やる前からすぐ諦める人の心理と対処法5選

やる前から諦める

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「できることなら、やる前からすぐに諦めたくない…」
という方も多いのではないでしょうか?

やる前から諦めるのは、リスクを考慮した判断をしているので悪いこととは限りません。
でも、やる前から諦めると自分の可能性を狭めてしまったり、成長ができなくなってしまうなど人生においてマイナスな面も考えられます。

できるなら心に決めた目標を達成するまで走り抜きたいものです。

今回の記事では、「やる前からすぐ諦める人」の心理を5つのタイプにわけて考察していきます。
5つのタイプごとに処法が異なって来るのでぜひ自分のタイプと探してみてください。

やる前から諦めるのは悪いことじゃない

やる前から諦める

やる前から諦めることは仕方がないことかもしれません。

自分が通ってきた学校の教育や生活を思い出してみると「みんなと同じように、枠から外れないように」と教育にされた記憶があります。

また、私達の周囲には、挑戦者を批判しに来る「ドリームキラー」も多いです。一番身近な例は親です。家庭にもよりますが親は子供の無事を祈るあまり、失敗しないでほしいと思う方が多いです。

さらに、最近ではSNSも発達しており、情報がすぐに手に入る反面、周囲の目を気にしやすくなり、目標達成にマイナスな情報も簡単に目にすることになります。

このように現在の日本社会の事情を考えるとやる前から諦めやすいのは当然のことと言えるかもしれません。

つまり、「自分にはどうせできない」と開き直って諦めてしまっても、それは仕方のないことなのです。

ただ、ほんの少しでも「諦めたくない…」「やってみたい…」という気持ちがあるのであれば、その気持ちを無視してはいけません

「あのときやっておけばよかった…」と必ず後悔するでしょう。

「自分の気持ちを無視して、後悔したくない!」
というかたは、ぜひこれから先の文章をご覧ください。

やる前から諦める人の心理と対処法5選

諦める 対処法

まず、この記事では5つの心理タイプに分類して考えてみます。

  1. 完璧主義タイプ
  2. 投資思考タイプ
  3. 自意識タイプ
  4. 後回しタイプ
  5. 先入観タイプ

自分の心理タイプがなんなのか探してみてください。1つでなく、2つ以上当てはまることもあります。その後、自分の当てはまるタイプごとの対処法を実践していきましょう。

では解説していきます。

1.完璧主義タイプ

完璧主義タイプには、以下のような人が当てはまります。

  • 最初から100%を求めすぎる
  • 失敗をしたくない

という理由でやる前から諦める人です。

具体的に言うと
例1:「彼女が欲しいけど、ふられたくないから何もしない。」
例2:「転職したいけど、給料が下がるかもしれないからあきらめる。」

のような人です。

完璧主義タイプの人は、プライドが高くなりがちで挑戦を妨げてしまう場合があります。

では完璧主義タイプの人は、どのように対処していけば良いのかを解説していきます。

まずは1%からだっていい

完璧主義タイプの人は、「まずは1%からだっていい。」これを意識しましょう。
なにか新しいことをするうえで、最初から100%を達成できる人はなかなかいません。
ほとんどの人が挫折してしまうでしょう。
挫折した人のなかには、次に新しい何かをしようとしても、「もうやってもムダだ。」とやらずに諦めてしまう人もいるかもしれません。

すぐに諦めてしまう時は目標を下げてみてはいかがでしょうか。

「100%を1%に。」

先ほどあげた具体例をもとに例をあげていくと以下のようになります。

例1:「彼女が欲しいけど、ふられたくないから何もしない。」

彼女を作る(100%)

  • 彼女を作ると決める(1%)
  • 女の子のいる場所に行く(1%)

など

例2:「転職したいけど、給料が下がるかもしれないから諦める。」

転職をする(100%)

  • 転職についてのサイトを見てみる(1%)
  • 副業してみる(1%)

など

1%は自分がやりやすいこと、できることを設定するのが望ましいです。
この1%は、最初に掲げた目標に比べるとかなり、小さい目標かもしれません。
しかし、その1%からスタートし、2%、5%、10%、25%と達成していくと成功体験を積み重ねることができます。

成功体験を積み重ねるなかで、自信もつき、新しいことに挑戦しやすいメンタルを手に入れることができるでしょう。

ぜひ意識してみてください!

2.投資思考タイプ

投資思考タイプには、以下のような人が当てはまります。

  • 結果が出ないと時間がムダになる
  • かける時間とコストが成果に対して割に合わないのではないか

という理由でやる前から諦めてしまう人です。

具体的に言うと

例1:「海外留学で英語を勉強したい。でも、英語が話せるようにならないと、時間とお金がムダになるからやめておこう。」
例2:「ブログ収益を得たいけど、1年間ぐらいは収益は見込めないらしいからやめておこう。」

このような人です。

投資思考タイプの人でやる前から諦めてしまう人は、結果を重視する傾向にあります。
もちろん結果がでないと意味が無いという世界もあるでしょう。

ですが、あなたのやりたいことは結果が出なくても無意味ではありません。

では、投資思考タイプの人はどのように対処していけば良いのかを解説していきます。

結果ではなく、過程で人間は成長している

投資思考タイプの人は、「結果ではなく、過程で人間は成長している。」これを意識しましょう。
考え方の軸を少しずらすと考えてもらうとわかりやすいです。

結果重視:「投資した労力や時間、お金に見合った結果が得られ無いかもしれない。」

過程重視:「投資した労力や時間、お金によって、結果は得られないかもしれないが、成長することはできる。」

先ほど出した具体例をもとに例をあげていくと以下のようになります。

例1
結果重視:「海外留学をしたいけど、英語が話せるようにならないかもしれない、時間とお金がムダになったら嫌だからやめておこう。」

過程重視:「海外留学をしたい、英語が話せるようにならないかもしれないけど、海外の文化やそこに住む人に触れ、価値観を広げることができるからやろう。」

例2
結果重視:「ブログによる収益を得たいけど、1年間ぐらいは収益は見込めないらしいからやめておこう。」

過程重視:「ブログによる収益は1年ほど見込めないらしいが、その1年間で身につけることのできる文章スキルやマーケティングスキルは、これからの収入アップにつながるからやろう。」

このように少し軸をずらしてあげることで、結果が出なくても投資に見合った成果を得ることができるようになります。
このことにより、やる前から諦めるということは少なくなるのではないでしょうか?

投資思考タイプの人は、1度はじめてしまえば投資に見合った成果を得るために努力をするでしょうから、大きく成長を遂げることができるはずです。

ぜひ意識してみてください!

3.自意識タイプ

自意識タイプには、以下のような人が当てはまります。

  • 周りから批判されてしまうのではないか
  • バカにされるのではないか
  • 笑われるのではないか

という理由で、やる前から諦めてしまう人です。

具体的に言うと

例1:「youtuberになりたいけど、周りから批判されたり、バカにされるのが嫌だから諦めよう。」
例2:「好きな人が高嶺の花だった。アプローチしたいけど、おまえには無理だとバカにされたり、笑われるのが嫌だから諦めよう。」

このような人です。

自意識タイプの人は、周りからの視線や批判を気にしすぎてしまい、動けなくなる傾向にあります。
世の中には何かをやろうとしている人に対して批判的になったり、バカにして笑ってきたりする人は多いですから、気にしすぎるのも無理はないです。

しかし、それで良いのでしょうか?

「何かをやりたい」という気持ちをもっているのに、周りからの視線や批判により、やる前から諦めると後悔しませんか?

自意識タイプの人はどのように対処していけばよいのかを解説していきます。

他人は自分の人生の責任をとれない

自意識タイプの人は「他人は自分の人生の責任をとれない。」これを意識しましょう。
他人は他人です。自分の人生の責任は自分でとるしかないのです。

これを意識しなければ「あの人にこう言われたから諦めた。」「あの人のせいだ。」と他人のせいにして生き続けなければならなくなります。
とても苦しくありませんか?

先ほど出した具体例をもとに例をあげていきます。
例1
「youtuberになりたいけど、周りから批判されたり、バカにされるのが嫌だから諦めよう。」

「youtuberになりたいからなろう。バカにされたっていいよ。やらないと後悔するから。」

例2
「好きな人が高嶺の花だった。アプローチしたいけど、おまえには無理だとバカにされたり、笑われるのが嫌だから諦めよう。」

「好きな人が高嶺の花だった。無理かもしれないけど、まだわかんないよ。振られたら諦めるさ。」

自分の人生の選択を他人に委ねてはいけません。
たとえ他人に委ねたとしてもその人生の責任はあなたがとらなければならないのですから。

やりたいことがあるだけで素晴らしいことです。
周りに負けずにやりたいことをやっていってください。

4.後回しタイプ

後回しタイプには、以下のような人が当てはまります。

  • 時間がない
  • お金がない

という理由で、やる前から諦めてしまう人です。

具体的に言うと

例1「プログラミングを勉強したいけど、最近は仕事が忙しいからできない。」
例2「彼女や友達と旅行に行きたいけどお金がないから諦めよう。」

このような人です。

後回しタイプの人は、自分のなかの優先順位がうまく決められていない、もしくは、そもそも優先順位がないという傾向にあります。
そのため、限られた時間やお金をうまく使うことができず、本当にやりたいことにまわすべき時間やお金が足りなくなってしまうのです。

では、後回しタイプの人はどのように対処していけば良いのか解説していきます。

自分のなかの優先順位を再構築する

後回しタイプの人は「自分のなかの優先順位を再構築する。」必要があります。
改めて自分の生活を見直し、どこに時間やお金を使うべきかを考えるということです。

具体例をもとに例をあげていきます。

例1
「プログラミングを勉強したいけど、最近は仕事が忙しいからできない。」

・本当に勉強する時間がないかを自分に問いかける。
家でテレビをみなければ勉強できるのでは?
会社と家の移動時間はつかえない?
会社の昼休みは?その飲み会って必要?など

例2
「彼女や友達と旅行に行きたいけどお金がないから諦めよう。」

・使わなくていいお金はないか自分に問いかける。
洋服ってそんなに必要?
外食は減らせるのでは?
家賃は高くない?など

自分の生活を見直し、問いかけていくことで優先順位が決まっていくはずです。
優先順位が決まれば、本当にやりたいことが見えてきますし、本当はそこまでやりたくなかったなど新たな気づきを得ることもできます。

そうすれば後回しして、諦めることもなくなるでしょう。
ぜひ試してみてください!

5.先入観タイプ

先入観タイプには、以下ような人が当てはまります。

  • 目標のレベルが高すぎると思い込む
  • 目標に対する理解が抽象的

などの状態で、やる前から諦めてしまう人です。

具体的に言うと

例1:「起業したいけど、自分には無理。だって、ものすごいエリートやお金持ちじゃないとできないでしょ。」
例2:「第一志望の大学には受からないよ。だってレベルが高いもん。」

このような人です。

先入観タイプの人は、自分のレベルと目標のレベルとの間にどのくらいの差があるかを正確に理解していない傾向にあります。
そのため、目標のレベルが高すぎると感じ、やる前から諦めるという判断を下してしまうのです。

では、先入観タイプの人は、どのように対処していけばよいか解説していきます。

まずは行動する

先入観タイプの人は、「まずは行動する」を意識しましょう。
自分のレベルと目標のレベルの間にどのくらいの差があるのかを正確に理解するには、頭で考えるだけではいけません。

実際に、目標を達成するための行動をおこさなければ正確に理解することはできないのです。
先ほどの具体例をもとに例をあげていきます。

例1
「起業して成功したいけど、自分には無理。だって、ものすごいエリートやお金持ちじゃないとできないんでしょ。」

行動:実際に起業してみる(ネットショップ等であればコストは抑えられる。)

  • 起業自体は、簡単にできることがわかる
  • 起業してお金を稼ぐにはどうすればいいか分かる
  • 自分の目標がどのレベルにあるか分かる

例2
「第一志望の大学には受からないよ。だってレベルが高いもん。」

行動:実際に過去問を解いてみる

  • 毎年の合格点と自分の点数にどのくらいの差があるか分かる
  • どの教科を重点的に勉強すればいいか分かる
  • 試験までにどのくらいの勉強が必要か分かる

まずは、目標を達成するための行動を起こすことが大事です。
小さくでよいので今からはじめましょう。そして、自分と目標のレベル差を正確に理解し、正しい努力を重ねていきましょう。

そうすれば、やる前に諦めることはなくなるはずです。
ぜひやってみてください!

まとめ

やる前から諦めるのには心理状態が影響しています。しかし、その心理状態は人それぞれです。
もしかすると、この記事で解説していないものがあるかもしれません。
ただ、この記事のどの心理状態においても、共通していえるのは対処法は自分にしか分からないと言うことです。

人それぞれ、やりたいことや目標、対処法は違います。
この記事を参考に、あなただけの対処法を見つけていただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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