそぐわないコンテンツであると言い換えることが出来ます。

Googleの理念である、検索ユーザーの利便性を追求したコンテンツを付けることで、パンダアップデートを味方につけることが出来るでしょう。当記事で紹介した施策内容を一つ一つ丁寧に行い、パンダアップデートで悪影響を受けないようなコンテンツを作って下さい。

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