Googleのインデックス数を調べる方法を3分で理解できるように解説
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Googleでの検索順位を上げるためにやるべき事はたくさんありますが、今回は重要なSEO対策のひとつにもなる場合がある「インデックス数を増やす」という方法をご紹介します。Googleの無料ツール「サーチコンソール(Search Console)」を使用して、インデックス数を調べる・増やす方法をまとめてみました。
それではご自身のサイトがどのくらいインデックス(登録)されているのかをチェックする前にインデックスの基本的な部分から順番に説明していきます。
目次
インデックス数とはそもそも何?
Googleにインデックスされるとはどういうことか
まずは「Googleにインデックスされる」という言葉の意味から説明していきましょう。Googleは世界にたくさん存在するサイトの情報を収集・分析して、検索エンジンに表示していますが、ご自身のウェブサイトの1ページ1ページが登録される事をインデックスされるといいます。インデックスされるとGoogleの検索結果に、ご自身のサイトのページが表示され、インデックスされない(登録されない)ページは検索結果には表示されません。
Googleはサイト情報を収集するために、定期的にサイトに訪問してきてくれます。記事を書いたり、更新していれば自然にインデックスされます。定期的といっても、そのサイトの更新頻度やその他要因により、巡回する回数やタイミング等が異なってきます。
例えばGoogleからの信用度が高いサイトで、毎日記事更新されている場合、毎日Googleが収集しに来てくれますが、更新頻度が1週間に1回の場合、1週間に1回から1か月に1回などバラバラですので、記事公開・更新を行ったからといって、すぐにインデックスされるということではないことに注意が必要です。
インデックス数とは
次にインデックス数とは、ここまで述べてきた通り、検索エンジンに登録されたサイトの「ページの総数」のことです。
公開記事だけでなく、カテゴリーのページや会社概要、お問い合わせフォーム等のページなども含まれます。
サイトがペナルティーを受けた時などは、このインデックス数が急減することもありますので、時々このインデックス数をチェックしておく事も重要です。
インデックス数を増やしたほうがいい理由
一般的にインデックス数を増やした方が良いと言われる事が多いのですが、本当なのでしょうか。
確かに数年前までは大量のページを一気に作成しても、被リンクをたくさん設置することで上位表示するのに有利とされる時代がありましたが、現在ではコンテンツSEOと呼ばれ、Googleからの評価が低いページを量産して公開しても、上位表示することは難しい時代に変わりました。以上のことから大量にインデックスされていたからといって、自動的に上位表示されることはありません。しかも内容が薄い低評価ページが多いと、ペナルティ等の悪影響が出てくる可能性さえ考えられます。
しかしながら、それでもインデックス数を増やした方が良いと言われる事が多い理由は、Googleからの評価が高いページが多ければ多い程、上位表示の可能性が高まるからです。
インデックス数を確認する方法
インデックス数を確認
上位表示に必要な事が分かってきたところで、早速ご自身のサイトのインデックス数を確認してみましょう。
インデックス数を確認する方法は2つあります。
①Google検索で「site:ドメイン名」で検索する
②Googleの無料ツール「サーチコンソール」を使う
①についてはご自身のサイトのドメイン名を、Googleの検索窓に直接入力して検索する方法です。ご自身のサイトの中で、インデックスされたページのみが検索結果として表示されます。
下記画像を参考に、「site:ご自身のURL」と入力してください。
②については次のパラグラフで説明していきます。
インデックス数の推移を確認
②についてはGoogleの無料ツール「サーチコンソール」を使い、インデックス数及びインデックス数の推移を確認する方法を説明していきます。まずはサーチコンソールにログインしてみてください。
上記画像の赤枠を参考にログイン後、管理画面の左側にある「Googleインデックス > インデックスステータス」の順にクリックします。
※サーチコンソールを使うには、登録が必要になりますので、まだ未登録という方はぜひご登録してください。
管理画面の右側では「インデックスに登録されたページの総数」の数字とグラフを確認することができます。
このページでは、「基本」「詳細」タブに分かれており、「詳細」タブをクリックすると、下記3つの項目のチェックができます。
・「インデックスに登録されたページの総数」・・・Googeにインデックスされたページの総数になります
・「ロボットによりブロック済み」のページ数・・・robots.txtを使用してご自身のサイト内でインデックスされたくないページをGoogleに申告する方法です。これは上級者向けのサービスになります
・「削除済み」のページ数・・・サーチコンソール管理画面の左側の項目内にある「Googleインデックス > URLの削除」という機能で、Googeに削除申請して許可されたURL数になります
「基本」タブの「インデックスに登録されたページの総数」さえ確認できれば、サイト運用の初期段階では十分です。また、このグラフはグラフの下にある「グラフデータをダウンロード」のボタンからダウンロードもできます。
それでは次に、インデックス数の推移を確認します。画像内のグラフを見てみると、過去1年間のインデックス数が表示されます。
このグラフではサイトオープン1か月目で1,500ページ、2か月目で5,000ページを超えるインデックス数となり、かなりハイペースで量産しておりますが、高品質なページが多数を占めているため、インデックス数が急増しても問題ない成功時例です。
このようにインデックス数が急増した後、逆に急減した場合はなんらかのペナルティを受けた可能性等も考える必要が出てきます。
サイト運用の初期段階では、公開した記事数と同じようにインデックス数も伸びているかを確認することで、サイトに異常な状態がないかの確認する方法の一つとなります。
インデックス数を増やす5つの方法
インデックス数を増やすには、新規ページを検索エンジンに登録することですが、その際にぜひ行いたいことは下記項目です。
1.サイトマップを追加する
サイトの情報を整理した一覧表のようなものであるサイトマップを追加することでGoogeがサイト情報の収集を効率よく進められるようになるため、より多くのページを早くインデックスすることが可能になります。
サーチコンソールの管理画面の左側メニュー欄で「 クロール > サイトマップ 」の順に押下して、表示されたページの右上にある「サイトマップの追加/テスト」から送信することでGoogeに登録できます。
2.Fetch as Googleでインデックス送信する
Fetch as Googleという機能は、新規作成したばかりのページなどを、いち早くインデックスして欲しい場合に、Googeにお願いするものです。多くの方が利用するツールで、筆者もいつも使用している機能ですが、早ければ数時間以内で、遅くとも1週間以内には来てくれているイメージです。
サーチコンソールの管理画面の左側メニュー欄で「 クロール > Fetch as Google 」の順に押下して、登録したいURLを入力して登録します。
3.更新頻度をあげる
更新する頻度が多ければ多い程、Googeから情報収集を頻繁に行ってくれるようになります。但し、ほとんど内容が変わらなかったり、修正文字数が少ないと、意味のある更新とはGoogeに認めてもらえないかもしれませんので、ページ更新はしっかりとした修正が必要です。
4.シンプルな階層構造・URL構造にする
一般的に3階層以内に目的ページに辿り着けるサイト構造にするのが良いといわれています。これはサイトの構造が複雑で階層が深いとGoogleの情報収集に時間がかかったり、サイト内の全てのページを登録しない場合があるためです。インデックスして欲しい全てのページを登録してもらう為にもシンプルな構造にしましょう。
5.質の高いコンテンツを作成する ※オリジナル性の高い文章
質の高いコンテンツとは、他人の文章のコピーではなく、オリジナル文章で且つユーザーの興味を惹く内容のページを指します。ユーザーにとって有意義なページ内容は、Googeにとっても高評価です。
こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
上位表示するために最も重要でかつ決定的な要素となるものは、高品質なページを増やしながら、インデックス数を増やしていくことです。
競争が激しいキーワードで上位表示されているサイトをご確認いただくと一目瞭然ですが、Googeに高評価を受けたページを豊富に持っているサイトばかりです。
サイト運営の初期段階では、競争の低いキーワードを狙っていく事が重要ですが、ご自身のサイトがいずれ大きくなっていけば、この競争が激しいキーワードで上位表示を目指すことになりますので、日々、高品質なページを増やしインデックスする事を心掛けましょう。
検索エンジンから集客を行なうなら、SEOで結果を出さなければなりません。
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