WordPressテーマのおすすめ25選!【無料19個と有料6個】
WordPressには無料から有料までおよそ6,000を超えるテーマが存在します。ブログ・サイト作成の初心者にとっては、WordPressのテーマ選びが最大の迷いどころの一つになってしまうことも多いでしょう。
今回の記事では膨大なテーマの中からとくに人気のものを目的別に紹介します。個人でブログを作る、ポートフォリオを作る、企業のホームページを作る・・・などあなたに合ったテーマがきっと見つかるはずです。
目次
WordPressのテーマ選びで大切なこと
WordPressのテーマを選ぶ前に、テーマ選びの基準を確認しましょう。
レスポンシブ対応のテーマにする
移動中にネットを閲覧できることもあり、スマホの普及はWebサイトの流入経路を変化させています。
SEOとWeb制作の専門企業ペコプラの報告によれば、ジャンルにより多少割合は異なるものの、6割以上がスマホ経由のアクセスです。(参考:ペコプラ)
ですから、これからのWebサイト運営にスマホ表示を最適化させるレスポンシブ対応は外せません。無料テーマでもレスポンシブ対応をしているテーマはあるので、テーマ選びではこのポイントを意識しましょう。
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レスポンシブテーマは以下の記事で解説しています。
→HTMLが解らなくても使えるレスポンシブのWordPressテーマ10選
デザインと用途を合わせる
細かいカスタマイズで後から変更できるものの、選ぶテーマでサイトの外観は変わります。あなたのサイトの用途によって、最適なデザインのテーマがあればそれを選ぶとよいでしょう。
以下のサイトでそのURLで使われているテーマを調べることができます。
sitwpのホームページはこちら
お手本になるサイトを探してそのサイトのテーマを参考にすると、デザインのイメージが湧きにくい場合でもテーマ選びが楽になります。
有料テーマを選ぶことも大切
無料テーマを選択して、ドメイン・サーバー代だけでWordPress運用を考えている人も少なくありません。しかし無料にこだわりすぎるのも、おすすめしません。
WordPressは、無料テーマでも充分な運用が可能ですが、わざわざお金をかけて有料テーマを購入するメリットもあります。
たとえばデザイン性が高いものが多かったり、内部SEO対策が施されていたりするので、初心者が自分で高度なカスタマイズをしなくても安心してサイト作成をはじめられます。Webサイトに大切なのは『コンテンツ』ですから、記事作成に集中するためにはじめから有料テーマを購入する選択もおすすめです。
最新版のテーマを使おう
WordPressテーマは普通、不定期に『更新』が行われます。更新によりバグの改善や機能の追加が行われるので、これからテーマを導入する場合は『最新版』をインストールしてください。
どのテーマでも、自動的に最新版がインストールされるようになっていますので、とくに難しい手続きが必要になることはありません。
ただテーマによっては長い期間更新が行われていないものもあります。更新が行われていないと、機能面で現在の仕様に追いつかない場合もあります。テーマ選びの際は、開発者が精力的に更新をしているか確認し、最新版をインストールしましょう。
WordPressテーマのおすすめ25選!
ここからはWordPressテーマのおすすめを25個、厳選して紹介します。
少し数が多いので、それぞれのテーマを5つのジャンルにわけました。
以下のリンクをクリックすることで、該当箇所にジャンプできます。
ブログ向けのWordPressテーマ
これから紹介するのはブログ向けとして提供されているテーマです。
ブログ向けではありますが、もちろん基本的なSEO対策は施されていますので無料でも本格的な運営が可能です。
1.STINGER8
STINGER8を含むSTINGERシリーズは、内部SEO対策や外観のカスタマイズ、レスポンシブ対応、アドセンスの広告設置機能などを備えています。
STINGER8は、STINGERプラスまで多機能化してきた機能をあえてシンプルにしています。
具体的にはSTINGERプラスから、SNS連携やGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)・Search Console(サーチコンソール)の設定などが削除されているのです。
WordPressは多機能であるがゆえ不要な機能が使用者を混乱させることもあるのですが、STINGER8は「必要最低限」の機能のみを残しています。知識ゼロからWordPressを始める「超初心者」におすすめしたいテーマです。
ちなみにシンプルになったといっても、プラグインを使えばたいていの機能は後から追加できるので安心してください。
2.Simplicity
「単純」や「簡単」を意味するSimplicityも余分な飾り気のないシンプルなテーマです。
内部SEOやレスポンシブ対応、SNS連携などブログ運営に必要な基本機能を備えています。また、モバイルユーザーのユーザー体験向上を目的としてGoogleが提唱するAMP(Accelerated Mobile Pages)対応も実装されています。
初心者ブロガーをはじめ、ページの表示速度重視の運営をしたいブロガーにもおすすめなテーマです。最新版はSimplicity2です。
3.Luxeritas
Luxeritasは、内部SEOの最適化やレスポンシブ対応、高カスタマイズ性を備えた無料のWordPressテーマです。
AMP対応の他にも、Web ページにアプリの特長に近い機能を付与して高速化するPWA(プログレッシブウェブアプリ)に対応しているため高速化したい方にもおすすめできます。
LuxeritasではWordPress初心者が実装することの多い「All in One SEO Pack」を非推奨にしているので、これまでと同じ設定ができずに苦戦する場合もあるかもしれません。
親テーマに機能を追加する子テーマも頻繁に更新されているため、機能面では充分なテーマと言えます。
4.Xeory Extension
xeory extensionは、『バズ部』が提供している無料WordPressテーマです。
コンテンツマーケティングに定評があるバズ部が提供していることもあり、公開から2年間で5万ダウンロードを突破しています。基本的な内部SEOやレスポンシブ対応はもちろん、5つのカラーバリエーションが用意されておりデザイン性にも優れています。
また、このテーマはサイトのアクセス数が数十~百万PV(ページビュー)になることを前提としている、中~大規模のブログ・サイトを運営する人向けテーマです。月数百円の格安サーバーではなくアクセスに耐えられるサーバーを契約しましょう。
初心者にはエックスサーバーのエックス10プランがおすすめです。
エックスサーバー公式サイトへ
5.STORK(有料)
STORKはモバイルファーストな有料テーマです。
ブログマーケッターとして活躍しているJUNICHIさんが監修したテーマです。
スマホ対応が必須な現代のブロガーにピッタリ。
そのため、内部SEOやレスポンシブ対応はもちろんしっかりと実装されています。さらにSTORKはショートコードが豊富に揃っているので、手軽にかっこいい記事が作れます。また、ヘッダーを横にスライドさせる機能も標準で装備されています。
お値段は10,800円(税込)です。
おしゃれなWordPressテーマ
どんなテーマでもパーツをカスタマイズすれば、おしゃれなブログ運営が可能です。ここでは、初期設定でもシンプルで清潔感があるテーマや、カスタマイズを前提としたテーマを紹介します。
6.Lightning
Lightningはシンプルさを追求した無料テーマです。『Lightning JPNSTYLE』は標準で和風テイストのパーツが設定されているので、すぐに和テイストのサイトが運営できます。
他のテーマでカスタマイズを追求してしまうと、テーマ依存型の機能がありテーマの載せ替えに苦労する場合もあります。Lightningの場合は同時開発された多機能統合型プラグイン『VK All in One Expansion Unit』に機能を分割する工夫がされているのも、他テーマとの違いです。
7.Olsen
Olsenはおしゃれに使える機能を備えた無料テーマ。
特大ウィジェットが挿入できるので視覚的なインパクトは大です。また、SNS連携も完備されており、フッター部分にインスタグラムなどで投稿した写真を複数表示させることも可能です。ファッションやライフスタイルを発信する人に向いています。
8.Edge
Edgeはスッキリしたシンプルな外観の無料WordPressテーマです。
フォントが英語系なので、海外風な雰囲気を出したい人にはおすすめ。
9.Lovecraft
Lovecraftは2カラムのシンプルな無料テーマです。
大きなバナーでユーザーの目線を引きやすいのが特徴。背景を黒くすると文字色を白にしてくれるので、モノトーンなデザインが好きな人におすすめ。
10.MAG(有料)
MAGはWordPressテーマの国内トップブランド「TCD」がブログのアクセスアップを主軸において開発した有料テーマです。見た目のインパクトや、無駄のないレイアウトなどヘッダーからフッターまで1pxレベルで精査されて作られています。
レスポンシブ対応や基本的な内部SEOはもちろんのこと、
マウスオン画像のエフェクト
カスタムCSS
SNSボタン5タイプ
オリジナルウィジェット
カスタムカラー機能
などなど、サイトのデザインに関係する豊富なパーツや機能が揃っています。
お値段は10,980円(税込)。
SEO向けWordPressテーマ
現在配布されているテーマは、メタディスクリプションやメタキーワードの設定などの基本的な内部SEOは実装されているものがほとんどです。ここでは、SEO対策をしたい人がよりSEOやその先の目的を達成しやすいテーマを解説します。
11.Xeory Base
Xeory Baseはコンテンツマーケティングで有名なバズ部が提供している無料テーマです。Xeory Extensionと同じように、基本的な内部SEOはしっかりと完備されています。LP(ランディングページ)とCTA(コールトゥアクション)が用意されているので、SEO対策とその先にある顧客対策もカバーできています。
12.LION MEDIA
LION MEDIAはメディアサイト向けの無料テーマです。
基本的なSEOにも対応しているのはもちろんのこと、2017年に公開された比較的新しいテーマなので、AMPにも対応しています。ページの表示スピードも高速になるので、Googleの今後の方針に沿っていると言えます。
13.AFFINGER(有料)
AFFINGERはSEO対策済みのアフィリエイト向け有料テーマです。
内部SEOができる有名なプラグインとして「All In One SEO Pack」がありますがAFFINGERはプラグインで行うべき、メタキーワードやディスクリプションの設定を最初からテーマ側でできるようになっています。
また、サイトカラーやカラムを詳細に設定できるので、サイトの外観にもとことんこだわることができます。
ランキングや、吹き出しの会話を作る機能も装備されているので、コンテンツづくりでもライバルに差をつけられるでしょう。
SEOで収益が左右されるアフィリエイターはこのテーマがおすすめ。
最新版のAFFINGER5(WING)は14,800円(税込)です。
14.SHAPER(特典)
SHAPERは、弊社が独自に開発しているWordPressテーマです。SEO対策やレスポンシブ対応、スマホでの表示を高速化するAMPなど他の有料テーマが備えている特徴はほぼ完備しています。
また、AMPの弱点である文字装飾の種類の少なさも、独自のコードを用意することで解決しています。そのため高速化を実現しながら、視覚的に見やすいサイトづくりが可能です。
SHAPERは弊社の運営するアフィリエイトスクールOMC(オウンドメディア構築塾)の会員限定で使用できる無料テーマです。
OMCでは、100万PV(ページビュー)を集めるような、巨大なサイト(オウンドメディア)を構築するノウハウを提供しています。興味がある人は以下のバナーをクリックしてみてください。
コーポレートサイト向け(企業向け)WordPressテーマ
ECシステムや信頼感を損なわないデザインで、企業サイトにも使用できるテーマを紹介します。
15.Parallax One
Parallax Oneはコーポレートサイトを簡単に作れる無料テーマです。デザインは初期設定でもシンプルで清潔感があるので、企業サイトとして恥ずかしくない外観です。
ヘッダーに自社商品・サービスのダウンロード・詳細への誘導ボタンを設置できます。
16.Edin
Edinは現代的なデザインでレスポンシブ対応の企業向け無料テーマです。
ヘッダーに商品・サービスのダウンロード・購入ボタンを設置できます。複数のテンプレートが用意されているので、ビジネスのジャンルと合わせて選択可能です。
17.Storefront
Storefrontは世界的に人気のECシステム「WooCommerce」が提供する無料テーマです。
ショップ用ページが用意されているので商品の表示が簡単にできます。トップページに動画が差し込めるので、サービス・商品や会社を一風変わった角度からアピールできます。
18.Attitude
Attitudeはシンプルで清潔感のある無料テーマです。
企業のホームページや社員ブログなどにも使用できます。テーマオプションが充実しているので、カスタマイズして使用することも可能です。
19.LIQUID PRESS CORPORATE(有料)
LIQUID PRESS CORPORATEは、カスタマイズやレスポンシブ対応を備えたコーポレートサイト・ビジネスサイト専用のテーマです。
多言語化に対応しており、高品質な企業サイトを簡単に作成することができます。SEO対策やSNS連携にも対応しています。
お値段は9,900円(税別)です。
ポートフォリオ向けWordPressテーマ
写真家、開発者、デザイナーがポートフォリオとして使用しやすいテーマです。どのテーマも自作品をアピールしやすくする工夫がされています。
20.Onesie
Onesieはレスポンシブ対応やカスタマイズ性に優れた無料のポートフォリオ向けテーマです。背景に画像を設定できるので、自分の世界観を表現できます。
22.Espied
Espiedは画像の公開に適したポートフォリオ向けテーマです。
しっかりとした構造のデザインで、あなたのクリエイティブを引き立ててくれます。色々なサイズのデバイスであなたのポートフォリオをすっきりと表示させることが可能です。
23.RokoPhoto ※終了
RokoPhotoはディスプレイいっぱいに写真を表示させられる無料テーマです。
トップページの画像をスライドショーにもできるため、複数枚の画像を設定できます。
写真家のポートフォリオにはとくにおすすめです。
24.Latte
Latteはシンプルかつクールな印象の無料テーマです。
開発者やデザイナーにぴったりのポートフォリオを作成できます。
25.oshine(有料)
Oshineは多目的に使えるポートフォリオ向け有料テーマです。
多くの人気ブログでベストポートフォリオのテーマの一つとして評価されています。モダンなデザインでポートフォリオ以外にもコーポレートサイトにも利用できます。人気ECシステムの、WooCommerceを用いたECサイト機能も実装されているのでポートフォリオの販売も可能です。お値段は29ドルです。
WordPressのテーマを海外サイトから探す方法
WordPressは世界中で使用できます。そのため、日本に居ながらにして海外テーマの実装も可能です。もし今回紹介したテーマの中でピンと来るテーマがなければ、海外のテーマを探してみるとお気に入りのデザインが見つかるかもしれません。
各言語で『テーマ』は以下のとおりです。
韓国語 테마
中国語 主题
フランス語 Thème
ポルトガル語 tema
ベトナム語 Chủ đề
タイ語 ชุดรูปแบบ
「WordPress+テーマを表す言葉」で検索し、検索結果に表示されるサイトを見ていくと日本では見たことのないテーマを発見できます。とくにランキングサイトを中心に探索すると、言語が分からなくても直感的に理解しやすいです。
WordPressテーマを使いこなすために必要なこと
テーマを導入したら、実際にコンテンツを公開する以外にもやっておくとよいことがあります。
プラグインを設定しよう
WordPressの使用はプラグインという拡張機能の導入が前提となっています。プラグインはブログ・サイト運営で必ず役にたってくれるでしょう。
プラグインに関する記事は以下にまとまっています。
初期設定をしよう
プラグインの導入も含めて、初期設定を済ませましょう。設定は一度きりで済みます。最初は難しいと感じられるかもしれませんが、少しずつ頑張って乗り切りましょう。
WordPress導入の初期設定は以下にまとまっています。
SNS連携をしよう
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSアカウントを持っている場合、WordPress
での投稿を自動でSNS側にも投稿できます。SNSと連携することで、情報を拡散できる幅が変わるでしょう。
SNS連携はテーマにもともと実装されている機能を使用する方法と、プラグインをインストールして行う方法があります。プラグインを利用する場合は「Jetpack」の使用がおすすめです。
WordPressとSNSを連携させる方法は、以下の記事にまとまっています。
まとめ
今回は初心者が迷いがちなWordPressのテーマ選びの手助けになるように無料テーマ19個と有料テーマ6個、あわせて25個を厳選して紹介しました。
あなたの目的にあったテーマが見つかれば、ブログ・サイト運営のモチベーションも上がると思います。
本文中でも紹介しましたが、弊社では『SHAPER』というテーマを独自で開発しました。
手前味噌ではありますが、記事を書いてWebサイトに集客するということに特化したテーマとなっています。
完成されたテーマを使って、Webサイトに多くの人を集客すれば、アフィリエイトや自社商品の紹介で大きな売り上げも作れることでしょう。
集客力があるWebサイトを作りたい場合は、以下の無料講座をご覧ください!
【関連記事】
WordPress初心者にみてほしい記事を以下にまとめています。
→WordPressの使い方について徹底解説
→WordPress初心者におすすめの超便利な機能別プラグイン60選