会社員が向いてない人の特徴と生き残るための方法
会社員として働いていると、以下のように感じる瞬間があるかもしれません。
「会社にうまく馴染めない」
「上司や顧客に怒られてばかりだ」
しかし自分を「会社に向いていない」と感じる原因は必ずしも個人の資質の問題とは言い切れません。
今回は自分は「会社に向いていないのでは?」と言う悩みを持つ人向けに現状の打開策についてお話し致します。今後の仕事や目標を立てる指針にしてください。
目次
会社員が向いてない人の特徴
まず、会社員が向いていない人の特徴を大きく分けて5つご紹介します。
- 組織で仕事を進めるのが苦手
- パワハラや古い体質が合わない
- 仕事に効率ばかりを求める
- 自分のやりたいことや将来の目標が明確にある
- 育児・子育てなど生活面での制限が多い
あなた自身に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
①組織で仕事を進めるのが苦手
会社員に向いていない方は組織(集団)で仕事を進めるのが苦手な方です。
多くの人と一緒に仕事を進めるためには全体の統制が取るための決まり事が存在します。
例えば、毎日同じ時間に会社に来るのがどうしてもできない人や会社のルールが守れない人は組織の決まり事を窮屈に感じてしまいます。
また、組織では意思疎通が必要です。例えば、進捗状況を絶えず周囲の人間とシェアすることや、報告・連絡・相談、いわゆる「ホウレンソウ」など。コミュニケーションが苦手な方は向いていない可能性が高いです。また、発達障害をお持ちの方など人の気持ちや周囲の空気を察するのが苦手な場合など事情は人それぞれです。
②パワハラや古い体質が合わない
古い体質の会社が合わない場合も会社員が向いていません。古い体質の会社は特に新卒の社員には毛嫌いされる傾向があります。2chにもパワハラや長時間の研修・残業、人間関係の悪さなど多くのコメントが挙がっています。今の時代の若者にはパワハラや長時間労働は前時代的な働き方に写ってしまうようです。
以下のように古い考えを持っている会社があります。
- 長時間の会議や飲みニケーション
- 掃除・お茶汲み・コピー取りは女性の仕事だと考える
- パワハラ・モラハラ・セクハラなどへの意識の低さ
- IT化導入の遅れ
会社の古い体質は違う業種、ベンチャー企業、スタートアップ企業への転職で緩和される場合もあります。多くの企業では時代に合わせた考え方・働き方の変化が行われているので、歴史のある企業の全てが古い体質というわけではありません。
③仕事に効率ばかりを求める
仕事に効率を求めすぎる人も会社員に向いていないと言えます。
組織では多少の非効率な出来事や理不尽さは存在するものです。歴史の長い会社であれば、社内のしきたりや部署間での商売や利益の奪い合いなどの不毛な争いに巻き込まれることもあるでしょう。また、給料の発生しないサービス残業に意義を感じられないという方もいます。
多くの人が働く以上、皆が心地よく感じながら働くことが大きな視点から見たときには会社にとってプラスだと組織は考えるものです。
「仕事は効率」の観点からは極めて合理性を欠いています。一見無駄と思われる根回しや社内政治、関連部署のご機嫌を伺い、気遣いが仕事になると合理性の観点から違和感を覚えるかもしれません。
④自分のやりたいことや将来の目標が明確にある
夢や目標と言った自分のやりたいことが明確な方も会社勤めは向いていない可能性があります。例えば、将来独立して起業したいという明確な目標があり、その目標に向かって具体的に行動を起こしている人です。
夢や目標があるは、会社勤め1日9時間×週5日の時間を自分のことに使いたいと考えるでしょう。兼業でも、仕事以外の時間は自分の目標のために時間を使うので、必ず定時で帰れる保障がない会社勤めを合わないと感じるかもしれません。また、今の職場に定年までお世話になるわけではないと考えると、嫌な上司・同僚に無理に付き合うことを無駄だと感じるかもしれません。
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やりたいことの見つけ方は以下で解説しています。
→やりたいことをやる人生!本当にしたいことの見つけ方5つ
⑤育児・子育てなど生活面での制限が多い
女性は出産や子育てなどの制限も多く、働く時間・期間・形態に制限がある傾向があります。女性特有の理由で会社勤めが合わない場合もあります。
今では多くの女性が社会に進出するようになり、女性が抱える仕事上の制限は男性より多いのが現状です。共働きの家庭であれば、子育てについてはパートナーの男性から協力も得られるでしょう。それでも女性の制限が多いので、シングルマザーであれば尚更大変です。
独身の社員と同じように頻繁に出張に行ったり、遅くまで働いたり、終業後に取引先と飲みに行くなどの行為には制限が付きます。中にはうまくこなせる方もいるかもしれません。しかし、多くの方にとってはこのような制約の中で他の社員と同じような形態で働くことは望ましくありません。
会社員以外の生き方はどうすれば見つかる?
では、会社に向いていない人の別の生き方はどんなものがあるのでしょうか?ここでは4つご紹介致します。
- 副業から徐々に専業フリーランスにシフト
- 株の運用だけで生きていく
- 雇用形態を変更して「パート・アルバイト」として会社で働く
- 適職診断で「働きやすい会社」に転職
①副業から徐々に専業フリーランスにシフト
フリーランスになると会社で働かなくても良くなります。と言っても、いきなり会社を辞めるのではなく始めは、副業などから徐々に準備を始めます。暫くは本業と両立しながら自分のスキルを磨き、副業が軌道に乗ってきたら本業の会社を辞めて専業フリーランスにシフトしていくのです。
会社を辞めるというといきなり起業の話になりがちです。
起業にはリスクも伴います。会社の立ち上げや維持にコストがかかります。フリーランスであれば会社を起こす必要もありませんので、ほぼノーリスクで始められる点がメリットです。
注意点としては、会社によっては副業を禁止している会社もありますのでバレると最悪本業をクビになる可能性があります。
会社で副業が禁止されていないか就業規則を予め確認してください。
②株の運用だけで生きていく
株や投資信託の運用で稼げれば、働かなくても生きていけます。
自分が働く必要がないと、自由時間ができて楽しいですね。また税金も申告方法によっては約20%と労働収入のかかる税金よりも安くなります。
一方で、デメリットは株の運用だけで生活費を稼ぐには相当な額を動かす必要がある点です。
例として株の配当だけで生きていく場合を考えてみます。。株の配当は株価の約3%程度が主流です。
税引き後の配当金で年500万円の収入を得るには約625万円の配当金が必要です。
この配当金を得るには2億円を運用しないといけません!2億円のような巨額は多くの人は持っていないでしょう。あるならそもそも働かなくていいはずです。
多額の予算がないなら、デイトレーダーのように頻繁に取引を行う必要があります。取引には毎回勝てるわけではありませんから、専業トレーダーで生活費を稼ぐには相当のリスクが伴います。
③雇用形態を変更して「パート・アルバイト」として会社で働く
会社員が向いていないのであれば、雇用形態を見直すというのも選択肢の一つです。正社員ではなく、パートやアルバイトとして働くことで自分にかかる責任や拘束時間などの負担を軽減できます。自分の自由な時間を増やせて、ストレスを減らせるメリットがあります。一方、デメリットは収入が減ることや会社が長期間の雇用を保証してくれない点です。今の生活レベルを維持したいのであればバイトの掛け持ちなどの工夫が必要です。しかし、バイトを掛け持ちするなら拘束時間は多くなります。結局、時間とお金のどちらを取るか?という選択になる可能性が高くなります。
④適職診断で「働きやすい会社」に転職
会社員が向いていない人向けの生き方を紹介してきましたが、最後は敢えて会社員として異なる会社で働く選択肢です。
会社や業界には様々なタイプがあり、働くことがストレスにならなかったり、束縛が厳しくなかったりする職種もあるからです。例えば、古い体質の歴史ある会社に馴染めなかった方が、IT系のベンチャーに転職し自由な社風の中で快適に働けると言ったケースもあるでしょう。
一つの会社・業界を経験しただけで、「会社員が向いていない」と判断することが早計かもしれません。
自分にどんな仕事・業界が向いているのか?を判断するのは適職診断サイトを利用すると良いでしょう。以下に3つのサイトをご紹介します。それぞれのサイトでは無料で簡易的な適職診断を行うことができます。診断結果に基づいた求人案件を探すことにより効率的な職探しが可能となります。
Career Index適職診断→https://careerindex.jp/aptitude_assessment
仕事に求めるもの、ビジネスにおける強み、個人の性格と傾向などを分析できます。
適職診断NAVI→https://tekisyoku-navi.com
ご自身の性格、キャリア志向性、行動特性を分析してあなたに合った職業を紹介。
リクナビNEXT→https://bit.ly/3fE6xLt
あなたの性格と仕事への価値観を分析し、適職を紹介します。
注意点としては転職先もブラック企業という可能性です。転職が必ずうまくいくとは限りません。転職先の会社の評判や調査は綿密に調べる必要があります。
まとめ 会社員に向かない人は「社会不適合者ではない」
本日は以上となります。会社員に向いていない方向けに色んな選択肢をご紹介しましたが、
「会社員に向いていない」と言う考え自体を一度深く検証してみてください。会社にも色んなタイプ、業界があり常識も異なります。今の会社に合わないだけで「会社員に向いてない」と判断するのは早計です。職場を変えることで自分の合った働き方を見つかることもありますので、会社員に向いていないと決めつけずに色んな選択肢を検討してみてください。
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