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CDせどり完全攻略マニュアル!高く売れるCDや成果を出すコツを全て解説

  • B!

副業でせどりを始める場合、初心者に最もおすすめなせどりは、CDせどりです。CDせどりというと、「音楽業界に関しての専門的な知識が必要なのではないか」と考える人もいるかもしれませんが、大丈夫です。

スマートフォンのアプリや、専用のサイト、サービスなどを利用することによって専門的な知識がなかったとしてもCDせどりはスタートすることができます。

また、初期費用が少なくて済むという特徴や、利益率が高いという特徴があるため、せどりを始めたばかりでまだ資金力がない状態のジャンルとしてお勧めなのです。

今回の記事では、CDせどりとは何かという基本的なことから、CDせどりを始めるにあたって必要となる基礎知識、さらに稼げるアーティストや、実践的なポイント、そしてCDが売れた際の検品から発送のことなど、CDせどりを始める際に必要となる知識をまとめて一気にお伝えさせていただきます。

この記事を最後まで読んでいただけば、あなたも今日からCDせどりを始めることができるでしょう。

初心者のためのCDせどりとは?

せどりとは?

「せどり」とは個人で行う転売ビジネスの事です。簡単に説明すると古本屋さんなどから売れそうな商品を仕入れそれを転売して行うことで収益を得ます。せどりと名前がついた由来はいくつかありますが、「本の背表紙」などからせどりと名付けられたという説もあります。
せどりとは基本的に本の転売の事を指しますので、今回はCDをメインとして扱うCDせどりに関してご紹介しています。初心者の方でも分かりやすいようにせどりを行う方法も書いていますので参考にしてください。

はじめに、そもそもCDせどりとは、どのようなシステムで利益を上げる副業なのかということをご説明させていただきます。

安く仕入れて高く売る

これは、CDせどりに限定した事ではなく、せどり全般、さらには全ての商売に通じる部分かもしれませんが、安く仕入れて高く売るということが原則です。

例えば、300円で仕入れたCDが3,000円で売れればそこには2,700円の差額が生まれます。これが利益になるということです。

実際には、2,700円全てが利益になるわけではなく、販売手数料などが取られるため、そこまで単純な計算式にはなりませんが、基本的には「差額で儲ける」と考えてください。

つまり、どれだけ安く仕入れることができるのかということが一つのポイントになり、どれだけ高く販売することができるのかということが、もう一つのポイントになるということです。

これは、小売店であれば全てのお店に言えることですよね。

例えば、文房具屋さんであれば卸売業者からどれだけ安くボールペンや電卓、消しゴムなどを仕入れ、どれだけ高く販売するのかということがポイントになります。さらに、卸売業者がメーカーからどれだけ安く文房具を仕入れて小売店でどれだけ高く卸すのかという部分がポイントになります。

メーカーから消費者の手元に届くまでに、2段階で「安く仕入れて高く売る」という仕組みが入り込んでいるのです。

料理店などでも同じことが言えます。料理店の場合は考え方がもう少し複雑になり、原材料をどれだけ安く揃えて「調理」という付加価値や「場所」という付加価値をつけることによって、どれだけ高く料理を提供することができるのかがポイントになります。

世の中の多くがせどりと同じ原理で利益を上げているということがわかるのではないでしょうか。

他のせどりとの違い

せどりには様々なジャンルがあります。CDせどり以外にも家電せどりやフィギュアせどり、本のせどりや仮面ライダーグッズせどり、ゲームせどり、雑貨せどりなど、様々な種類のものがあります。その中でも、CDせどりだけのメリットやデメリットが存在します。

まず、最も大きな他のせどりとの違いは、利益率が高いということです。CDは中古であれば100円や200円で仕入れることが出来ます。しかし、それにプレミア価格が付けば5,000円や6,000円、さらには1万円越えで販売されることもあります。

100円で仕入れたCDが1万円で販売されれば、利益率は10000%ということになります。これはその他のせどりでは考えられないほどの効率の良さです。

また、実際にせどりを行ってみるとわかりますが、商品を保管しておくスペースというものが必要になります。例えばフィギアのせどりであれば、一体一体のフィギアが大きな箱に入っており、10個の商品を仕入れれば、それだけで一つの棚がいっぱいになってしまいます。

そこまで場所とらないイメージがある本のせどりでも、文庫本から単行本、雑誌、そして図鑑のような大きなサイズの本まで様々ですので、綺麗に保管するのも一苦労ですし、デッドスペースが生まれやすいです。

その意味で言うと、CDはよほど特殊なパッケージでない限り、サイズが一定でなおかつ小さいです。管理や保管がしやすくてCDせどりに特化すれば、CDのサイズに棚の高さを調整して合わせることによって、何百枚ものCDを一つの棚で管理することができます。

アマゾンに商品を代行発送してもらうFBAというサービスを利用すれば、自宅に保管スペースは必要なくなりますが、「在庫保管手数料」と言って、商品サイズと保管日数に応じた手数料がかかります。

なかなか売れない不良在庫を大量に抱えてしまうと、FBAの在庫保管手数料が毎月かかり続けてしまい、出費だらけになってしまいます。

そういった意味で、サイズが小さいCDというのはFBAを利用するにしても、リスクが少なくなるのです。また、商品数が異常に多いという特徴もあります。ここ最近はデジタル配信の音楽が増えていますが、過去にさかのぼれば恐ろしい数のCDが販売されています。

しかもCDの場合、日本国内で生産販売されたCDだけではなく、海外で生産販売されているCDも対象となります。例えば、本のせどりの場合、洋書を販売する事も可能ですが、そのターゲットはかなり狭いものになります。日本国内の流通量も少ないです。

しかし、洋楽のCDであればターゲットは広く、日本国内の流通量も多くなります。それだけ様々な種類の商品が存在するということです。ただし、デメリットとしては1個の商品あたりの粗利が小さいという問題があります。

利益率が大きいという部分と相反するようですが、CDはもともとの仕入れ値が安いので、どんなに利益率が高かったとしても一つの商品が売れた時の粗利は平均すると1,000円以下になることがほとんどです。

仕入額も販売額も大きな家電せどりになると、粗利の額が一つの商品につき5,000円程度になるため、単純な金額で考えると販売数に対しての売上や利益額が小さなものになります。

今の時代CDが売れるのか?

「音楽のデジタル配信が普通になった現代で、わざわざCDで音楽を買う人がいるのか?」
と疑問に思う人も多いと思います。実際、若い世代の方はCDを買っていないという方も多く、CDという文化自体がこれから衰退していくことが予測されています。

しかし、CDせどりに関しては、その心配はありません。

中古のCDせどりと新品のCDせどり、それぞれに対してその意味は違ってくるのですが、中古のCDせどりの場合、100円で仕入れて5,000円になるようなお宝商品というのは、古いCDやマイナーなアーティストのCDであることが多く、それらはデジタル音源として配信されていないことが多いです。

 

形ある物質としてCDを購入しなければ聞くことができない音源がそこにあるのです。

新品のCDせどりの場合、プレミア価格が付く商品というのはファンが多い人気アーティストのCDが仕入れ対象になり、「何とかしてその商品を手元に置きたい」というコレクタータイプのファンが販売対象になります。つまり、デジタルの音源では満足できない、手元に商品があることで満足感が満たされるという人に対しての販売になるので、今の時代でも商品は高く売れるのです。

CDせどりで成功するための3つの思考法

CDせどりを始める人の中には、はじめて1ヶ月で何十万円という利益を出す人もいれば、何ヶ月経っても数千円程度の利益しか上げられない人がいます。同じ教材や同じ本を買ってCDせどりの勉強をしたとしても、こういった違いが生まれます。

この差は一体どこにあるのでしょうか。具体的なノウハウは教材や本で勉強しているので、違いが生まれる理由は、マインド・思考法です。そこで、具体的なノウハウの説明に入る前にまずCDせどりで成功するための思考法をお伝えします。

1.目標を明確に設定する

CDせどりを始めても売上が上がらない人の多くは思うが、目標設定が明確ではありません。逆に爆発的に利益を増やしていく人は、目標設定が明確です。
ここで言う目標というのは、金額の目標だけではなく、日にちの目標も含まれます。

つまり、「いつまでにいくら、いつまでにいくら、いつまでにいくら」と、日付ごとに細かく目標金額を設定しているのです。この目標金額の設定があると、その数字に向けて行動が変わります。

例えば1週間後に10万円の利益を上げなければいけないという目標設定をしている場合、出品している全ての商品の販売価格から仕入れ価格を抜いた粗利が10万円以下になっている場合、全ての商品が仮に売れたとしても利益は10万円になりません。

ということは、売れるか売れないか以前に、追加で仕入れを行わなければいけないということがわかるでしょう。

しかし、明確な目標設定がなければ、その状態に気づくことすらなくただ漫然と、出品した商品が売れるのを待っていたり、気まぐれで仕入れを行ったりという事の繰り返しになります。

これでは大きな利益に繋げる事は難しいですよね。今の例は非常にわかりやすい例ですが、その他にも、細かい動きやお客さんとの対応、連絡などの細部に、目標設定をしているかしていないかの差が現れます。そして、その細部の積み重ねが、大きな金額の差となって口座残高に反映され、それがゆくゆくはCDせどりの成功と失敗に反映されるのです。

2.持ち出しを減らす

非常に重要な考え方の一つに「持ち出しを減らす」というものがあります。初期投資はある程度必要ですが、いったんせどり事業を始めたら、上がった利益の中から次回分の仕入れや登録料などを支払うようにしましょう。つまり、自分の財布からお金を出さないようにするということです。

これがなぜそこまで重要なのかというと、どんなに教材に書かれたことに従って、利益を上げようと行動したとしても、何らかの不測の事態があったり教材の内容の理解に勘違いがあったりすれば、商品は売れずに、仕入れにかかった費用だけが赤字になってしまうという可能性があります。

極端な話をすれば、もしアマゾンがつぶれてしまった場合、仕入れたCDの販売経路自体がなくなり、すべては不良在庫となります。

その際に、市費を投じて仕入れにお金を使ってれば、その分がマイナスになってしまいますが、CDせどりによって上がった利益を次回のCDせどりの仕入れに使うというサイクルを繰り返している場合、アマゾンがつぶれて販売経路がなくなってしまったとしても、マイナスにはならないのです。

また、自分のお金をいくらでも使ってもいいという感覚で仕入れを行うと、仕入れの基準が甘くなり、不良在庫を抱えやすくなります。

また、自分のお金をいくらでも使ってもいいという感覚で仕入れを行うと、仕入れの基準が甘くなり、不良在庫を抱えやすくなります。

仕入れに使える金額が制限されていると、「売れるかもしれない」という商品を仕入れることはなくなり、「絶対に売れる」と感じる商品だけを厳選して仕入れるようになります。すると商品のサイクルが早くなり、新たな売上を生むためのキャッシュフローが生まれやすくなります。

このあたりの詳しい内容は回転率の項目で後ほどお伝えしますが、要は、持ち出しを減らすことによって、リスクが減り、同時に利益率が上がるということです。

3.相手が人間であるということを明確にする

CDせどりをしていると、商品数が膨大になり、管理が大変になります。そして、商品ごとの利益率は高いものの、利益額は小さいため数をたくさん販売することによって、大きな利益を生み出していくという考え方になります。販売数が多くなるということは、お客さんと接する回数も多くなるということです。

しかし、せどりの場合、お客さんと接するといっても直接会って話をするというわけではなく、アマゾンやヤフオクなどのメッセージ上でやり取りをするということになります。

最初のうちは一つ一つの商品の販売や問い合わせに対して丁寧に対応していたとしても、慣れてくると、だんだん対応が機械的になってしまいます。

特にアマゾンでの商品販売の場合、お客さんの顔が見えず、売れたという連絡と発送方法の指定だけが届くため、どうしても相手に温かみのある人間というイメージがつきにくくなってしまいます。

すると、商品が売れた時に手書きの手紙を中に入れて商品を送るであるとか、問い合わせの連絡一つに対しても丁寧に対応するであるとか、普通に行うべき工夫が行われなくなり、それが徐々にお客さんからの評価を下げていきます。

せっかく副業としてせどりを始めるなら、やはり自分のところからCDを買ってくれたお客さんには気持ちよく買って欲しいと思いますし、もし悪い評価がついてしまうと、その後の販売に影響が出ます。

CDせどりに必要な7つの準備

CDせどりを始めるにあたって必要になる準備物などをお伝えします。そのほとんどは多くの人がすでに持っているものですので、特別お金がかかるというものはバーコードリーダーぐらいでしょう。

1.パソコン

CDせどりに関する作業の多くはパソコンによって行われます。スマートフォンでもできないことはありませんが、スマートフォンでは表示されない情報などもあるため、効率を良くするためにはパソコンでの作業がおすすめです。

せどりに関してパソコンを使用するのは、インターネットを使用する事と、発送の際に伝票を出すという作業に使用する事の2種類ですので、そこまでハイスペックなパソコンである必要はありません。ノートパソコンでも十分に対応できるでしょう。

もし自宅にパソコンがないという場合は、中古で2万円から3万円程度のパソコンを購入しましょう。ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも構いません。

2.スマートフォン

実店舗仕入れに関して、必須となるアイテムがスマートフォンです。スマートフォンにアプリを入れることによって、専門知識がなくてもそのCDが知るべきCDなのか、仕入れる必要のないCDなのかを判断することができます。

スマートフォンを持っていないという人は、現代の日本においてほとんどいないと思いますので、これは問題ないでしょう。

3.アプリ

上記で説明したように、当時店舗で仕入れを行う際には、スマートフォンにアプリを入れておく必要があります。アプリが、iPhoneの場合は「せどりすと」、Android側へは「せどろいど」というアプリになります。名称は違いますが、これはどちらも操作方法や中身が同じものと考えてください。

のアプリを使うことによって、アマゾンでの最低販売価格を知ることができます。スマートフォンのカメラがバーコード読み取ると、自動的にその商品のアマゾンでの最低販売価格が表示されるのです。

また、ビームと呼ばれる。バーコードリーダーと接続することによって、さらに早い仕入れを実現することができます。

せどりすと

せどろいど

 

せどらーが一番喜ぶ機能・せどりの業務を効率手的にするには何が必要か・売り上げを上げるにはどうしたらいいのかなど、せどりを行う人の目線になって開発された無料アプリです。無料で使えるので気になる人はぜひ使ってみてください。

せどりすと・せどりすとの基本的な使用方法をご紹介します。
アプリを起動し、検索窓に検索したいもののJANコードなど入力して検索します。入力が手間だと感じるときはカメラでバーコードを読み取ることもできます。

すると検索結果が表示されますので、最安値を確認します。自分が仕入れを行う時の価格と見比べ利益があれば仕入れます。

せどりすと・せどりすとはこれまでの売れ行きを調べることもできるので過去の動きを確認することで、判断材料の1つとして対応することができます。

4.CDクリーニングセット

仕入れたCDは、出品する前にクリーニングを行います。その際に必要になるのが、100円ショップなどで販売されている。

メガネ拭きのような化学繊維で作られた指紋などを拭き取る特殊なフキン、シールはがし、ティッシュ、などです。また、CDの盤面を見て傷などがある場合、検品を行うためにCDプレーヤも必要になります。

5.発送セット

商品が販売されると、お客さんの手元に商品を発送しなければなりません。FBAを利用していれば別ですが、自己発送の場合は、自分で商品を梱包し、発送する必要があります。CDはそのまま裸で封筒に入れて送ると割れてしまう可能性があるため、梱包材で包んで封筒に入れ発送しなければなりません。

初めからいわゆるプチプチに包まれて作られた特殊な封筒が販売されているので、それをまとめて大量に購入しておくと良いでしょう。

また、CDを発送する際に、現在最も価格が安い発送方法は、クリックポストという発送方法になります。そのためクリックポストへの登録と、クリックポストの伝票を打ち出すためのプリンターが必要になります。

6.ビーム

ハンディタイプのバーコードリーダーです。これは電池で稼働し、スマートフォンとBluetoothで連携をすることによって、驚くほど素早い仕入れが可能になります。せどりすとのアプリの設定で、どこまでの利益率であれば仕入れるのかという設定を事前にしておき、その状態で販売されているCDのバーコードを片っ端から読みとってきます。

すると基準を満たした商品のバーコード読み取った瞬間にスマートフォンがバイブや音なので仕入れる価値のある商品のバーコード読み取ったということ通知してくれます。そのため、「スマートフォンが震えたらカゴに入れる」という単純作業で店頭商品を一気に入れサーチすることができるのです。

7.アマゾンへの登録

仕入れたCDは、基本的にはアマゾンで販売することになります。そのため、アマゾンへの販売者としての登録が必要になります。CDせどりの場合、出品点数が多くなるので大口出品者としての登録になります。月額の利用料はかかりますが、大口出品者としての登録をすることによって、商品が販売された際の販売成約手数料のが無料になります。(とはいっても、その他に数々の手数料はあるのですが)

また、自宅に商品を保管するためのスペースがない場合や、商品を発送する時間がないという場合は、FBAというサービスに申し込まなければなりません。在庫の保管料と手数料はかかりますが、仕入れた仕入れようなアマゾンの倉庫に発送すれば、その後の手続きはすべてアマゾンが代行してくれます。

CDせどり完全攻略マニュアル基本編

CDせどりで利益を上げるにあたり、まず覚えておきたい基礎的な知識をお伝えします。CDの種類や、仕入れの考え方、回転率の考え方、新品CDせどりと中古CD世代の違いなどについてお伝えしていきます。

CDの種類

CDにはマキシシングル、アルバム、CDボックス、8cmシングルという4種類があります。

マキシシングル
マキシシングルは、アルバムと同じく12cmのサイズのCDで、ジャケットもアルバムと同じサイズです。ただし厚さが通常のアルバムと比べて薄くなっており、定価は1,000円から2,000円程度です。

 

アルバム
アルバムは10曲から20曲程度が収録されており、定価は2,500円から4,000円程度です。。

 

CDボックス
CDボックスは、商品によって形状やサイズ、大きさなどが異なります。通常のアルバムCDよりもサイズが大きく、定価は1万円以上のものがあります。

 

8センチCD
8センチCDは今では見ることが少なくなった1990年代に流行したシングルCDです。縦長のケースに入っており、定価は1,000円前後です。

一言にCDといっても、大きく分けるとこのような4つの種類があるのです。

どのCDを狙うべきか?

CDせどりの場合、上記の中でも狙うのはアルバムとCDボックスです。
マキシシングルや8センチCDは、よほど掘り出し物でない限り売れることはないでしょう。なぜその判断になるのかと言えば、その商品の定価が異なるからです。
8cmシングルCDやマキシシングルは定価が1,000円から1,500円程度ですので、アルバムやCDボックスに比べると半分から3分の1程度の金額です。定価が安いということは、アマゾン上の販売価格も安くなるということです。

出荷数が少なくプレミア価格がついている商品を除き、アマゾンで販売される商品というのは基本的にアマゾン自体が販売している新品が定価に近い価格で最も高くなり、「マーケットプレイス」という個人が出品する場所で販売されている中古商品はそれよりも安い価格になります。

そして、この中古商品の金額というのは出品者数が増えれば増えるほど最低価格が下がってきます。

というのも、後発の出品者は先発の出品者よりも安い金額設定にして少しでも早く販売するということを考えるためです。例えば、定価が1,000円のマキシシングルが存在したとします。アマゾン自体では新品が1,000円で出品されています。発売されたばかりなので、中古品の出品がまだありません。

そんな時に、もしあなたが中古品を出品するとしたら、いくらで出品しますか?新品より10円安い990円で販売したとしても、おそらくアマゾンユーザーは990円の中古品よりも1,000円の新品を購入するでしょう。そう考えると、新品とある程度の価格差が必要になります。

このあたりは個人の考え方によって変わりますが、例えば700円で販売したとします。700円であれば、新品よりも300円安いので、中古品でもこちらから購入しようと考えるユーザーがいる可能性があります。

しかし、CDの場合、アマゾンの販売手数料である商品価格の15%と、カテゴリー成約料である140円、さらに送料がかかります。FBAを利用した場合、出荷作業手数料に87円、発送重量手数料に57円がかかります。

すると手数料として389円が取られるということになるので700円-389円で、利益は311円となります。このCDを300円で仕入れていたとすれば、利益はたったの11円ということになります。わざわざ仕入れに出かけて、出品作業を行うという手間を考えれば、「仕入れない方がマシ」という商品になります。

つまり、ある一定額の手数料が必ず引かれるということは、「商品の粗利がある一定ラインを上回らなければ利益が出ない」ということなのです。

一定ライン以上の粗利を出すためには?

一定ライン以上の粗利を出すためには、そもそもの定価が高くなければ難しいです。
先ほどの例で言えば、中古の出品者がまだいないため、700円で販売できましたが、もし他に700円で中古販売している出品者がいたということを想像してください。同じ金額で出品しても選んでもらえない可能性が高いので、650円や600円で出品することになるでしょう。

さらにその次の出品者は、それよりも安い価格で出品することになります。こうして出品者が増え続ければ、それに比例して金額は安くなっていきます。

そしてこの金額が300円になった場合、利益よりも手数料が329円になってしまうので、29円のマイナスになります。もしタダで仕入れていたとしても、マイナスになるというおかしな状況が生まれます。

そういう意味では「価格の下がり始め」の金額が高いCDアルバムやCDボックスの方が販売商品としては狙い目なのです。それに、ユーザーの目線で考えれば1曲や2曲しか入ってないシングルよりも、シングル曲含め数十曲入っているアルバムの方を購入したいという心理はわかりますよね。

利益率の面からも、販売率の面からも、シングルよりもアルバムの方が良いということです。

仕入れ値を考えよう

先ほどお伝えしたのと同じ考え方になりますが、販売したときの手数料と、中古の最低販売価格を比較した際に、しっかりと利益が出る商品を選ぶようにしましょう。

アマゾンの最低販売価格が例え高かったとしても、仕入れ値が高ければ意味はありません。また、商品のコンディションも重要です。中古で販売されているCDの中には、ジャケットが割れてるものや、CDに傷があるものなどもあります。また、歌詞カードが破れているものも多く見受けられます。特にレンタルアップ商品などは要注意です。

こうした商品は、出品の際にコンディション説明で不利な説明をしなければならなくなります。アマゾンで商品を出品する際には、新品、新品同様、非常に良い、良い、可、という5種類の中から商品の状況を選ぶことになりますが、もし歌詞カードに大きな破れなどがあれば、その時点で商品コンディションは「可」となり、コンディション説明文にも歌詞カードに破れがあるということを記載しなければならなくなります。

すると、アマゾンの最低販売価格で他に出品されているライバルが「非常に良い」などというコンディションなった場合、自分の商品を購入してもらうためには歌詞カードが破れているというデメリットを埋めるほどの大幅な値下げをする必要が出てきます。

ユーザー目線で考えれば中古の「非常に良い」の商品が1,000円なのであれば、コンディションが「可」で歌詞カードに大きな破れがある商品は600円や700円でなければ買う気にはならないでしょう。そこまで考えた上で、仕入れ値を決めてください。

回転率を考えよう

せどりの仕入れアプリである「せどりすと」「せどろいど」は、その商品の回転率は教えてくれません。あくまでも表示されるのは最低販売価格のみです。そのため、商品を仕入れる際の判断基準がついつい金額寄りになってしまいます。

しかし、重視してほしいのは金額だけではなく回転率というものもあります。
たとえ売れれば1万円の利益が出る商品でも、過去をさかのぼって1年間、1回も売れていない商品であれば、仕入れるかどうかは微妙になります。仕入れ値が100円であれば、万が一売れたときの利益が大きく、リスクが少ないので仕入れる価値はありますが、仕入れ値が7,000円の場合は、リスクが大きくなるので仕入れない方が良いでしょう。

CDせどりで成功するための思考法の項目でお伝えしましたが、持ち出しを減らすという考え方が非常に重要です。ということは、回転率を上げて利益を回すことによって、さらに雪だるま式に利益を少しずつ増やしていくということが大切なのです。大きな一発を狙って流れを停滞させてしまうのは意味がありません。

例えば、出品すれば1日1個のペースで売れる商品があるとします。この商品は1個売れるごとの利益が100円です。この商品に対して、出品すれば30日に1個のペースで売れる商品があるとします。この商品は1個売れるごとの利益が3,000円です。

この2つの商品を比較した場合、純粋に30日で3,000円の利益が出るので、どちらも同じ価値があるという考え方ができそうですが、実は違います。

商品を出品してから10日経った段階で、前者の商品であれば手元に1,000円キャッシュフローが生まれますが、後者の商品の場合、キャッシュフローは0円です。1,000円あれば、新たな商品の仕入れを行うことができます。

その1,000円を元にした仕入れで回転率の高い商品を仕入れる事ができれば、30日経つまでの間にさらにその利益は大きく膨らみます。そして30日が経過し、後者の商品がやっと売れて3,000円が入ってくる頃には、前者の商品の売上によって上がった利益から、3,000円以上の利益が生まれているということになるのです。

のんびり気長に利益を上げようと考えるのであれば別ですが、1日でも早く大きな金額を稼ぎたいと考えるのであれば、回転率の高い商品を重視して、売れたときの利益をさらに回転率の高い商品の仕入れに当てるということを繰り返し利益を高めていかなければいけません。

また、回転率が悪い商品を大量に在庫として持っていると、自己発送の場合ば商品を置く場所を大量に取られてしまいますし、FBAの場合は保管のための手数料を取られてしまいます。こうしたコストのこと考えても出品したらすぐに売れるという回転率の高さは大きな差になります。

新品CDせどりと中古CDせどり

CDせどりには、新品CDせどりか中古CDせどりの2種類が存在します。利益率が高く難易度が低いのは中古CDせどりなので、初心者にお勧めなのは中古CDせどりです。

しかしある程度知識がついてきた段階で、新品CDせどりにチャレンジするのもお勧めです。確実にプレミア価格が付くと予想されるCDを大量に確保することができれば、1種類の商品で大量な利益を出す事も可能です。

新品CDせどりと中古CDせどりは、そもそもその仕組み自体が大きく異なりますので、そこから見ていきましょう。

新品CDせどり

新品CDせどりは、人気のあるアーティストのCDが販売直後に売り切れとなり、定価以上の価格でネット上で取引される場合、その定価とプレミア価格の差額で儲けるという形になります。

例えば、人気アーティストが3,000円のアルバムを発売したとします。そしてそのアルバムの売り切れが予測できるとします。

その場合、近隣の店舗でそのアルバムを予約しておき、発売日に購入します。アマゾンをはじめとした、ネットショップで予約ができるのであれば、そこで予約して注文しておくのも良いでしょう。要は、発売日に大量にその商品を確保する必要があるということです。

定価で大量に仕入れるため、購入には資金力が必要になります。例えば3,000円のCDを50枚仕入れると考えると、15万円必要になります。その後、アマゾンでそのCDが売り切れになるのを待ちます。多くの場合、発売直後に売り切れになるでしょう。

その段階で商品コンディションを新品として、その50枚のCDを定価よりも高い価格で出品します。すると、発売直後に商品を購入したいと考えるファンが「多少定価よりも高かったとしても購入してしまおう」と考えて購入してくれるのです。4,000円で50枚売れれば、売り上げが20万円となり、5万円の利益が生まれます。

この新品CDせどりの最も大きなメリットは、商品の選定に間違いがなければ、ニーズが高まった段階で一気に売れるので、例え50枚同じCDを一気に出品していたとしても、その日のうちに全てプレミア価格で売り切ってしまうことができるということです。つまり、異常なほど回転率が高いということです。

ただし、デメリットとしては商品の選定を間違えてしまうと、売り切れ自体が発生せず、価格が上がらないという可能性があるということです。先ほどの例で言えば、仕入れに15万円をつぎ込むということになるので、失敗したときのリスクが高いのです。

中古CDせどり

中古CDせどりは、ブックオフや、ツタヤのワゴンセールなど、CDが安く販売されている場所で仕入れ、それを販売するという形になります。仕入れ値は安ければ100円、高くても500円から1,000円程度です。そして販売価格は1,000円から3,000円程度が中心になります。

この中古CDせどりのメリットは、利益率が非常に高いということです。100円で仕入れた商品が3,000円で売れるということなどはざらにあるため、このようなCDが10枚仕入れられれば、仕入れ価格が1,000円で、売り上げが3万円、つまり2万9,000円の利益になるということです。

ただし、デメリットとしては新品CDせどりに比べて商品の回転率が悪く、中には利益率は高いけれど半年に1回程度のペースでしか売れないCDなどというものも多いです。総じて言えば、新品CDせどりはハイリスクハイリターン、中古CDせどりがローリスクローリターンと言えます。

ただし、中古CDせどりがローリターンとはいえ、もしお宝商品、掘り出しもの商品が多く見つかる店舗を回れれば、高い利益率を確保できるため、仕入れ店舗によってはローリスクハイリターンになる可能性もあります。実際、せどらーがほとんど来ていない田舎のツタヤで、100円のワゴンセールで販売されているCDが軒並みアマゾンでは1,000円以上で販売されていて、回転率も中々良いというケースもあるようです。

そういった意味では、せどりの初心者は中古CDせどりから始めると良いでしょう。

新品CDせどりと中古CDせどりのどちらがおすすめか?

ここまでの説明でお伝えしてきたように、新品CDせどりと中古CDせどりは仕組みや利益の出し方が大きく違いますので、一概にどちらがおすすめと言うことは難しいです。

しかしまずは、CDせどり初心者は中古CDせどりからはじめて、「CDせどり」という副業のシステムにある程度慣れておくことをおすすめします。その上で、「どのCDが売り切れを起こすか」という予測がある程度立てられる状態になったら、新品CDせどりを始めると良いでしょう。

CDせどり完全攻略マニュアル実践編

CDせどりというビジネスの基本的な部分がご理解いただけたと思います。ここからは実践編としてもう少し立ち入った内容をお話していきます。

マイナーアーティストを狙おう

有名なアーティストは、CDを出せば売れることが予測されるため、元々出荷される数が多いです。
世の中の流通量が増えれば、それだけ価値は下がります。

1990年代は、CDが非常によく売れた年代で、ミリオンヒットも多く生まれました。この時代に販売されていたCDは、せどりにおいては価値を生み出酢可能性の非常に低い商品です。理由は、売れすぎてその商品が市場にあふれかえっているからです。

逆に言えば、流通量の少ない商品はそれだけ価値が高くなるということが言えます。マイナーなアーティストのCDはそもそも大量に売れるということが想定されていないため、出荷される枚数も少ないです。こうした商品は出品者の数が少ないので値崩れが起きにくく、さらにコアなファンは多少高いお金を出したとしても、購入したいと考えます。そのためせどりとしてはおいしい商品になるのです。

更に言えば、マイナーなアーティストのCDはCDレンタルショップなどではレンタルされることもほとんどないため、レンタルショップ側の考えでは「利益を出さない商品」と判断され、レンタルアップCDとしてワゴンセールで100円や200円で販売されることがあります。

 

しかしアマゾンは全国のユーザーが利用するため、その商品は価値のある商品となるのです。このレンタルショップの店舗での価値と、アマゾン上での中古商品としての価値の方をズレをうまく利用して利益を上げるということです。

CDせどりに慣れてくると、一般の人はほとんど名前を聞いたことがないアーティストなのに、アマゾンでの販売価格が高いというマイナーなアーティストの名前を段々と覚えてきます。すると、中古CDショップでそのアーティストの名前を見ただけでも「おいしい商品だ」と反応できるようになります。

初回限定盤を狙おう

初回限定盤のCDは生産枚数が少ないので、買いたくても買えない人が多く生まれます。特にそのアーティストのことを後からファンになった人は、自分がファンになる前に販売されたCDの初回限定盤を手に入れるために、多少高い金額で販売されていたとしても、初回限定にこだわって購入してくれます。

しかし、実際に店舗で仕入れを行う場合、どのCDが初回限定版なのかぱっと見ではわからないですよね。「初回限定盤」という言葉をパッケージの隅から隅まで探していては日が暮れてしまいます。しかし、初回限定版かどうかを判断するための過程を分かりやすい基準は存在しますので、まずこの基準に該当するCDを探してみると良いでしょう。

まず、シンプルな初回限定盤のサインは、パッケージの上部がつるつるになっているということです。一般的にCDのパッケージの上面と底面はギザギザになっていますが、初回限定盤のCDの場合、その部分がツルツルであることが多いです。例まずは下に並んでいるCDの上面を一気に見渡して、ツルツルのものがないかを確認してみると良いでしょう。そして、もうひとつの基準は「パッケージが豪華」ということです。

スリーブケースに入っていたり、パッケージが紙でできていたり、少し大きめのサイズの箱に入っていたりすることがあります。

これらは棚を見渡した段階ではっきりとわかりますので、注目してみましょう。

季節で売れるCDを狙おう

シーズンごとに売れるCDというものがあります。

例えば、クリスマスシーズンにはクリスマスの曲を使ったCDがよく売れます。そのため、例えばシーズンオフである夏の季節に安い価格でクリスマスの曲を使ったCDを仕入れ、クリスマスシーズンに販売するという方法があります。そうしたCDは、モノレートというサービスを利用して過去の販売実績を見てみると、11月下旬から12月に販売が集中しているのが分かると思います。

決して回転率が良い商品というわけではありませんが、売れやすい時期がわかっているという意味で、収入の予測を立てることができます。

CDせどりで稼げるアーティスト一覧

ここでは、実際のせどらーが販売したCDの実績から、高額販売しやすいアーティストをご紹介します。
ここでしか公開していない特別情報ですので、参考にしてください。

浜田麻里
1980年代から1990年代に活躍した女性シンガーソングライターです。
アマゾン上のCDの価格は軒並み高価格になっています。実は2016年にもCDを発売しており、新規のファンが古いCDを購入するという動きもあるようです。

 

xjapan
いわずと知れたビジュアル系バンドの原点となる存在。
そのCDや映像作品はいずれも高価格をキープしています。2016年末の紅白歌合戦で「歌声でゴジラを撃退する」というパフォーマンスも話題となりました。そのときの視聴率は40%程度で、日本中で「昔聞いていたエックスをまた聞きたい」という声が多く上がり、需要が増えたようです。

 

Direngrey
こちらもビジュアル系バンドです。業界の中では非常に有名な存在です。近年はビジュアル系っぽい派手な格好をやめ、軽装での活動をしたり、ソロでの活動も増えています。門戸が広がった分、新規のファンが過去の音源を求めるという状況が生まれているようです。

 

TheBeatles
現在の世界の音楽シーンはビートルズが作ったと言っても過言ではないでしょう。音楽業界の神様だけあって、関連作品の量も膨大です。ちなみにアマゾンで「TheBeatles」18ページ分の商品情報がヒットします。1ページに27商品が掲載されていますので、単純計算で27×18=486、約500作品が存在するということになります。ビートルズのファンはコレクター癖のある人が多く、自分の持っていない商品があると購入してくれるケースが多く、商品の回転も速いです。また、若い方でも、「ポピュラーミュージックの源流」としてビートルズを聴こうと考える方も多いです。過去から現在まで、まったく需要が失われることがなく、今後もそれが続くであろうアーティストです。

 

小野リサ
ブラジル生まれの日本人ボサノヴァ歌手です。
1990年代に精力的に活動していました。普遍的な音楽だけあってか、常に一定価格をキープして売れ続けているようです。

 

ドラマのサントラ
これはアーティストというわけではありませんが、よく売れるジャンルです。

 

特に、懐かしくて視聴率の高かったドラマは「懐かしい」という気持ちから購入する方が多いようです。また、これはCDというジャンルからも離れてしまいますが、近いジャンルにDVDがあります。特にドラマのDVD-BOXは高価格がつきやすいジャンルなので、CDと合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

CDせどりの仕入れ先とコツをご紹介

CDせどりには大きく分けると仕入先が2つ存在します。ひとつはアマゾン、もう一つはブックオフです。アマゾンで仕入れる場合、新品CDせどりを行う場合と、少し特殊ですが、市場操作をして価格を吊り上げるというせどりの場合があります。ブックオフで仕入れれば、それは必ず中古CDせどりになります。

アマゾンで仕入れるコツ

アマゾンで仕入れを行う場合は、新品CDせどりと、少し特殊な市場操作で価格を吊り上げるせどりの2種類があります。

新品CD仕入れ~スタンダード編~

新品のCDをアマゾンで仕入れるコツは、「ほぼ間違いなく売り切れになることが予想できるCD」を予約して仕入れるということです。CDの中には、通常盤と初回限定版以外に、アマゾン限定版というものを発売しているアーティストもいます。その場合、アマゾン限定版を優先的に予約しましょう。
発売前にその商品が売り切れになるかを100%予測するというのは、慣れるまでは正直難しいです。

しかし、ある程度高確率でその商品を見極める方法が2つあります。つはアーティストごとに新作CDの発売後の売り切れ状況をまる調査し、データを作り「このアーティストの商品は高確率で売り切れになる」というアーティストを見つけるということです。

もちろん全てのアーティストで、この調査を行うことはできないので、オリコンのランキングでトップ10に入っているアーティストを随時チェックするという形にすると良いでしょう。特に、漏れなくチェックしたいのが、ジャニーズ関係のCDです。また、発売前に何かしらの話題になっていたり、ドラマに出演したなどで、知名度が上昇中のアーティストも要チェックです。

半年間近くかかりますが、緻密に調査を続け、蓄積したデータを基にして売り切れるか売り切れないかの予測を立てます。
もちろん「前回の出荷枚数で売り切れが起きたため、今回は出荷枚数を増やす」というアーティストもいるでしょうから、前回売り切れたのに今回は売り切れないという可能性もあります。ただし全体的な感覚としては、話題になったシングル曲が多く含まれているアルバムCDは出荷枚数よりも多くの注文が切手売り切れ状態になりやすいということがいえます。

新品CDせどりの感覚を養うためにも、この市場調査の方法はおすすめですが、デメリットとしてはどうしても時間がかかってしまうというものがあります。時間をかけずにすぐに仕入れを始めたいという場合もう一つの方法がお勧めです。

新品CD仕入れ~裏技編~

これは、知識がない状態でもある程度高確率で売り切れ商品を確保することができます。それは、人気アーティストの商品を幅広く予約し、「売り切れになりそうだ」と思うものだけを残してその他はキャンセルするという方法です。

ジャニーズ系のCDや、人気が上昇中のアイドルのCD、話題になっているアーティストのCDなどをアマゾンが予約を開始した段階で、まとまった数を予約してしまいます。その後、予約がキャンセルできるギリギリの期間まで待ちます。そして、ギリギリの期間になったら、アマゾンで追加予約を受付しているかを見ます。これで追加予約が受付されていない場合は、予約段階ですでに品切れが発生しているということがわかりますので、その商品は「買い」ということです。

追加商品の受付をしている場合、それでも品切れになる可能性はゼロではないので、いくつかのCDショップに電話をして、「そのCDを今から予約できるか?」という事を聞いてみてください。そこで「まだ予約できる」と言われた場合は「検討します」と伝えて電話を切り、アマゾンの予約をすべてキャンセルします。

「もう予約できない」と言われた場合は、アマゾンにはまだ在庫があっても、実店舗では仕入れできないほど売れているということなので、その商品が「買い」だということがわかります。
そのため、予約はキャンセルしません。正攻法ではありませんが、売り切れCDを見極めることができるようになるまでは、このような方法で高確率で売り切れるCDを、まとめて購入することができます。

アマゾンのマーケットプレイス市場を操作する仕入れ

中古CDをアマゾンで仕入れて市場操作をするという。特殊なせどりもあります。これは、例えば定価が3,000円のCDで、中古商品が2つ出品されているとします。一つの中古商品は2,500円、もう一つの中古商品が1,500円だとします。

その場合、そのCDの最低価格は1,500円ということになります。このCDを1,500円で仕入れ、2,400円で販売するのです。すると、その差額は900円になります。ユーザー側からすると、その商品のアマゾン上の最低価格が値上がりしたという現象が起こります。

しかしその商品を買いたいユーザーは、その商品の過去の最低価格の推移までは気にしません。気にするのはあくまでも「現在の最低価格」です。そのため、2,500円でも売れるのです。こうして1,000円の差額が生まれます。

ブックオフで仕入れるコツ

ブックオフでCDを仕入れる場合に、まずテクニック云々よりも重要なのはスピードです。
一つの店舗で販売されているCDの量は膨大で、すべてをチェックするのは1日がかりでも不可能でしょう。限られた時間の中で仕入れを行う際には、どれだけの数のCDをチェックできるのかというスピードが重要になります。おすすめは棚からまとめてガサッとCDを20枚程度取り、上から順番にバーコードリーダーに当てていくという方法です。

せどりすとを連動させ、仕入れ対象商品をバーコードリーダーが読み取ったら、スマートフォンがバイブレーションを起こすという設定にしておきます。スマートフォンが震えたらカゴに入れ、それ以外は棚に戻します。ひたすらにこれを繰り返していきます。

最近はブックオフも、市場価格を調査して販売価格を設定しているので、価格差は生まれにくくなっていますが、それでも仕入れるべき商品が見つかることはあります。もし、時間がない場合はアニメソングのコーナーを最優先で調査してください。

掘り出し物が見つかる可能性が高いのがアニメ系のCDだからです。

ただし、ブックオフよりもお勧めなのは、TSUTAYAのレンタルアップCDです。ワゴンで1枚100円から300円程度で販売されていて、ほとんどの店舗では市場価格を調査せずに、一律で叩き売りしているので、掘り出し物の商品が見つかる可能性が高いのです。

CDせどりの検品~発送のコツ

CDせどりを行う場合、検品から発送をいかに早く丁寧に行えるかどうかが重要になります。

仕入れた商品の検品のポイント

CDの検品ポイントは大きく分けて3つあります。1つがCD本体、もう1つが歌詞カード、もう1つがケースです。特にCD本体は、最も重要です。その音楽自体が再生できるかどうかは、本体の傷の具合にかかっています。

まず、CDを仕入れたら、CD本体の裏面を確認し、大きな傷がないかをチェックしましょう。傷がなければ100円ショップなどで販売されている化学繊維でできたメガネ拭きのような布でよく拭きます。あわせてケースもその布で拭くと良いでしょう。これは「汚れを落とすため」という目的もありますが、指紋を落とすためということの方が目的としては大きいです。その商品が届いた時のお客さんの立場に立って考えると、指紋がついてないほうが嬉しいですよね。

そして歌詞カードについても1ページずつしっかり穴や汚れがないかを確認していきます。古いCDやレンタルアップCDなどによくあるのは、破れた部分をセロテープで無理やりつなげているといったタイプの歌詞カードです。よく見ないと分かりませんが、知らずに購入してこのような捕手がしてあると、お客さんはがっかりしてしまいます。評価を下げられるきっかけになったりトラブルの元になったりしますので、十分にチェックしておきましょう。

最初のチェックの段階でしっかりクリーニングをしておけば、出品する際の商品コンディションも、良くすることができます。また、この検品とクリーニングの時の小さなコツですが、CD本体と歌詞カードは、一つ一つの商品ごとに違いますが、ケースについては規格がほぼ統一されているので、交換することができます。

 

「状態さえ良ければ高い価格をつけることができる」というCDを仕入れた際には、ぜひケースを新しいものに変えましょう。ケースが新品になるだけで、そのCD自体が新品になったかのような印象を与えることができます。

傷物には研磨機を使うのがおすすめ

もしCD本体に傷があった場合は、専用の研磨機が販売されていますので、それを使いましょう。まだCDせどりで売上が上がっていない段階では、高価なものなので購入すべきではありませんが、ある程度、利益が上がりだして自由に使えるお金が増えてきたら購入すると良いでしょう。

そのためには「研磨機を使わなければ増売ることは難しい」というダメージのある商品をどこかわかりやすい場所に分けて置いておき、研磨機を購入した段階でそれらを一気に研磨して出品する。という形にすることもできます。

購入者に好まれる梱包・発送のコツ

CDを梱包するためには、緩衝材で包む必要があります。いわゆるプチプチが代表的なものです。CDに限定して言えばもともとプチプチが中に貼り付けられている特殊な封筒が販売されています。商品を梱包する手間が省けるので、非常にお勧めです。

商品を発送する際には、アマゾンの取り決めにあるように納品書と商品の2つは必ず送らなければいけません。しかしそれだけだと味気ないのでアマゾン上のあなたのお店からの何らかのメッセージよ。紙に印刷し入れておくと良いでしょう。これが手書きになれば更に効果は高くなります。

そのユーザからのリピート購入を狙うこともできますし、高い評価を付けてくれるという、今後に関する高い価値もあります。

せどりの基本については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

以上がCDせどりを行う際の基本や具体的な流れです。あまり難しく考える必要はありませんが知識がないままに勢いで突き進んでしまった失敗してしまうことが多いです。特に、新品CDせどりはリスクが高いので初心者にはあまりお勧めできません。

逆に、せどり初心者にぜひおすすめしたいのが中古CDせどりです。高額な利益を狙うのは難しいものの、一つ一つの利益率が高く、仕入先の店舗によっては非常に高い回転率を実現することもできます。「安く仕入れて高く売る」という世界の本質を理解するためにもお勧めできるのできる中古CDせどりを最初に始めて、せどりというものに慣れるのが良いでしょう。その後、新品CDせどりを行いたい1商品で何万円、何十万円単位な利益を出すという経験をして、その後に次のステップに進むという副業のステージがオススメだと思います。そのためにもまずはCDせどりを極めるという方法がおすすめなのです。

初期費用はそこまでかかりませんし、いっこいっこの商品が少ないので、在庫置き場に困ることもありません。最初は家にあるも聞かなくなったCDなどを販売して慣れてきたらその販売価格を資金源としてせどりを始めてみるのはいかがでしょうか。