WebページをPDFに変換して保存する7つの方法【スマホ対応】
Webページの情報を資料として見ながら、会議や打ち合わせを行いたいという場面はありませんか?
でも、紙の資料は、荷物としてかさばってしまいます。
Webサイトを画像としてキャプチャーしておくのも、枚数が多くなったりして、これまた大変です。
そこで、WebページをPDFに変換して保存しておくという方法はいかがでしょうか?
PDFであれば、電子データなのでかさばりません。
さらに、Webページをあなたが閲覧した状態のままPDFとして保存できるので、もとのWebページがなくなってしまっても、あなたの手元にはPDF化されたWebページが残ったまま。
WebページをPDFに変換することには、このようなメリットがあります。
WebページをPDFに変換するには、ちょっとした操作が必要です。
そこで今回は、WebページをPDFに変換して保存する7つの方法を紹介していきます。
WindowsとMac、スマホなど多くの環境で対応可能な方法ですので、お好みの方法を採用してください。
目次
WebページをPDFに変換して保存するための基礎知識
そもそもWebページはなぜ、PDFというファイルに変換する必要があるのでしょうか?
Webページは、HTMLやCSSというインターネット言語によって構成されています。
そこへさらに、画像やリンク、文字などのいくつものファイルが組み合わされて、ひとつのページが構成されています。
そのため、Webページをひとつのファイルとして保存するためには、ファイル形式の変換という作業が必要になるのです。
PCでWebページをPDFに変換して保存する5つの方法
PCでWebページをPDFに変換して保存するには、以下5つの方法があります。
1. Webブラウザの印刷機能を使う
2. Webブラウザの拡張機能を使う
3. PDF変換ツールを利用する
4. Adobe PDFツールバーを利用する
5. MacでWebページをPDFに変換して保存する
これらの方法を、順に詳しく紹介していきます。
1. Webブラウザの印刷機能を使う
Webページをもっとも簡単にPDFへ変換できるのが、Webブラウザの印刷機能を使う方法です。
お使いのパソコンがWindowsの場合、PDFに変換したいWebページを開いた状態で、「Ctrl」キーを押したまま「P」キーを押します。
お使いのパソコンがMacの場合は、「command」キーを押した状態で「P」キーを押しましょう。
すると、Webページを印刷する画面が開きます。
送信先には、通常だとプリンターが設定されています。
しかし今回は、今見ているWebページをPDFに変換したいので、「変更」ボタンをクリックしましょう。
「PDFに保存」という項目がありますので、ここをクリックします。
すると、自動で先ほどの印刷画面に戻るので、送信先が「PDFに保存」となっていることを確認して、「保存」をクリックしましょう。
保存先を指定して保存すれば、WebページをPDFに変換して保存できます。
2. Webブラウザの拡張機能を使う
Webブラウザの拡張機能を使うことでも、WebページをPDFに変換して保存できます。
Webブラウザとは、インターネットを見るときに使っている「GoogleChrome」や「Internet Explorer」などのソフトのことです。
そしてそれらのWebブラウザには、既存の機能を強化する「拡張機能」というものがあります。
WebページをPDFに変換する拡張機能は、それぞれのWebブラウザによって、名称などが異なる場合があります。
ここでは、主要なWebブラウザである以下の3つについて、WebページをPDFに変換できるおすすめの拡張機能を順に紹介していきます。
2. Edge(旧:Internet Explorer)
3. Firefox
まずは、GoogleChromeの拡張機能から紹介していきます。
(ⅰ)GoogleChromeの場合は「FireShot」
URL:FireShot
GoogleChromeでWebページをPDFに変換する場合は、「FireShot」という拡張機能がおすすめ。
Webページ全体のPDF化はもちろんのこと、今見えている範囲や、選択した範囲のみをPDF化することも可能。
操作も簡単で、非常に使いやすい拡張機能です。
FireShotを使ってWebページをPDFに変換する手順は、たったの3つ。
まずは、下記のURLより「FireShot」をGoogleChromeに追加します。
→FireShot
GoogleChromeにこの拡張機能を追加すると、右上に「S」のアイコンが現れますので、PDF化したいWebページを表示した状態でここをクリック。
PDF化したい範囲を選択し、クリックすると、表示されているWebページが自動的に下へスクロールされます。
スクロールが終わると画面が切り替わるので、「PDFへ保存」をクリックしましょう。
これで、FireShotを使ってWebページをPDFに変換できます。
(ⅱ)Edge(旧:Internet Explorer)の場合は「OneNote Web Clipper」
Edge(旧:Internet Explorer)でWebページをPDFに変換する場合は「OneNote Web Clipper」がおすすめ。
ただし、この拡張機能の利用にMicrosoftのアカウントが必要です。
OneNote Web Clipperは、Webページ全体はもちろん、PDFに変換する領域を選択し、PDFとして保存できる拡張機能。
OneNote Web Clipperを使ってWebページをPDFに変換するには、まず下記のURLより「OneNote Web Clipper」をEdgeに追加しましょう。
→OneNote Web Clipper
Edgeにこの拡張機能を有効化すると、Edgeの設定メニューに「Clip to OneNote」という項目が追加されます。
PDF化したいページを表示した状態で、ここをクリックしましょう。
Microsoftアカウント情報の入力を求められますので、お使いのMicrosoftアカウント情報を入力します。
サインインが完了すると、OneNote Web Clipperが起動します。
WebページをPDFに変換する方法を、以下3つの選択肢から選びましょう。
2. 領域
3. 記事
PDFの保存場所を選択したら、最後に「クリップ」をクリック。
これで、OneNote Web Clipperを使ってWebページをPDFに変換できるようになります。
(ⅲ)Firefoxの場合は「Save as PDF」
URL:Save as PDF
FirefoxでWebページをPDFに変換する場合は、「Save as PDF」という拡張機能がおすすめ。
Save as PDFは、閲覧中のWebページを、ワンクリックでPDF化できる拡張機能です。
以下のURLから、この拡張機能をFirefoxに追加すれば、あとはSave as PDFのアイコンをクリックするだけ。
アイコンが動き出し、数十秒後にはPDFの保存画面が表示されます。
OKをクリックすれば、PDF化されたWebページの保存は完了。
Save as PDFを使えば、とても簡単にWebページをPDFへ変換できます。
また、2017年11月から、Firefoxが「Firefox Quantum」へと名称を変更し、バージョンアップしました。
これにより、WebページをPDFに変換できる多数の拡張機能が、現在は使えなくなっています。
今回紹介した「Save as PDF」は、「Firefox Quantum」でも動作確認ができていますので、安心してご活用ください。
3. PDF変換ツールを利用する
インターネット上には、無料で利用できるPDF変換ツールが存在します。
このツールを使うことでも、Webページを簡単にPDFへ変換できます。
どのツールでも、基本的にPDFに変換したいWebページのURLを、このツールに入力してボタンを押すだけ。
使い方も簡単なので、ここでは無料のPDF変換ツールを2つ紹介します。
(ⅰ)PDF24 Tools
URL:PDF24 Tools
PDF24 Toolsは、Webページを何度でも無料でPDFに変換してくれるツールです。
WebページをPDFに変換する他にも、PDFの保護や、PDFファイルを分割してくれるツールにも、このツールのページからアクセスできます。
日本語表記なので、使い勝手も良いのが特徴です。
(ⅱ)PDFmyURL
URL:PDFmyURL
PDFmyURLも、Webページを無料でPDFに変換できるツールです。
ただし、ツールが英語表記であることと、特定のWebページは有料でないとPDFに変換できないとの情報もあります。
そのため、先に紹介したPDF24 Toolsのサブとして使うのが良いかもしれません。
4. Adobe PDFツールバーを利用する
AdobePDFツールバーを利用することでも、WebページをPDFに変換できます。ただしこちらは、Windows専用の方法です。
PDFに変換したいWebページを開き、このアイコンをクリックしたあと、「WebページをPDFに変換」をクリックしましょう。
これで、AdobePDFツールバーを利用した、WebページからPDFへの変換ができるようになります。
とても簡単ですね。
AdobePDFツールバーをインストールする方法
AdobePDFツールバーをインストールするには、お使いのPCにAdobeAcrobatがインストールされている必要があります。
お使いのPCにAdobeAcrobatがインストールされていない場合は、AdobeAcrobatの無料体験版を、以下のページからインストールしておきましょう。
ただし、無料体験版が使えるのは14日間のみ。
その後の利用には月額料金がかかりますので、ご注意ください。
インターネットブラウザーにGoogleChromeをお使いの場合、AdobeAcrobatをインストールすると、ツールバーの追加確認が行われます。
「拡張機能を有効にする」をクリックし、AdobePDFツールバーをインターネットブラウザーに追加しましょう。
AdobePDFツールバーを追加すると、AdobeAcrobatのアイコンが表示されるようになります。
5. MacでWebページをPDFに変換して保存する
あなたがお使いの端末がMacの場合、WebページをPDFに変換して保存する機能が、もとから搭載されています。
使うアプリケーションは「Safari」です。
Safariを使えば、閲覧中のWebページを、簡単にPDFへ変換できます。
PDF化したいWebページを表示した状態で、Safariメニューバーの「ファイル」をクリックすると、「PDFとして書き出す」という項目が表示されます。
ここをクリックし、PDFファイルの保存場所を指定すれば、WebページのPDF化は完了です。
スマホでWebページをPDFに変換して保存する2つの方法
外出中、スマホを操作していて「このページを、このままの状態で保存しておきたい!」と思ったこと、ありませんか?
「何かのファイルを変換する」という操作は、PCでないと難しいという印象があるかもしれませんが・・・
実はPCだけでなく、スマホでもWebページをPDFに変換して保存できる方法があるのです。
ここからは、Android端末とiPhone端末の両者で、WebページをPDFに変換して保存する方法を紹介していきます。
6. Android端末の場合
Android端末で、WebページをPDFに変換して保存したい場合。
まず、PDF化したいWebページを表示させた後、ブラウザーのメニューを開きます。
メニューが表示されたら、「共有」をタップしましょう。
共有のための項目がいくつか表示されますので、「印刷」という項目をタップします。
スマホをプリンターと接続していると、プリンターなどが表示されますが、その中にある「PDF形式で保存」をタップしましょう。
PDFに保存するための設定画面が開きますが、変更しなくても大丈夫です。
「保存」をタップしましょう。
保存場所を指定し、再度「保存」をタップすれば、Android端末でWebページをPDFに変換して保存できます。
7. iPhone端末の場合
iPhone端末で、WebページをPDFに変換して保存したい場合。
まず、PDF化したいWebページを表示させた後、共有メニューをタップしましょう。
表示されたメニューの中に「PDFを作成」という項目があるので、ここをタップ。
「PDFを作成」の項目をタップすると、保存するPDFを編集できる画面が表示されます。
この画面では、任意の場所にマーカーを引くなどの編集ができますが、今回は編集をせず、そのままのWebページをPDFに変換して保存します。
左上の「完了」をタップしましょう。
「完了」をタップすると、「ファイルを保存」というボタンが表示されますので、これをタップ。
iPhone端末に、PDF化されたWebページのファイルが保存されます。
まとめ
今回は、WebページをPDFに変換して保存する7つの方法を紹介してきました。
どれも難しい操作はなく、比較的簡単にWebページをPDFに変換できたと思います。
Webページは、時とともに内容が変わったり、Webページそのものがなくなったりすることもあるでしょう。
資料として紹介したいWebページや、参考になったWebページを見つけたら、PDFに変換して保存しておくと安心ですね!
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