個人で「稼ぐ力」を身につける必要性と具体的な方法5つ
大企業であっても確実に一生安泰とは言い切れない時代になりました。世の中には、会社以外に個人で稼ぐ力のある人と、稼ぐ力のない人が存在します。
個人で稼ぐ力を持っている人は、会社から独立して専業で収入を稼ぐこともできますし、たとえ会社が倒産しても露頭に迷うことはありませんので、経済的に大きな安定感があります。しかし、こうした個人で稼ぐ力は誰もが簡単に身につけれるものではないのも、また事実です。
今回の記事では、これからの時代を生きていく会社員に必要不可欠な「自分で稼ぐ力」の必要性や具体的に稼ぐ力を身につける方法を紹介します。
目次
個人で「稼ぐ力」が大事な理由
現代社会では、多くの人が就職し、会社で毎日働いています。しかし、その会社の平均年齢はデータによって違いがあるようですが、帝国データバンクによれば「約37歳」、東京商工リサーチでは「約23歳」ともいわれています。
「約37歳」というデータは、倒産していない会社も含めた全ての会社の平均年齢が算出されたものです。
これに対し、「約23歳」というデータは、倒産した会社のみの平均年齢が算出されたものとなっています。
いずれにせよ、23年や37年というと、新卒入社した会社で定年退職するまで働こうと思っても足りません。
もちろん全ての会社が37年で倒産するというわけではないですし、50年以上続いている会社もたくさんあります。しかし、会社が残っていたとしても、リストラに遭えば結果は同じことになってしまいます。
かつては、大企業であれば一度就職すれば安心といわれていましたが、今の時代、必ずしもそうではありません。大企業でもリストラされ、倒産する時代になっているのです。
会社で働いていて、収入のすべてを会社に依存していると、倒産した時にはすぐに路頭に迷ってしまいます。失業手当などを受け取れない場合には、次の就職先が見つかるまで収入もなく、不安な毎日を送ることになってしまうのです。
そのような時に、個人で「稼ぐ力」があれば、すぐに路頭に迷うことはありません。
それだけでやっていく力がなかったとしても、次の就職先が見つかるまでの間、食い繋いでいくことが可能です。
また、個人で「稼ぐ力」を利用して普段から大きな収入を得ていれば、会社のリストラ事情や経営状態に振り回されることなく生活できます。
収入を会社に依存し切っていざとなってから慌てるよりも、あらかじめ「稼ぐ力」を身につけていたほうが賢い生き方というわけですね。
稼ぐ力とは?
では、「稼ぐ力」とは一体どういうものでしょうか。
それは主に、「個人が活用できる専門スキル」のことを指します。
ただし、それによってただ収入を得るというだけの話ではありません。
会社に頼らずに、自分自身の力で収入をアップさせたり、起業や独立ができることを意味します。
また、一時的に収入を得られるだけの能力・仕事も当てはまりません。
個人でできて、組織に頼らず、長期的に収入を得られる力。
それが、「稼ぐ力」です。
自分で「稼ぐ力」を身につける具体的な方法5つ
現代社会で生きていくのに必要な、個人で「稼ぐ力」。では、どうやったらそれを身につけることができるのでしょうか。実は今からでも、「稼ぐ力」を身につけるために行動することは可能です。具体的な方法を5つご紹介します。
1.副業を極める:Webライター
会社に依存しないために「稼ぐ力」を身につけるには、個人で稼げる仕事のスキルを極めるのが有効です。個人で稼げる仕事のスキルがあれば、会社に就職せずとも、その仕事で収入を得ることができますよね。
しかし、最初のうちはなかなか稼げないので、いきなり会社を辞めてから身につけるのはリスクが高いです。そのため、まずは副業として始めて、コツコツ経験やスキルを積み上げていくという方法が得策ですよ。
専門スキルを必要とせず、最も副業として始めやすいのはWebライターの仕事です。
会社員の収入以外に、Webライターとしてまずは5万円稼ぐことを目標にしてみましょう。そして、最終的に月15万円程度のお金を稼げるようになれば、個人で「稼ぐ力」が段々と身についてきたといえます。
実際に稼ぐ方法
Webライターで「稼ぐ力」を身につけるのは、難しくありません。通常の日本語力のある人なら、誰でも始めることができます。Webライターは、知識を身につけたり勉強をしたりするよりも、まずはいきなり仕事を始めて、実践で上達していくのが効率的です。
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスに登録して仕事を受注すれば、それだけでWebライターの仕事ができます。
不安な人は、強いて言うなら、インターネット上にあるメディアや個人ブログなどの記事を読み慣れておくといいですね。執筆のイメージが湧いて、仕事をする時の助けとなります。
また、サグーワークスも人気クラウドソーシングとして有名です。詳細は以下にまとまっています。
→サグーワークスで初心者が稼ぐコツと始め方|プラチナライター監修
また実際にWebライターの仕事を副業として実践してみたくなったら、下記の記事も参考にしてみてください。クラウドワークスとは違って、ライターに特化したクラウドソージングを紹介しています。
【関連記事】
ライターのお仕事を詳しく知りたい方は以下にまとまっています。
ライターの仕事とは?仕事内容や種類、初心者からなる方法とWebでの求人先も紹介
2.副業を極める:Webデザイナー
副業として始められるものに、Webデザインという仕事もあります。Webデザインも、クラウドソーシングサービスを利用して個人で稼げる仕事です。
Webライターのように誰でもすぐにとはいきませんが、勉強さえすれば比較的取り組みやすい仕事といえるでしょう。
Webデザインの勉強方法
Webデザインを勉強するには、独学で勉強する方法と、スクールを利用して勉強する方法があります。
販売されているテキストなどを利用すれば、独学でWebデザインを勉強することも不可能ではありません。半年~1年くらいで、一通り習得することが可能です。
スクールを利用する場合は、受講期間は2週間や半年と、スクールによって異なります。独学で学ぶよりは学費がかかりますが、モチベーションは保ちやすく、お金を払っていると思ったら挫折もしにくいのがメリットです。
デザインスクールの中には、現役のクリエイターに教えてもらえるスクールもあります。たとえば、下記のスクールは無料で説明会を開いているので、興味があれば参加してみてください。
現役クリエイターによる直接指導!Webクリエイタースクール【デジタルハリウッド STUDIO by LIG】
またスクール以外にも、ハローワークでの職業訓練でWebデザイナーのコースを選んで勉強することもできます。
中には、オンライン学習でWebデザインを学べるコースなんていうのも存在します。動画であるため、仕事のあとにも自由に学べますし、直接学ばない分、費用も安く済んでお得です。
ただ、オンラインですとスクールに比べて、自分の学びたいことがしっかりと学べるのか、また転職や独立のサポートはどうかなど、不安もあると思います。
下記のスクールではそんな不安をなくすために、プロのカウンセラーが無料でカウンセリングをしてくれます。興味があれば詳細を確認してみてください。
デザインで自分らしい人生を手に入れる。【TECH::CAMPデザイナーコース】
実際に稼ぐ方法
Webデザインのスキルを身に着けたら、まずはクラウドソーシングサービスで仕事を受注してみましょう。安定して収入を得られるようになれば、個人で「稼ぐ力」は身に着いているといえます。
3.副業を極める:エンジニア
エンジニアも、頑張れば副業として始められる仕事です。WebライターやWebデザインと比べると難易度は格段に上がりますが、その分大きく稼げる可能性があります。
エンジニア市場は伸びており、給料も高い傾向にあるので、スキルさえ身につけられればかなり「稼ぐ力」が得られる仕事ですね。
またエンジニアは、会社で経験を積んで独立する方法が一般的です。会社で経験を積まずに、未経験だけど個人で稼ぎたいという場合、まずは勉強して仕事を受注する必要があります。
エンジニアの勉強方法
エンジニアとして仕事をするためには、基礎知識やスキルなどを勉強する方法があります。エンジニアとしての勉強は難しいので、スクールで勉強するのがおすすめの方法です。
スクールで学びたいと思ったら、まずは無料カウンセリングを受けてみましょう。そこで自分のキャリアを見つめ直して、「どんなエンジニアになって活躍したいのか?」未来が具体的にイメージできてきます。
下記のスクールでは、実際に他業種からエンジニアへの転職に成功した人やアプリを開発して起業した人の声も掲載されています。
詳細が気になったら、下記ページをチェックしてみてください。
Tech Boost
実際に稼ぐ方法
スクールなどで勉強を終えたら、まずはクラウドソーシングサービスで仕事を受注してみましょう。いきなり受注するのが不安だという場合は、友人や知り合いに任せてもらって実践してみるのもおすすめです。
いきなり個人で稼ぐのが厳しいと感じる場合もありますよね。その場合、その道で食べていきたいと真剣に思ってる人は、転職してエンジニアとしての経験を積み、独立するという方法もあります。
会社に入ったら意味ないのでは?と思うかもしれません。しかし、これも個人で稼ぐためのプロセスですので、問題はありません。
未経験からエンジニアに転職したい場合は、下記のサイトを参考にしてみてください。未経験であっても、無料でエンジニアに必要な基礎知識を学ばせてもらえる環境を提供してもらえます。
無料のカウンセリングもおこなっているので、興味があれば下記ページから確認してみてください。
4.起業の準備をする:専門知識・技術を身につける
副業で個人として仕事を始める他に、起業する方法もあります。個人で仕事をする場合も起業に当たりますが、ここでは会社を設立するという意味の起業ついてお話しします。
起業するためには、専門知識や技術を身につけるのがおすすめです。その方が、個人でも起業しやすいからです。
具体的な専門知識・技術
たとえば、美容師としての技術があれば、美容院を設立できます。またマッサージ師の国家資格を取れば、家でマッサージの看板を出して個人的に経営することも可能です。自宅の一部を使った小さなマッサージ屋さんなら、起業のハードルも低く取り組みやすいですよね。
さらには、英会話講師を目指して勉強し、英会話教室を開くこともできます。パソコンの資格があれば、パソコン教室を設立したりもできますね。
企業や大きな施設を立ち上げるとなると尻込みしてしまうかもしれません。しかし、パソコン教室といった小さな施設をイメージすれば、できそうな気がしませんか?
5.起業の準備をする:起業するための知識を身につける
専門知識や技術があっても、起業や経営について何も知らなければ、起業することはできませんよね。専門知識や技術があって、起業しようと思い立ったら、起業や経営について学ぶ必要があります。
起業・経営について学ぶ方法
起業について学ぶには、いくつかの方法があります。
起業・経営に成功している人のブログを読む
本を読んで学ぶ
セミナーに参加する
ただし、学んで知識として得るだけでは足りません。実践に当てはめながら、リアリティを持って理解していくことが必要です。
「稼ぐ力」を身につけられるおすすめの本5冊
ここでは、「稼ぐ力」を身に着けられるおすすめの本を5冊ご紹介します。自分に合いそうだと思った本を選んで、ぜひ読んでみてください。
1.「週刊東洋経済 人生100年時代の稼ぐ力」
「週刊東洋経済 人生100年時代の稼ぐ力」は、東洋経済新報社が出版している雑誌になります。2019年7月/20号が出ており、最新情報がわかるので、おすすめです。
本の内容
この雑誌には、会社に頼らず、個人で稼いでいくために、必要な準備や実践方法などが書かれています。副業や転職、学び直し、資格取得などの実践的な知識が学べる本です。
また人生100年時代に働くコツを、お金を稼ぎ続けてきたプロに聞いているので、説得力のある内容が読めます。副業については、「隠れ副業家」である会社員の座談会も読めるので、勉強になりますね。
他にも需要が高まる資格や、生きている間ずっと稼げる仕事を探す方法など、個人で「稼ぐ力」を手に入れるために必要な情報がたくさん載っています。
2.「50代からの『稼ぐ力』:会社にも年金にも頼らず生きる方法」
「50代からの『稼ぐ力』:会社にも年金にも頼らず生きる方法」は、大前研一さんが書いた本です。小学館の出版で、2019年1月24日に発売された比較的新しい本になります。
本の内容
この本には、「稼ぐ力」は見えない貯金だ!ということが書かれてあります。定年退職をした後、豊かで充実した人生を送るために必要なことは何かということを伝えている内容です。
著者の大前研一さんは本書において、「稼ぐ力」さえあれば、好きなように自分の人生を生きられると述べています。また、「稼ぐ力」がないと、会社や他人に依存したり、政府に左右されたりしてしまうとも述べています。
自ら人生を切り開いていくために「稼ぐ力」をどうやって身に着けるのか、その具体的かつ実践的な解説がされているので、読む価値は高いです。
たとえば、会社を実験台にして「稼ぐ力」を学ぶ方法、出世競争で負けても人生で勝利する方法などが載っています。「稼ぐ力」を身につけたら、会社や年金に依存することなく、自由で楽しい人生が送れる!そんなことを教えてくれる1冊です。
3.「個人で稼ぐ力:スモールビジネス起業のすすめ」
「個人で稼ぐ力:スモールビジネス起業のすすめ」は、板羽宣人さんが書かれた本です。板羽さんは株式会社ベビログの代表取締役で、2006年に起業されました。自社でブログやネットショップ運営をおこない、そのノウハウを活用して会社のコンサルティングも請け負っています。
本の内容
この本には、「個人の時代」といわれる時代を生き抜くために必要な「自分で稼ぐ力」を身につけるにはどうすればいいのか?安定したビジネスモデルを築くためには何が必要か?ということが書かれてあります。
公務員から起業して、場所にとらわれずに生きる著者のスモールビジネス起業論です。
インターネットを活用したスモールビジネスの継続により、個人で生きていくために何が必要かということを教えてくれる1冊です。
4.「稼ぐ力:『仕事がなくなる』時代の新しい働き」
「稼ぐ力:『仕事がなくなる』時代の新しい働き」は、2冊目に紹介した本と同じく、大前研一さんが書かれた本です。小学館によって2013年9月5日に発売された本なので、こちらの方が古いですね。
本の内容
この本では、自分に「値札」をつけられるか、ということが問われています。就活生も、新入社員も、中高年社員も必読の内容です。世界的経営コンサルタントによる、世代別の「サバイバル仕事術」が書かれた本になります。
IT・ロボット化やグローバル化が進む中で、移り変わる先は「仕事がなくなる時代」。そのような状況でビジネスマンには「稼ぐ力」が問われています。
そんなビジネスマンが、いまの時代こそ身につける必要がある能力やスキル、仕事観を教えてくれる1冊です。
5.「大人の週末起業」
「大人の週末起業」は、藤井孝一さんが書かれた本です。クロスメディア・パブリッシングによって2019年5月31日に発売された本なので、新しい時代に沿った内容が期待できます。
本の内容
週末起業とは、藤井さんが20年くらい前に、サラリーマンに対して提唱し始めた起業スタイルです。会社に勤めつつ、週末に自分のビジネスを立ち上げて、軌道に乗ってから独立するといったものになります。
人生が100年となった今の時代は、定年退職してからの人生もかなり長くなっています。そのような中で、どのようにしてお金を得て生きていくのか。
自分の経験や人脈、そして趣味などを活かした週末起業の始め方を教えてくれる1冊です。
まとめ
今回の記事ではあなたが会社以外に「稼ぐ力」を身につける方法を紹介しました。今後、自分で稼ぐ力を持っている人と持っていない人との差はどんどん開いていくことが予想されます。
稼ぐ力はすぐに身につくものではありませんので、興味を持った方法があれば今日から始めてみましょう。
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