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ブログ記事の作り方手順9STEPと読者の心を掴むテクニック10選

  • B!

ブログ記事の作り方を調べると、様々な情報がネット上にあふれています。しかし、それらの情報をいくら集めても、
・結局何から始めればいいの?
・コレが良い、アレが良いはわかるけど、一から教えてよ!
・ 情報を集めるだけで疲れたわ!

と感じることがあるでしょう。

今回は、ブログ記事の作り方を、おこなう作業ごとに順を追って説明していきます。書いてある内容を実践すれば、必ず、ブログ記事が書けるようになります。
読者を集めるための、読者の心を掴むテクニックについてもご紹介しています。順を追った作業の補足的な説明ですので、実際の作業をする際に役に立つ情報になっています。良いブログ記事を作る基準を知ることができますので、ぜひ、ご一読ください。

良いブログ記事とは

良いブログ記事とは、読者に行動を起こさせる記事です。

・ 促す行動
・役に立つ情報
・狙った相手

上記の3つに、はっきりと答えられる記事が良い記事です。

最終的に相手にどうしてほしいのかを、記事を書く一番最初に決めておく必要があります。他の2点は、相手にしてほしいことがあるからやることです。この記事を読んで、相手に起こしてほしい行動や感情をはじめに決めて、見える場所に貼ってください。

目標を決めたら、相手の役に立つ情報を取捨選択します。自分の知っていることをただ書くのではなく、伝えたい相手に行動を起こさせるために、わかりやすく、必要なことを書いていきます。

良いブログ記事を書くためには、相手を決めなければいけません。ただ決めるのではなく、狙った一人に必ず届くと、真剣に願って記事を書くと良い記事になります。

ブログ記事の作り方手順9STEP

1.テーマ決定

テーマ決定には、「ブレインダンプ」という方法を使うと、頭の中を整理しやすく早く結果がでます。ブレインダンプの方法をご説明する前に、テーマを決定するときに必要なポイントについてご紹介します。

テーマ決定に重要な2つのポイント

テーマ決定には、いかにして自分にご褒美をあげながら、明確な目標を達成していけるのか、を考える必要があります。

( i )テーマに興味があるか?

テーマへの興味は、ブログを継続していくために必要です。どのようなテーマを扱うにしても、自分の探究心が満たされないものはただの苦痛でしかありません。ブログを続けていくためには、いかにして、ブログに没頭できる状況を作り出せるのかが重要です。

自分で研究して「楽しい!」「人の役に立っている!」など、金銭以外で自分自身へのご褒美があることは大きなポイントです。ブログを続けていける可能性が段違いに上がります。

ブログ記事を書く目的は人それぞれです。日々の記録や、感性が合う人とのコミュニケーションとして記事を書く人は、テーマの興味だけで記事を書いてもかまいません。

ですが、ブログ記事を使って「目標を達成したい」と考えている人には、興味だけでテーマを決めることはおすすめできません。

( ii )テーマに重要性があるか?

テーマの重要性は「目標を達成」するために大切です。テーマを記事にすることで、どのような意義があるのかを明確にしましょう。世の中に受け入れられる記事を書けば、それだけ読者の数が増えていきます。

「読者を増やして広告収入を得たい」「テーマを研究して同士を集めたい」「流行に敏感になりたい」「モテたい」など、ブログ記事を書く目標を明確にすることが大切です。最終目標を達成するまでの時間が段違いに向上します。

ここでいう重要性とは、記事の正確性のことも表しています。あくまでも、現実に目標を達成するための手段ですので、書いているテーマ(記事)が、世の中で重要なものと認識される必要があります。

ブレインダンプはテーマ決定に最適

ブレインダンプとは、自分の頭の中にある情報をすべて出し切るための方法のことです。

ブレインダンプをする理由は、

・自分の興味と他人の興味の接点を見出せる
・自分の興味を明確にする
・他人でも共感できる部分を明確にする
・自分の目標が明確になる
・目標を達成するには何が必要なのかが明確になる
・次のステップが明確になる* 効率的に作業時間を使うことができる

上記のようなことが、目で見えるようになるからです。実際にブレインダンプをおこなう時は、

・自分の好きなことやりたいこと
・やらなければいけないこと
・やりたくないこと

を思いつく限り、大きな画用紙などに書いたり、パソコンに打ち込んだりして、目視できる状態にします。私の場合は、手を使って紙に書き出したほうが効果が高く感じます。書き出した内容は、文字ではなく絵の場合もあるからです。

ブレインダンプでは、頭の中の情報をすべて出し切ることが重要です。各項目100個以上は必ず書き出してください。もう出ないと思っても、考える時間を決めたり、出す数を決めて書き出してみましょう。「風呂に入る」「歯を磨く」「ご飯を食べる」など、当たり前のようなこともどんどん書き出していきます。

書き出した内容は、自分の願望や興味がほとんどですが、中には、自分以外の他人も興味があることが含まれています。

私の場合なら、「海の見える場所で暮らしたい」「彼女がほしい」「ホノルルマラソンに参加したい」「世界一周食べ歩きがしたい」「たっぷりゲームがしたい」「海外で暮らしたい」などが、「自分だけの興味・願望」になります。

この他に、「お金持ちになりたい」「モテたい」「やせたい」「うまいものが食べたい」「働きたくない」「支払いが面倒」など、自分以外の他人でも求める確率が高い「普遍的に求める内容」もあります。

上記のような「普遍的に求める内容」が「テーマの重要性」です。「自分の興味・願望」を「普遍的に求める内容」にミックスしたものが自分に適したテーマになります。

書き出した項目を、ジャンル、叶えていく順番、同時にできること、できないことなど、思いつく限り分類してみましょう。

ブレインダンプで書き出した項目を丸で囲ったり、矢印でつなげてみたり、分類したり、細分化してみてください。細分化してまとめた項目の類似性や属性、関係性を考えていくと、願望を叶えるための問題点がどんどん出てきます。

その問題点は、あなたの興味のある内容で、あなたと同じ悩みを抱えている誰かに向けて、記事を書いていけるテーマです。空想の記事タイトルを作る

興味のある問題点に名前をつけて、まだ書いていない空想の記事タイトルを出してみてください。ブレインダンプで出した自分の興味について、疑問に思うことをどんどんタイトルにしていきましょう。

例えば、「海の見える住宅10選、イケテル住人になるには年収いくら?」「激ウマ料理!世界一周、日本では理解されない4大味覚」など、まだ書いていない空想の記事タイトルをどんどん出していきます。

出てきたタイトルに何かしらの類似性を見つけて、分類してみましょう。まとめたものが、自分に適したテーマのジャンルといえます。ジャンルが決定したら、空想上の記事タイトルの信頼性を確かめていきます。

記事を書くために必要な、問題を解決するための役に立つ情報は、空想では誰の役にも立ちません。企業サイトやその道のエキスパートのブログなどから、正確な情報を集め、記事にする情報の正確性や有用性を確認してください。

先ほど出した空想上の記事タイトルの中には、自分が人より少しでも詳しいジャンル、自分だけが感じている魅力、自分が愛してやまない理由が少なからず含まれています。

自分の情熱を、信頼性のある企業の情報や、経験者、その道のエキスパートの情報と共に、伝えられる記事を実際に作っていきましょう。

これから書いていく複数のテーマは、一つのジャンルに収めるようにしてください。旅行関係の記事なら旅行関係だけ、ブログの書き方ならブログ知識だけのジャンルに収めるようにしましょう。どちらも書きたい場合は、ブログを2つ作りましょう。

2.ターゲットのリサーチ

テーマが決定したら、記事の内容を伝えたい相手を決めます。特定の誰かに向けて書いた記事ほど、伝わりやすい記事になります。これから書く記事を読んでもらう人を明確に決めましょう。

決めたテーマを見ながら、

・この記事は誰に向けて書くのか?
・この記事で何が伝えたいのか?
・この記事を読み終わってどう思ってほしいのか?

それぞれの質問に答えてください。それぞれの質問の答えは、まだぼんやりとしているかもしれません。そのような場合は、これから書く記事のテーマに関する内容を、Yahoo!知恵袋で調べてみましょう。

Yahoo!知恵袋で興味がある(テーマと一致してる)質問を見つけます。質問を見つけたら、質問者のアカウントを調査します。

・他に同じような内容の質問をしていないか?
・他に興味があることは何か?
・性別は?
・年齢は?
・ 職業は?

など、質問内容やアカウント情報から、質問者の属性、興味、目的などを表にしてデータベース化しましょう。同じような質問をしている人を複数人に調査して、質問者を類似性や趣味嗜好などで分類していきましょう。

分類したYahoo!知恵袋の質問者のなかから、自分が役に立てそうな人、自分が役に立ちたい人、この人に向けて記事を書く!と考えられそうな人を選択します。

Yahoo!知恵袋には、本当に様々な人が質問をしています。自分が役に立てそうな誰かを見つけ出すことで、ターゲットを絞り込みます。もしも、まだターゲットが見つからない場合は、後述する「ペルソナを設定する」方法を試してください。

 3.必要な知識のリサーチ

ターゲットが決定したら、記事を作るために必要な知識を収集します。読者(ターゲット)の気持ちになって考えることで、抱えている問題や興味を見つけ出します。

問題・興味を見つけ出す具体的な方法は、

・キーワードを使って調べる
・Yahoo!知恵袋やSNS、口コミで調べる
・自分の経験談をメモする

上記の方法で、読者の抱えている問題や興味がありそうなポイントを洗い出します。キーワードを使って調べる

キーワードを使って調べる方法は、記事のテーマをキーワード(単語)に分解して調べていきます。

例えば、記事のテーマが「ブログ記事の作り方手順」の場合は、「ブログ 記事 作り方」「記事 作り方 手順」など、テーマから単語を抜き出して情報収集します。

表示されるページは、これから書くテーマとライバル性がある記事です。書かれている内容をより詳しく、または違った角度で説明するために、検索結果の1ページ目にあるサイトを重点的に調査しましょう。表示される広告サイトは無理に見る必要はありません。

さらに、テーマから連想される単語などもあわせて検索すると、記事の内容の正確性や利便性が充実します。

「記事 初心者 作り方」「文章 Web 見やすい」など、テーマから連想できる言葉でも調べると、違った角度(言い方・見方)で、同じ内容の説明を見つけることができます。自分が書いた文章の、正確性や別の利用方法を見つけ出すことができます。

また、サジェストという機能を使うと、より多くの読者を獲得できるキーワードを知ることができます。サジェストとは、検索窓に知りたい内容のキーワードを入力すると、関連したキーワードを自動的に表示してくれる機能のことです。

サジェストで表示されるキーワードは、検索したキーワード「記事 書き方 わからない」の内容を知りたい人が、同時に知りたいことです。上記の図の場合、「記事 書き方 わからない」を知りたい人は、「レイアウト」の方法や「ブログ」の書き方、「雑誌」記事の書き方も知りたいことがわかります。

ブログ記事を書く際のレイアウト(デザイン)の仕方、雑誌記事とWeb記事の違い、雑誌記事を書く際の注意点などを、「記事 書き方 わからない」人に向けて紹介すると、役に立つ確率が高くなることが想定できます。Yahoo!知恵袋やSNS、口コミで調べる

ターゲットの興味や疑問点を知るためには、実際に体験している人の例をとにかく集めることが重要です。

Yahoo!知恵袋では、疑問を持った人が経験者にいろいろな質問をしています。その中から、書く予定の記事テーマに関する内容を調査して、ターゲットが感じている疑問点や興味を収集していきます。

Yahoo!知恵袋では、質問者が質問に対する一番役に立った回答を実際に決めています。ターゲットが自分に、一番役に立った情報を教えてくれています。一つの質問に対して、複数の役に立つ回答がわかりやすくまとめてあり、とても参考になります。

同じように、SNS(TwitterやFacebookなどのソーシャルサイト)や、口コミ情報を使って、テーマに関係ある体験談・経験談を収集していきます。面白かった・役に立った・こんな問題があったなど、具体的な内容を知ることができます。自分の経験談から連想する

問題点や興味を調査したら、自分が体験したこと、自分が感じているテーマへの興味関心を調査内容に付け加えます。調査の途中に感じた、自分の思考をメモに取っておくと、記事を書く際のツナギ部分として役に立つことがあります。

例えば、「ブログ 記事 レイアウト」を調査しているときに、「そういえば、ひとつのテーマに3つのポイントを決めて文章を書くと、内容がまとめやすかったなぁ」など、レイアウト(デザイン)の調査中に、文章のライティングテクニックのことを思い出したりします。

思い出すということは、必ず何かの関連性があります。レイアウトも文章のライティングテクニックも、読者に見やすい記事にする為に必要なことなんだ!ということが、自分の経験として語れるようになります。

記事を書く際に、レイアウトテクニックとライティングテクニックの橋渡しとして、語れることが自分の中から出てきます。

「文章を書いたあとに、いろいろ校正をいじるのは楽しい。」「書いた記事を1日後に見直すと、伝えたい内容が違ってて怖くなる。」など、体験した自分の感情を記事に反映できるようになります。

調査した内容とは別に、調査中に感じた自分だけの色(情熱)もメモしておきましょう。

4.構成を決める

ブログ記事の構成とは、記事全体の流れ、見出し、読者の目の動き、によって決まります。記事全体の流れ

雑誌などの記事は、通常、「タイトル」「見出し」「小見出し」「本文」で構成されます。さらに、記事の上から下に流れていく中で起・承・転・結が必要になります。ですが、ブログ記事(Web上の文章)の場合は、起・承・転・結ではなく、結・承・転・結が理想的です。

Web文章には、読者の関心を記事のはじめでつかまないと、一瞬で記事からはなれてしまうという特徴があります。Web上には、大量の記事があり、同じような内容の記事がそこらじゅうに転がっているからです。

記事の最後で結論を述べては遅いです。記事のはじめで結論をアピールしてください。記事の最後には、飛ばし読みは損だという感想を読者にあたえるような、各見出しのアピールポイントを書くようにしましょう。

冒頭からまとめまで、本文中に書くおすすめの内容を、記事の流れに沿ってご紹介します。

冒頭(100 ~ 300字)

冒頭は、記事の内容を全力でアピールする場所です。導入文(リード)と呼ばれ、記事を訪れた読者に、

・悩みの詳細
・解決する方法
・解決した結果
・理想の未来

を提示します。

100~300字という制限は、検索結果で表示されるタイトル直下にこの導入文が表示されるからです。魅力的な導入文を書けば、記事を読み進めてくれる人が増えます。

せっかく訪れてくれた読者の、関心・興味を全力でつかみにいく文章を冒頭に持ってきましょう。おすすめは、記事を書き上げた後に導入文を書く方法です。

この方法をとることで、記事の中で一番伝えたい内容や、記事を読んだ後に、どんな未来があるのかを説明しやすくなります。

( i )「見出し」

・なぜ、必要なのか?
・なぜ、このテーマで記事を書くのか?
・このテーマはどんな仕組みなのか?

自分が(この)記事のテーマを書く理由や動機、テーマを伝える重要性を読者にアピールしてください。
読者がこの記事を読む理由を説明します。言い方をかえると、テーマで一番伝えたい核となる部分をここに要約します。

・こんなときに困る
・こんなときに便利
・これはお得* 知らないと損
・これは楽しい
・ この方法は簡単

など、ここでも全力で読者の期待感を盛り上げる文章を書きましょう。

( ii )「見出し」

テーマのやり方・出来事などを、一つずつ順序を追って説明していきます。

必要であれば、「見出し」のなかに「小見出し」を作って、わかりやすくしましょう。順序を守ることが大切です。まだ説明していない内容を先に書いてしまうと、読者が混乱してしまいます。

自分の体験談を例として挙げたり、その場にあわせた説明を、ひとつひとつ適切な場所でするようにましょう。読者が混乱しない流れを意識してください。

( iii )「見出し」

具体的なテクニックや行動する方法を紹介します。一連の流れを2章で説明したあとに、3章でさらに詳しいテクニック、お得な情報、知っていると便利なことを紹介しましょう。

作業のひとつひとつ、物語のその都度で、具体的に行動できる、知っていると便利だったことなどを説明しましょう。

なるべく具体的に臨場感を出して、読者に行動してもらえるようなお得な情報を紹介してください。もちろん、金銭的なことでもかまいませんし、作業効率の向上や、体験した満足感でもかまいません。

( iv )「まとめ」

読み飛ばした読者がまとめを読んで、各章の詳細を知りたがるような文章を書きましょう。Web記事は、とにかく読み飛ばされることが多いです。スマホで読んでいる場合は、8割以上は読み飛ばされると思ってください。

まとめは、記事を読み飛ばした人が、最後に目にする項目です。まとめで、各章のポイントや、目を通すと絶対にお得だというアピールをしましょう。記事全体の流れを理解したら、次に、各章の「見出し」を決めていきます。

見出しの決定

ブログ記事はとにかく読み飛ばされます。見出しは、その章の本文を要約したもので、読者が一目でその章に書いてある内容を理解、もしくは興味を持つものにしてください。読者が見出しだけ流し読みしても、その後の記事の内容についてこられる必要があります。

見出しを作るのは本文を少しだけ書いた後にすると、インパクトのある、説得力のある見出しを作りやすくなります。先に記事全体の流れをご紹介しましたが、今の段階では、テーマの調査が終わっただけです。見出しも、記事の本文もまったく作っていません。

まずは、本文の流れを理解して、調査した内容や自分の体験談について、どこで紹介すればいいのかを決定します。調査した内容を並べ替えて、読者に混乱を与えない流れを作ってください。ある程度の流れができたら、本文の要素を決定します。

一つの章(見出しの中)で、読者に伝える主なテーマは一つです。

本文は、読者に伝える主なテーマを、説明する3つのポイントを作ることで書いていきます。伝えたい内容が複雑な場合は、小見出しを作り、その中で3つのポイントを作ります。

3という数字には、人間の興味を引く不思議な力と説得力があります。長い文章も、3という数字を使うだけで、人の記憶に残りやすくなります。

伝えたい主なテーマを説明するための3つのポイントを作り、そこに言葉を肉付けして本文を作っていきますが、3つのポイントが決定したら、ひとまず見出しを付けてください。

見出しでは、一番伝えたいテーマを短い言葉で説明します。テーマと3つのポイントの中から、言葉を抜き出すと読者に伝わりやすい見出しになります。読者の目線を誘導する

伝えたいテーマを読者に読んでもらうためには、読者の目の動きを理解して、誘導する必要があります。

具体的な方法は、

・大見出しのすぐ下に画像を入れる
・画像のすぐ下に、章を要約した文章を入れる
・記事の各章は同じフォーマットを使う

ブログ記事(Web上の文章)は、読みにくかったり、書いてある内容が理解できないと、すぐに読み飛ばされます。画像は、記事の中で読者の目を引くのに最適です。見出しや伝えたいテーマの近くに画像を置くことで、読者の目を誘導します。

さらに、記事全体を通して、使う画像の大きさを均一にすると、記事を見る読者のストレスを減らすことができます。画像はとても有効的ですが、画像を使いすぎると読者の目を引く効果が薄れます。読者の目線を意識して画像を挿入していきましょう。

画像で読者の目を誘導したら、読者に伝えたいテーマを画像のすぐ近くに集中させます。見出しで説明・興味を引き、画像の下で、章の内容を一文で伝えます。

この方式(フォーマット)は、記事全体をとして同じ方式を使ってください。途中で方式が崩れると、読者にストレスがかかります。「見出しの下には、画像が入っている」と、読者に無意識に理解してもらいましょう。

方式(フォーマット)一例

冒頭(記事の内容を全力でアピール)1章「見出し」(一目で章の内容が理解できる・気になる短文) 画像  本文冒頭(本文中から章のテーマ+3つのポイントを要約)

本文 (記事のテーマを書く理由や動機)

見出しを支える3つのポイント

2章「見出し」 画像  本文冒頭

本文 (テーマのやり方・出来事を順を追って説明)

小見出し(見出しを支える小見出し)      小見出しを支える3つのポイント

小見出し

小見出しを支える3つのポイント

3章「見出し」 画像  本文冒頭

本文 (具体的なテクニックや行動する方法を紹介)

まとめ(各章の詳細を知りたがるような文章)

読者が流し読みしていても、各章にすぐにアクセスできるように、記事のフォーマットを整えましょう。

5.タイトルを決める

記事の見出しを作成したら、記事のタイトルを決めます。記事のタイトルは、32字以内で「読めば自分の役に立つ」と、読者に強く意識させる内容にしましょう。

32文字という文字数制限は、Google検索、Yahoo!検索、はてブ検索などの検索エンジンで、表示されるタイトルの最大文字数が32文字だからです。32文字以上のタイトルは、最後の文字が表示されなくなります。

実際にタイトルを決める具体的な方法は、

・すでにある見出しを集めて、見出しからキーワードを抜き出す
・キーワードを並べ替えて説得力のある短文を作る
・キーワードを別の言葉にいいかえて、印象を変える

各章の見出しを集めて、その中からキーワードを抜き出して並べていきます。並べたキーワードを見ながら、次の質問に答えてください。

・記事の目的は何か?
・どれくらいの知識が得られるのか?
・記事を読んだらどうなれるのか?

キーワードの中や質問の答えから、言葉を抜き出して、いくつかの文を作ってみましょう。いくつでもかまいません、タイトルの候補をここで作ります。

いくつか作った文のうち、検索で表示されたらどれが一番気になるだろう、FacebookやTwitterで流れてきたら、目に留まるのはどれだろうと、文のインパクトを考えていきます。

候補文のキーワードを別の言葉でいいかえてみると、インパクトが増す場合もあります。

例えば「読めばわかる」→「5分でわかる」など、読者の行動を促す言葉に変えてみましょう。いくつかの候補文の中から、これが一番読者(ターゲット)に伝わる、読者が行動(記事をクリック)をしやすい、と思えるタイトルを決定してください。

6.本文を執筆

 

テーマとポイントを設定してから本文を書くタイトルの項目でもお伝えしましたが、テーマを3つのポイントで支えて、ポイントに言葉を肉付けしていくと、文章がとても書きやすくなります。

読者の記憶に残る言葉を3つ、意識的に決めてから本文を書き始めましょう。3つのポイントを読者にわかりやすくすると、読者の興味を引くことができます。さらに長い文章でも、説得力が増します。

記事の本文は、記事のジャンルによって書き方が変わります。自分の経験や出来事をかたる場合と、やり方や、手順などを説明する記事では、読者に一番伝えたいことが変わるからです。

自分の体験談・出来事を書く場合

体験談・出来事の記事を書く場合は、自己紹介を入念にしましょう。

筆者の

姿を読者に想像させるほど、共感を得ることができます。筆者の属性を読者に理解してもらうことで、体験談や出来事への関心・共感が段違いに増します。

体験談や出来事を語っていく記事は、何よりも「伝わりやすい」ことが、読者と筆者との共感に繋がります。

筆者の体験した出来事、実体験の記事は、読者が記事を通して、筆者の苦労や経験、感情などを追体験していきます。記事を読んで共感し、楽しい、面白い、役に立つ、そのとおりなど、読者の感情が刺激されて説得力が生まれていきます。

読者の共感をより強く引き出すためには、筆者の自己紹介を詳しくすることです。性別、年齢、職業、詳しい趣味など、読者が親近感を覚えやすい内容をアピールしてください。やり方や手順、テクニックを紹介する場合

やり方や手順、テクニックを紹介する記事は、記事を読み終えたときに何が残るのかを強く意識して記事を作りましょう。読者が記事の内容を信用してくれるようになります。

方法を紹介する記事は、読者の共感を得るためではなく、目標を達成するためにあります。

記事を読み終えた読者が、

・どんなことが解決するのか?

・どんな行動を起こしてほしいのか?

・どんな気分になってほしいのか?

記事を読んだ結果を常に意識しながら、記事を書きましょう。

世の中にあふれているハウツーやノウハウのなかから、目標を達成するための情報を、とことん洗い出してわかりやすく編集します。

この記事を読んで、自分でもできる!役にたった!など、記事を読み終えたときの読者の気持ちをゴールにすれば、伝えたいテーマはコレ、紛らわしい情報はコレ、と役に立つ情報と紛らわしい情報を分別することができます。

また、その双方を記事に書けば、読者が記事の内容をより信用してくれるようになります。読者が膨大な情報の海から、必要な情報を分別する手間を省いてあげられるからです。

7.校正をする

 

記事を書き終えたら、初めから最後まで文章を校正(文章チェック)していきます。声に出して記事を読みながら、チェックする方法がおすすめです。誤字・脱字のチェックはもちろんのこと、表現・表記の揺れや文章の単調さ、文の長さなども合わせてチェックしていきましょう。

校正で一番重要なのは、いかにして読者にストレスを与えない文章になっているか、ということです。

表現・表記のゆれについて

表現の揺れとは、自分のことを、私、僕、俺、など、他の表現で表すことです。多少はかまいませんが、表現の揺れが、記事を通してあまりにもバラバラだと、読者が混乱してしまいます。

表現が揺れているところは、筆者が理解していて、意図的に使っているぐらいがちょうどいいです。ハウツー・ハウトゥー、アメリカ・米国などの表記は、記事全体を通してどちらか一つだけにしましょう。

「~です。~ます。」調と「~だ。~である。」調に大きく分かれている文末表現も、どちらか一つのみで記事を書き上げるようにしてください。文豪の中には、どちらの文末も合わせて使う人がいますが、基本的には片方だけを使うべきです。

読者が混乱しないように、スムーズに読める文章を心がけてください。

文章の単調さについて

文章が単調だと、記事に書いてある内容の正確性まで疑われることがあります。文章を声に出して読んでみて、単調になっていると感じたところは、修正するようにしましょう。

表現を変える、文の順番を変える、いらない文を削るなどの修正をしてください。文章の単調さとは、「~です。~ます。」「~だ。~である。」などの同じ文末表現を、連続して使うことや、同じ接続語を連続して使うことです。

「そして」「さらに」「ですが」「または」などのような接続語は、連続して使うと、読んでいて読者が疲れてしまいます。同じ言葉を短い区間で繰り返すと、できの悪い感想文のように感じる表現です。

文章の長さについて

長すぎる文章は、書いてある内容が理解できなくなります。伝えたい内容がぼやけて、読者の理解速度が、文章を読む速度に追いつかなくなるからです。長い文章の場合、主語(誰が・何が)と述語(どうした・どんなだ)が離れていると、読者がイライラすることになります。

例えば、

「彼は、昨日まではとてもつらそうに見えた、どうしたものか気になっていたが、彼女に海の見える高級レストランで、昨夜、プロポーズをして受け入れられたので、今は幸せそうだ。」

彼は=主語幸せそうだ=述語

この例文は、彼がどうなったか、文の最後までわかりません。

「今の彼は幸せそうだ、昨日まではとてもつらそうに見えた、どうしたものか気になっていたが、昨夜、海の見える高級レストランでプロポーズして彼女に受け入れられたからだ。」

(彼は (彼女に (レストランで) (プロポーズ) 受け入れられた) 幸せそうだ)

(彼は幸せそう)、(レストランでプロポーズ)、(彼女に受け入れられた)

主語と述語を近づけることで、読者の理解が先に進みます。

また、短すぎる文章は、読者に幼稚な印象を与えてしまいます。文章の内容を理解する速度も遅くなり、いちいち読むのをやめて、内容を考察したりする可能性が出てきます。

適切な一文の長さは40文字程度といわれています。長い文章は読点で区切ったり、別の表現で短く書き直しましょう。短い文章が連続する場合は、文章の中身を並べ替えて、表現を変えてみましょう。

上記の点に注意して、誤字・脱字以外にも、読者にストレスがかかりそうな場所を一つずつ直してください。

8.投稿する

記事の校正が終わったら、記事を投稿しましょう。記事を投稿するやり方は、様々なサイトでいろいろな方法がありますので、ここでは触れませんが、共通して注意したいことをお伝えします。

記事を投稿する際にも、記事の文章を読み直してください。校正する回数は、多ければ多いほどいい記事になります。ブログの上級者が口をそろえて、記事の校正に一番時間をかけるというほどです。

記事を投稿する際には、Google ドキュメントやWord、エディタツールなどにバックアップを取っておきましょう。むしろ、記事の作成は、Google ドキュメントでおこない、ブログへの投稿はコピー&ペーストするほうが安全です。

記事は、文章、画像、他のサイトへのリンクなどで構成されています。さらに、Web上で記事を投稿していますので、「戻るボタン」や「ブラウザを閉じるボタン」があります。

せっかく書いた記事が、作成途中、校正途中で間違った操作をすると、作業がすべてやり直しになります。Web上の操作は、間違った操作一つで何時間もの作業時間が無駄になることも多くあります。

9.画像や文字を装飾する画像について

画像には、読者の目を引く効果があることを理解して、記事に画像を使いましょう。見出しのすぐ下、どうしても伝えたいテーマの近くなどに配置しましょう。

記事で使う画像は、

・記事の内容を補足するもの

・記事の内容を画像で説明するもの

・記事の内容をイメージさせる画像

など記事の内容に関連性がある画像を使ってください。画像だけで、筆者の伝えたいことが読者にも伝わりやすくなります。

画像を加工したりして、大きさを均一にすると、記事を読むストレスが軽減されます。スマホなどの小さな画面でも、記事が格段に読みやすくなります。

文字装飾について

ブログ記事の文字装飾は、書いている人や記事のジャンルによって、様々な手法があります。一概には言えませんが、あまりにも多種多様な文字装飾をすると、記事のテーマが伝わりにくくなります。

あくまで私の場合ですが、1章で文字装飾をする箇所は、3~4ヶ所がおすすめです。伝えたいテーマ1ヶ所、テーマを伝えたい理由3ヶ所に文字装飾を使っています。見出し自体がテーマの場合は、本文中3ヶ所にしています。

章のなかに小見出しがある場合、文字装飾をする場所は、小見出しのなかで3~4箇所程度が限界だと思います。

それ以上の装飾をすると、記事がチラついてしまい、読者にテーマが伝わらない、読みにくい文章になるからです。使う文字装飾の種類も、2~4種類程度にしたほうが、長い記事でもスラスラ読みやすくなります。

読者の心を掴むテクニック10選

ブログ記事の作り方手順を順を追ってご説明しました。ここからは、記事を読者に読んでもらう方法をご紹介していきます。

1. タイトルでインパクトを出す

検索結果からの読者流入は、タイトルのインパクトで決まるといっても過言ではありません。人の目を引き付けるタイトルは、ブログを運営するにあたって最重要の課題です。

ブログを書いている人は、必ずといっていいほど、いいタイトルをつけようと悩みます。タイトルをつける際に、一番重要なのは本文の充実度です。内容の濃い本文を書いていれば、それだけインパクトのあるタイトルを付けられる可能性が増えます。

充実した本文をどうやって、インパクトのあるタイトルに変換するのかをご説明します。

具体的な数字を入れる

「○個」や「○つ」など数字をタイトルに入れると、見た人の好奇心が刺激されます。勝手に、「○個」のなかのいくつかをイメージしたり、予想したりします。

テーマの内容がわからない人なら、「少なくとも○個のテクニックが書いてあるんだ、読んでみよう」とクリックする可能性が上がりますし、テーマに少し不安がある人でも、「どうせコレとコレが書いてあるんでしょ~」なんて思いながらもクリックしてくれます。

具体的な数を伝えることで、相手が勝手に想像するという、人間の好奇心を利用した方法です。本文の内容を充実させれば、タイトルに自然と数字が入るようになります。

さらに、数をあらかじめ伝えることで、伝えたい最後の数字まで読者が付き合ってくれるようにもなります。誰にどう役に立つのかをわかりやすく

タイトルを決める項目でもお伝えしましたが、「読めば自分の役に立つ」と、読者に強く意識させる内容をタイトルにしましょう。

「読めば自分の役に立つ」

・自分とはどんな人か?

・何に役に立つのか?

この内容を各章のキーワードから言葉をまとめて答えてください。

「初心者」「中級者」「上級者」のどれかを選択して、適切なキーワードを使ってください。

ブログの内容だったら「デザイン」「ライティング」「SEO」「画像」「ブログサービス」「アフィリエイト」「アクセス分析」・・・・・伝えたい内容を絞って、どんな言葉で伝えたら興味を持ってくれるか考えましょう。

2. アイキャッチ画像を工夫する

アイキャッチ画像は、読者の注目を集めてブログ内の記事一覧や、SNS上で記事をクリックしてもらうために必要な画像です。記事のタイトルと一緒に表示される画像で、インパクトの強い画像を使用すれば、記事のクリック数が増えます。

これから、記事のアクセス数を稼ぎやすいアイキャッチ画像をご紹介します。

動物・子供・美人の画像を使う

Webに限らず、マーケティングの世界で、動物(Beast)・子供(Baby)・美女(Beauty)は3Bの法則と呼ばれています。法則の名前がつくほど、効果的に人の興味が引ける画像です。

 

動物画像は、人が苦手に感じるテーマを緩和して伝えやすい効果があるといわれています。

 

子供・あかちゃんの画像は、無垢さや成長を無意識に連想させます。何かを教えるようなテーマの場合は、あかちゃんの画像が効果的です。

 

美女の画像は万能な画像です。異性の興味を引く以外にも、女性の憧れとなるような画像を使うことで、同性の興味も引くことができます。ですが、テーマと関係性が無い画像を使ったり、画像を使いすぎることはおすすめできません。クリックされても記事の離脱率が高くなります。

画像に文字を入れる

アイキャッチ画像は、タイトルと共にSNSで拡散されたり、まとめ記事に掲載されたりします。タイトル以外でもアピールできる場所です。画像に文字を入れれば、記事のイメージだけではなく、テーマも読者に見てもらえます。

読者の目に留まりやすいインパクトのある画像を使用していると、記事のタイトルよりも注目度が高い場合があります。画像でも記事の内容をアピールしてください。

アイキャッチ画像は小さな画像ですので、少ない文字数で、大きく文字を表示しましょう。おすすめの字体は、太文字のゴシック体です。

読者の目に入るインパクトのある画像を使う

 

画像自体に見逃せないインパクトのある画像を使用することで、読者の注意を引きます。面白画像、ビックリ画像、ド派手な画像、とにかく目立つものを選択します。テーマとの関係性は、画像に文字を入れて帳尻を合わせてください。

数あるアイキャッチ画像のなかで独自性を出してクリックしてもらいましょう。

3. ペルソナを設定する

ペルソナの設定は、記事の信憑性や文章の読みやすさ、ターゲットの興味を刺激するために必要なテクニックです。自分の記事を一番読んでほしい、何回も自分の記事を読み直すであろう「誰か」を設定します。自分のブログの一番大切なお客様です。

ペルソナとは、ターゲットの様々な情報を集めて、仮の見た目、性格、職業、趣味、目標、などを持たせた個人を作ることです。写真を決めて、Aさん、Bさんなど、存在する人物として扱い、個人に向けて記事を書くために必要です。

ペルソナは、ターゲットの大まかな分類から作っていきます。ターゲットを分類する方法は、自分のブログを訪れた読者の観覧履歴を調査して、読者の属性を収集します。テーマに興味のあるリアルの知人などからも収集しましょう。

ブログ記事の作り方手順でお伝えしたとおり、Yahoo!知恵袋やSNSで、テーマに関する質問をしている人のアカウントを調査することもおすすめの方法です。

調査する属性は

 

個人情報
性別 既婚・未婚 仲のいい友人数 好きな旅行先
年齢 同居人構成 好きなテレビ 好きな雑誌
職業 居住地域 好きなサイト 持っているガジェット(PC,スマホなど)
学歴 趣味 習慣 SNSの友人数
収入 休日何をするか 買いものをする店

 

社会情報
会社名 業態 会社の意思決定への関与度
役職 所属部署 一日のスケジュール
会社の売上 会社の課題 情報収集(リアル派・ネット派)
従業員数 仕事上の役割
業種 IT精通度

 

目標と課題
一番目の目標 あなたのブログがどのように目標の役に立つのか?
二番目の目標 
あるだけ目標を挙げる

 

記事にたどり着くまでのニーズ
記事を読む動機 記事を見ているときの不安
どこで記事を見つけたか この記事を選んだ理由
検索キーワード 記事を読んだ後どうなるか
検索しているときの障害 読者は記事を読んだ後どうなりたいと思っているか
比較したサイト
何を優先するのか?何が嫌いなのか?
優先するもの 気にかかる嫌悪点

 

今の段階では、上記の内容をすべて埋める必要はありません。わかるところだけ、何人も調べてメモを取ってデータベース化します。結果をまとめると、ある程度属性の一致があることがわかってきます。

「ブログ 記事 書き方」を知りたい人は、「学生 男性 SEO 就活 SNS ゲーム ガジェット」などに興味がある。「主婦 女性 ライティングテクニック 恋愛 習い事 美容 ダイエット」に興味があるなど、調べた人をカテゴリ分けしていきます。

大まかなカテゴリができたら、カテゴリごとの人の数、調査した中で自分が一番伝えたい相手などを考慮して、調査対象をさらに絞ります。この段階では、カテゴリに属している人の趣味嗜好は、まだ想像の段階です。

対象のカテゴリをアンケートをとってさらに詳細に調べて、上記の属性を埋めていきます。ターゲットの問題点・興味を知るのに一番いい方法は、ターゲットに直接聞くことです。

ターゲットは、自分の想像していなかった趣味嗜好、目的、属性を持っているということに気がつけます。アンケートは、近くにいる自分が役に立ちたい誰かを徹底的にリサーチしてもいいですし、相手がいなければ、クラウドワークスやLancersといったクラウドソーシングサービスを使用すると、様々な人にアンケートがとりやすくなります。

調査費用がかかりますので、ブログを書き始めた初心者のかたには、おすすめできる方法ではありません。ブログ記事に慣れてきて、興味のあるテーマの詳細な情報が知りたいと思ったときは、抜群の威力がある方法です。

詳細に調査をした人のなかから、自分のテーマに一番合っている人を決めて、写真と名前を付けます。地方都市から都内にやってきた営業職の男性、○○さん30代未婚など、調査した内容と一緒に表にして、いつも見える場所に張っておくといいです。

書く予定のテーマを並べて、○○さんはこの情報が知りたいだろう、○○さんはこの情報には興味が無い、○○さんならこの情報と一緒にこんなことも知りたがるだろう。と書く予定のテーマのなかから、○○さんだけに向けた情報を取捨選択、情報を追加していきます。

実際にいる友人にテクニックを教えたり、おすすめのレジャースポットを教えるように、ターゲットの大まかなカテゴリを押さえながら、個人に合った話題で文章を作れるようになります。

4. 読まれやすいコンテンツにする

せっかく書いた記事は多くの人に見てほしいものです。多くの人に記事を見てもらうためには、SEO(検索エンジン最適化)というテクニックを使う必要があります。SEOと聞くと、なんだか難しそうなイメージがありますが、実際にやることは何も難しいことはありません。ほんの少し意識するだけで、人に読まれやすいコンテンツになります。

読者の検索するキーワードを予測する

まずは、どんなキーワードで自分の記事を検索してほしいのかを決定します。作成したペルソナの気持ちになって考えてみましょう。

・○○さん(読者)なら、この記事をどうやって見つけるだろう?

・○○さん(読者)は何を調べているのだろう?

・この記事の内容を知りたい人はどんな悩みを抱えているのだろう?

伝えたいテーマを単語3つほどで、表現できるキーワードを決めてください。この記事なら、「ブログ 記事 作り方」「読者 掴む テクニック」などになります。タイトルを決める際に、候補として挙げられるキーワードのなかから、読者が検索するであろうキーワードを抜き出してください。

SEO難易度を意識してキーワードを決める

決定したキーワード3つを検索エンジンで実際に検索します。検索結果の1ページ目に、企業サイトやまとめサイトが、多く表示されるキーワードの組み合わせは使わないようにしましょう。企業サイトなどは、しっかりとしたSEO対策をとっている場合が多く、ライバルとして自分の記事を上位表示させることが難しくなります。

無料ブログのページが、検索結果の1ページ目にあるキーワードは狙い目です。使っているサーバーやドメインによってSEO効果が変わります。無料ブログよりも、有料のサーバーや独自ドメインで記事を書いているほうが、SEO的に有利な場合が多いと言われています。

ライバルサイトを比較して、タイトルに使うキーワードを再決定してください。自分の記事が上位表示される確率が上がりますので、決定したキーワードを変えたり、言い換えたりして試してみましょう。

注意点は、ライバルサイトだけを意識すると、誰も検索しないキーワードになってしまうということです。あくまでも、読者が検索するであろうキーワードのなかで、キーワードの再選択、言い換えをしてみてください。

5. キーワードを明確にする

決定したキーワードは、タイトルだけでなく、見出しを含む記事本文にも含めましょう。こうすることで、記事で狙うキーワードが明確になります。記事の中にSEOキーワードを入れる

検索結果の表示順位は、検索エンジン(機械)が法則にのっとって決定しています。機械が記事の内容を理解しやすいように、SEOキーワードをいたるところで使ってあげる必要があります。SEOキーワードが決定したら、記事のなかにSEOキーワードを散りばめていきます。

タイトルにSEOキーワードを使うことはもちろん、各見出しや本文のなかで、SEOキーワードでいい換えられそうな場所は、積極的にSEOキーワードに変えてください。

注意点は、SEO対策を意識するあまり、使用方法やいい換えがおかしくなる場合があります。読者に内容が伝わりにくくなると共に、そのようなSEOキーワードの使い方は、SEOにとっても減点になります。

SEOキーワードを使っても、読者の内容理解に悪影響を与えない文章にしましょう。読者にわかりやすい文章を一番に意識しながら、検索エンジンへの気配りをすることで、作ったコンテンツが読まれやすくなります。

6. リズムを意識する

評価されるいい記事は、読者にストレスを与えません。読者が感じるストレスを少しでも減らすためには、文章を適切なものに直す必要があります。

文章を修正するのに一番便利な方法は、声に出して読むことです。書いた記事は、最初から最後まで何回も何回も読みなおしてください。声に出して読んでいると、文章にリズムがあることに気づきます。

・ 長い文章では息切れが激しくなり、読むのが大変です。

・短い文章では、つっかえて読みにくさを感じます。

・単調な文章では、繰り返しのような印象を受けやすいです。

記事を声に出してリズムをつけて読んでみて、少しでもストレスを感じるところは修正しましょう。段落の長さ

段落は、1行の文字数が40字程度の場合、2~4行程度に収めましょう。特にスマホで記事を読む場合は、2行の段落でも縦いっぱいに文字が並びます。パソコンと併せてスマホでの表示も確認し、読みやすさを考えて、ひとつの段落は2~4行におさめるようにしましょう。

スクロールしながら文章を読む際にリズムが良くなります。

さらに、文章は段落の数に変化をつけたほうが、飽きにくく最後まで読みやすい文章になります。2行、2行、2行、と段落を続けるよりも、2行、1行、3行など、段落の行数に変化をつけると、いいリズムで飽きにくい記事になります。

あまりにも段落が連続している場合は、小見出しを作って本文を整理しましょう。小見出しは、見出しを支えるポイントとして使用したり、読者にアピールしたいキャッチコピーを含めると、読者が見やすく分かりやすくなります。文体

文末は「~です、~ます」調か、「~だ、~である」調のどちらか一つを使用しますが、同じ文末を連続で使用するのは、2回までにすると飽きずに読める、リズム感のある文章になります。文末表現

名詞・代名詞などで止めたり、体言止めを混ぜて使うと、文末にバリエーションを加えられます。声に出して読むと変化が生まれています。

いい例

「今日は自転車で通勤した、久しぶりに朝日がきもちいい。」

「今日は自転車で通勤、久しぶりに朝日がきもちいい。」

体言止めのメリットは、歯切れのいい文章になり、余韻・余情が感じられることです。体言止めのほうが、情景を意識しやすくありませんか?

悪い例

・3年前の始業式

・下級生ができた二年前

・楽しかった運動会

・みんなで行った修学旅行

・大きかった奈良の大仏

・校長先生からの卒業証書

・私の成長の証

体言止めを連続して使うと、文章が軽くなったり、品格が失われる危険性がありますので注意が必要です。適度に文章に混ぜて使うと、情景がイメージしやすくなり、リズムに変化が生まれて記事が退屈になりません。

7. 改行や行間を工夫する1行の長さについて

以前は、ブログ記事の1行の文字数について、40文字程度が好ましいとされていました。しかし、現在ではスマホで記事を読む人が多く、従来の40文字一辺倒では、読者層に適さない場合があります。

スマホ読者をターゲットにして、パソコンでの表示はサブ的な役割にする場合は、1行の長さを19~20文字前後にするとよいといわれています。書いた記事を自分のスマホで確認して、ストレスを感じない文字数にしてください。行間について

行間は、フォントサイズの70%ほどが一般的です。パソコンでは、行と行の間をもっと多めに取っても問題ありませんが、スマホで表示すると段落が縦に伸びて見えます。

そのため、段落の1行ごとの行間は、フォントサイズの70%ほどが、パソコンとスマホのどちらでも見やすいとされています。

段落と段落の間は、1行から1.5行ほどの空白を入れると、記事が読みやすくなります。

8. 難しい漢字はひらがなにする

ブログ記事は、中学生程度の漢字で書くと読みやすくなるといわれています。せっかく記事を読んでくれる読者が、漢字で止まってしまい記事にストレスを感じることは避けるようにしましょう。

記事の理解度、読むストレスは使っている漢字でも変化します。漢字が連続して続いたり、常用漢字以外のむずかしい漢字が続くと、文章を読むリズムも狂います。

読みづらい漢字をひらがなで表記することを「ひらく」といいます。出版業界で使われる手法で、統一的なルールは存在していません

扱うテーマの上級者に向けた専門的な記事は、ひらかずに専門用語や漢字を多く使うと理解が深まります。扱うテーマの初心者や一般的な感想文は、漢字を減らしてひらいたほうが、理解が深まるとされています。

一般的にひらいたほうが読みやすくなる漢字を、以下の表に掲載します。

 

ひらいたほうがいい表現一例
× × ×
更に さらに あちらの方 あちらのほう 人達 人たち
殆ど ほとんど 出来るだけ できるだけ 電話を掛ける 電話をかける
下さい ください 恐る恐る おそるおそる その通り そのとおり
こと 何時か いつか ご免なさい ごめんなさい
もの 何処か どこか 丁度 ちょうど
1人・2人 ひとり・ふたり 何故か なぜか 時間が経つ 時間がたつ
そう言う そういう 良いよ いいよ わかり易い わかりやすい
お早う おはよう 捗る はかどる 何でも なんでも
そんな風に そんなふうに 後で あとで 頂いた いただいた

このほかにも、ひらいたほうがいい表現はいくつもありますが、一般的なものだけご紹介しました。漢字が連続している場所や、声に出して読んでひっかかりを感じる場所は、ひらくようにしましょう。

 9. ストーリーを効果的に使う

箇条書きの情報とストーリーを持たせた文章では、読者の反応している脳の範囲が変わってきます。ストーリーを持った記事は、言語情報を処理する部分だけでなく、実際の経験を処理する部分まで、活性化させて文章を伝えることができます。

ストーリーを持たせた文章は、読者の記憶力、文章の説得力・共感が段違いに上がります。さらに、ストーリーを利用して読者の期待感を維持しながら、記事の最後まで文章を読んでもらえます。

ストーリーを持った記事は、はじめは書くことがむずかしいと感じますが、このような記事は、書けば書くほど、かならず上達していきます。読者には、必然的に記事を書いている筆者のことも伝わって、記事のリピーターも増やせる方法です。専門家のストーリーを引用する

各テーマの専門家が語っているストーリーを引用することで、自分の伝えたいことに信憑性を持たせます。

専門家が体験したストーリーや助言とともに、自分の意見や体験に同意を求めれば、読者の共感や読者の意見など、読者の感情を刺激しやすくなります。その道のエキスパートの意見をそのまま引用していますので、伝えたいことの信憑性も高くなります。

注意点は、専門家の意見と自分の意見を同列では語らないことです。専門家の意見は一つにまとめ、自分の意見とははっきりと分けてください。シンプルなストーリーにする

あくまでも、ストーリーを使う理由は、伝えたい内容を読者に伝わりやすくするためです。複雑で詳細なストーリーは、面白くていいストーリーだと感じますが、伝えたい内容がぼやけて人の記憶に残りにくくなります。

伝えたい内容をシンプルなストーリーを使って説明したほうが、読者の記憶に残りやすくなります。形容詞や複雑な名詞を減らして、シンプルなストーリーを、心に響く言葉で表現してください。

注意点として、ヒトの脳は良く使われる表現に関心を失う特徴があります。心に響く表現は、普段使わない表現を使うと、読者の心を掴みやすくなります。

10. 一晩寝かせて読み返す

書き終えてすぐは、素晴らしいものができた!面白すぎる話が書けた!と感じますが、一晩たって、冷静になったあとに記事を見返すと、とんでもない抜けがあったり、どこが面白いのかわからない記事になっていることがあります。

ブログ記事は、多少なりとも自分を表現する場所です。記事を書いているときは、気づかないうちに興奮しています。書き終えてすぐ、興奮した状態で記事をチェックしても、不十分なことが多いです。

また、記事は一度で完璧なものにはなりません。書いた記事を何回も何回も校正することで、徐々に読者の求める形にしていくものです。興奮状態を覚ましたあとにチェックすることで、気づかなかった修正箇所や、独特すぎて伝わりにくい表現に気がつけます。

まとめ

はじめに、いいブログ記事についてご説明しました。いいブログ記事には、相手に行動を起こさせるような文章が書かれています。相手が起こす行動は、作業でもいいですし、感動してリピーターなってくれることでもかまいません。良いブログ記事を書くための方法もご紹介しています。

ブログの作り方の項目では、順を追って、各要素ごとに具体的に起こす行動をご紹介しました。各要素で、読者を増やすための方法は、読者の心を掴むテクニックでさらに補足しました。

各章に書かれた内容を実践すれば、ブログを作ることができて、読者の数を増やしていくこともできます。中には、実践することがむずかしいと感じる内容もありますが、読者を増やしていくためには必要なことです。

少しでも実践できる!と感じた項目は、取り入れてみてください。

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