ヤフオクの発送方法と送料まとめ!出品者が負担を最低限にする方法
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ヤフオクで商品が売れたらいよいよ発送です。しかし、ヤフオクで出品者が選択できる配送方法は10種類以上あるので、日頃からヤフオクで出品していてもすべての配送方法を使い分けられる人は少ないかもしれません。
今回の記事ではそれらの配送方法と送料をまとめます。また、配送する商品のサイズや重量によってどの配送方法を選択すれば送料を最安に抑えられるのかも解説します。送料を抑えたいのであればぜひご一読ください。
目次
ヤフオクで選択できる発送方法と送料一覧
まずは、ヤフオクで選択できる発送方法にどんな種類があるのか確認しましょう。
ヤフオクで選択できる発送方法は全部で15種類です。
配送業者 | 名称 | 価格 | |
1 | 日本郵便 | 定形郵便 | 82円~92円 |
2 | 定形外郵便 | 120円~1,330円 | |
3 | ゆうパケット(おてがる版) | 全国一律210円 | |
4 | クリックポスト | 全国一律185円 | |
5 | ゆうメール | 180円~350円 | |
6 | レターパックライト | 全国一律360円 | |
7 | レターパックプラス | 全国一律510円 | |
8 | ゆうパック(おてがる版) | 657円~(サイズと距離で変動) | |
9 | ゆうパック(通常) | サイズと距離で変動 | |
10 | ヤマト運輸 | ネコポス | 全国一律225円 |
11 | 宅急便コンパクト(薄型) | 444円~(距離で変動) | |
12 | 宅急便コンパクト(BOX) | 444円~(距離で変動) | |
13 | ヤフネコ宅急便 | 657円~(サイズで変動) | |
14 | ヤマト宅急便 | 907円~(サイズ・距離で変動) | |
15 | ソフトバンクフレームワークス | メルアド宅配便 | 全国一律1,500円 |
詳細に関しては後述します。
ヤフオクで出品者の負担を最安にするには
ヤフオクで送料の負担をできる限り減らしたい場合は、送料負担を「落札者負担」にしましょう。メルカリやラクマと違い、ヤフオクでは送料を落札者負担にすることは珍しくありません。
ただし、落札者負担にすると売れ行きは悪くなるので、全体の利益を考えるとデメリットもあるのです。
なので、送料を出品者負担にしたうえで、できる限り安く発送したい場合は、商品の重さやサイズに合った最安の発送方法を選択することが重要になります。
例えばヤフオクで選択できる15種類の発送方法の中で、一番安いのは「定形郵便」です。
1cm×12cm×23.5cm以内の大きさで、25g以内なら82円、50g以内なら92円の料金で商品が発送できます。
出品者の負担は100円にも満たない金額です。
ですが、もしこの商品の発送方法をゆうパックにしてしまうと、同じ商品でも数百円~数千円の負担になってしまいます。
また、通常の宅急便やゆうパックはサイズと距離によって配送料金が変動するため、取引相手の地域によっては送料が高くなってしまうこともあります。
その場合、送料全国一律のレターパックや、距離によって料金が変動しなくなるゆうパック(おてがる版)やヤフネコ宅急便を利用するといいでしょう。
15種類ある発送方法を正しく理解し、商品のサイズと重さに合った適切な発送方法を選択することで、出品者の送料負担をできる限り抑えることができます。
それぞれの発送方法についてはこちらで詳しく解説しているので、どの発送方法が最安か知りたい人はそちらを参考にしてください。
発送方法の選択タイミング
発送方法は出品形式が「フリマ出品」か「オークション形式」かによって選択のタイミングが異なります。
「フリマ出品」の場合は出品時に出品者側で発送方法を一つ選択し、落札されると自動的にその配送方法で取引が開始される仕組みです。
配送方法の変更も可能ですが、送料の誤差は出品者負担になります。
「オークション形式」の場合は出品時に対応可能な発送方法を複数選択し、落札時に落札者が好きな配送方法を選択します。
こちらも配送方法の変更は可能ですが、送料の誤差は基本的に出品者負担です。
ヤフオクの発送方法まとめ
ヤフオクで利用できる15種類の配送方法を一つずつ解説します。
対応サイズや重量、料金と特徴を詳しく解説していきますので、是非商品に合った適切な発送方法を見つけましょう。
日本郵便の配送方法
それでは一つずつ順に確認して行きましょう。
まずは日本郵便の配送方法です。
1.定形郵便
定形郵便 | |
サイズ | 1cm×12cm×23.5cm以内 |
重量 | 50g以内 |
料金 | 25g以内82円/50g以内92円 |
15種類の発送方法で最も安く送れる方法です。
25g以内なら82円、50g以内なら92円、しかも全国一律料金で商品が発送できます。
1cm以内の薄くて軽いもの(カードなど)を送る場合はこの方法を選択しましょう。
ただし、追跡も補償もありませんので、高価な物や壊れ物には不向きです。
追跡ができないという事は発送した証拠も残りませんので、配送事故や受け取り側の勘違いで「送った」「送ってない」といったトラブルになる場合があります。
発送の証拠を残したい場合は他の発送方法を選択しましょう。
2.定形外郵便
定形外郵便 | |
サイズ | 3cm×25cm×34cm以内(規格内)/3辺合計90cm以内(規格外) |
重量 | 1kg以内(規格内)/4kg以内(規格外) |
料金 | 120円~1,330円(規格・重さで変動) |
定形外は大きさと重さで「規格内」と「規格外」に別れ、料金が変わってきます。
定形よりも大きいサイズが送れ、重さも最大4kgまで対応。
規格内(34cm×25cm×3cm以内・および重量1kg以内) | 規格外 | ||
重さ | 料金 | 重さ | 料金 |
50g以内 | 120円 | 50g以内 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 100g以内 | 220円 |
150g以内 | 205円 | 150g以内 | 290円 |
250g以内 | 250円 | 250g以内 | 340円 |
500g以内 | 380円 | 500g以内 | 500円 |
1kg以内 | 570円 | 1kg以内 | 700円 |
2kg以内 | 取り扱いません | 2kg以内 | 1,020円 |
4kg以内 | 4kg以内 | 1,330円 |
規格内、規格外共に重さで料金が変わりますが、距離では料金が変わらないため、北海道から沖縄に送る際など遠い地域へ発送に便利です。
ただしこちらも追跡や補償がついていません。
また、規格外2kgを超えると料金も1,000円以上になるため、商品のサイズにもよりますがレターパックプラス(全国一律510円)やゆうパックお手軽版(送料600円~)を利用したほうが安くなる場合があります。
3.ゆうパケット(おてがる版)
ゆうパケット(おてがる版) | |
サイズ | 3辺合計60cm以内(ただし厚さは3cm以内) |
重量 | 1kg以内 |
料金 | 出品者負担で全国一律210円/落札者負担で全国一律175円 |
3辺合計60cm以内の小さめの荷物をお手軽な価格で送ることができます。
比較的大きさがあり、かつ軽いもの(1kg以内)のものを送るのに適しています。
送料が落札者負担か出品者負担かで送料が変わります。
出品者負担でも送料は全国一律210円と非常に安価なので、対応できるサイズのものはこの方法で送ると出品者の負担を減らすことが可能です。
匿名配送サービスと追跡サービスが付いていますが、補償はありません。
高価なものや壊れ物には不向きです。
4.クリックポスト
クリックポスト | |
サイズ | 3cm×25cm×34cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
料金 | 全国一律185円 |
ゆうパケットとほぼ同じようなサイズ(クリックポストのほうが2cmほど余裕があります)の商品を全国一律185円で送ることができます。
ただし、送る際はYahoo!IDかAmazonアカウントを使って、専用サイトにログインし、宛名ラベル等を自分で作成する必要があります。
パソコンとプリンターとクレジットカードが必要になるため、人によっては面倒に感じるかもしれません。
メリットはゆうパケットと違い、ポスト投函で送ることができるため、時間に関係なく近所にあるポストから発送できるという利点があります。
ゆうパケットと同じく追跡サービスありで補償はありません。
また、匿名配送サービス対象外です。
5.ゆうメール
ゆうメール | |
サイズ | 3cm×25cm×34cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
料金 | 180円~350円(重さによって変動) |
クリックポストと同じサイズの商品が送れますが、送ることができる商品は冊子(本や新聞・ちらしなど)や特定記録媒体(CD・DVD・BD)に限定されています。
郵便局で局員に見せてから封入するか、中身が確認できる梱包でないと送ることができません。
送れるものが限定されているうえ、150gを超えるとゆうパケット、クリックポストよりも高くなるうえ、追跡サービスもないため、利用する機会はあまりないでしょう。
6.レターパックライト
ゆうメール | |
サイズ | 3cm×24.8cm×34cm以内(専用封筒) |
重量 | 4kg以内 |
料金 | 全国一律360円 |
郵便局やコンビニなどで専用の封筒を購入し、商品を梱包して送る発送方法です。
封筒の価格は360円で、この中に送料も含まれているので、あとは商品を中に入れて送るだけです。
送料はサイズや距離に関係なく全国一律360円。
ポスト投函も可能で、追跡サービスも付いていますが補償がありません。
7.レターパックプラス
ゆうメール | |
サイズ | 24.8cm×34cm以内(専用封筒) |
重量 | 4kg以内 |
料金 | 全国一律510円 |
レターパックプラスと同じようにコンビニや郵便局で専用封筒を510円で購入し、商品を梱包して送ります。
こちらも送料は全国一律510円です。
レターパックプラスとの違いは、以下の2つです。
厚み3cm以上でもOK
郵便ポスト配達ではなく相手に対面手渡し
厚手の洋服など梱包したら3cmを越えそうなものはレターパックプラスを利用しましょう。
レターパックライトにもレターパックプラスにも追跡サービスがついていて、紛失リスクは低く、対面手渡しのメリットはあまりないので、単純に「厚みが3cm超えそうならライトではなくプラス」と覚えておくといいでしょう。
8.ゆうパック(おてがる版)
ゆうパック(おてがる版) | |
サイズ | 3辺合計170cm以内 |
重量 | 25kg以内 |
料金 | 600円~(出品者負担はサイズで変動/落札者負担はサイズと距離で変動) |
ゆうパックおてがる版とは、ヤフオクと日本郵便が提携している配送サービスで、通常のゆうパックよりも安く発送できます。
サイズ | 重さ | 料金 |
60サイズ | 25kgまで | 600円 |
80サイズ | 25kgまで | 700円 |
100サイズ | 25kgまで | 900円 |
120サイズ | 25kgまで | 1,000円 |
140サイズ | 25kgまで | 1,200円 |
160サイズ | 25kgまで | 1,500円 |
170サイズ | 25kgまで | 1,700円 |
3辺の合計によって7段階の大きさに分かれます。
出品者負担にするとこのサイズのみで料金が決まり、距離に関係なく一律料金で配送可能。
落札者負担にするとサイズと距離で料金が変動します。(657円~2,830円)
ただし、どっちの負担にしても通常のゆうパックよりはるかに安い送料です。
匿名配送サービスと追跡サービス、30万円までの補償もついています。
9.ゆうパック(通常)
ゆうパック(通常) | |
サイズ | 3辺合計170cm以内 |
重量 | 30kg以内 |
料金 | 800円~(サイズと距離で変動) |
通常のゆうパック配送です。
7段階の大きさと配送する地域への距離によって料金が変動します。
先述した「おてがる版」との違いは以下の通りです。
30kgまでOK(おてがる版は25kgまで)
料金が高い
ゆうパックの配送伝票記入の必要あり(おてがる版はQRコードで伝票発行)
料金は先払い(おてがる版はYahoo!ウォレット引き落とし)
基本的にはこちらの通常版ではなく、おてがる版のほうを利用しましょう。
よほどの理由がない限りこちらの通常ゆうパックを利用することはありません。
唯一メリットがあるとしたら+370円で補償を50万円まで拡大できる点です。
30万円~50万円の高額な品を送るときは選択肢に入ってくることもあるでしょう。
ヤマト運輸の配送方法
次はヤマト運輸の配送方法です。
10.ネコポス
ネコポス | |
サイズ | 2.5cm×22.8cm×31.2cm以内 |
重量 | 1kg以内 |
料金 | 出品者負担で全国一律195円/落札者負担で全国一律225円 |
軽くて薄めで、A4サイズ以内の商品を送る際に適した発送方法です。
安い送料にもかかわらず、配送スピードが速く、匿名配送サービスと追跡サービス、さら3,000円までですが補償もついています。
非常に優秀な発送方法なので、小さくて安価な商品は基本ネコポスで送るといいでしょう。
11.宅急便コンパクト(薄型)
宅急便コンパクト(薄型) | |
サイズ | 24.8cm×34cm以内(専用薄型BOX) |
重量 | 重さ制限なし |
料金 | 出品者負担で全国一律380円/落札者負担で444円~(距離によって変動) |
コンビニやヤマトの営業所で専用の封筒(65円)を購入し、商品を梱包して送ります。
非常に薄いので、書類やポストカードのようなものを送る時に適しています。
厚みは全くないので、厚みのあるものを送るときは後述するBOX型の宅急便コンパクトがいいでしょう。
匿名配送サービスに、追跡サービス、さらに3万円までの補償付きです。
12.宅急便コンパクト(BOX)
宅急便コンパクト(BOX) | |
サイズ | 5cm×20cm×25cm以内(専用BOX) |
重量 | 重さ制限なし |
料金 | 出品者負担で全国一律380円/落札者負担で444円~(距離によって変動) |
宅急便コンパクト(薄型)とほぼ同じです。
専用のボックス(65円)を購入して梱包し、送ります。
薄型との違いは箱がやや小さくなるものの、5cm程度の厚みのある商品を送れるため、色々な商品に対応できます。
薄型同様、匿名配送サービスと追跡サービス、3万円までの補償付きです。
13.ヤフネコ宅急便
ヤフネコ宅急便 | |
サイズ | 3辺合計160cm以内 |
重量 | 25kg以内 |
料金 | 600円~(出品者負担はサイズで変動/落札者負担はサイズと距離で変動) |
ヤマト運輸とヤフオクが提携している格安配送サービスです。
ゆうパックおてがる版のヤマト運輸版と思ってもらえば分かりやすいと思います。
大きさに応じてサイズが6種類に分類されます。
サイズ | 重さ | 料金 |
60サイズ | 2kgまで | 600円 |
80サイズ | 5kgまで | 700円 |
100サイズ | 10kgまで | 900円 |
120サイズ | 15kgまで | 1,000円 |
140サイズ | 20kgまで | 1,200円 |
160サイズ | 25kgまで | 1,500円 |
送料出品者負担にすると距離に関係なくサイズで料金が決まり、距離に関係なく全国一律料金です。
落札者負担にした場合はサイズと距離で変動しますが、それでも通常のヤマト宅急便に比べ格安の料金で配送できます。
匿名配送サービスと追跡サービス、30万円までの補償付きです。
ゆうパックおてがる版との違いはほとんどありません。
(例外:3辺の合計が160~170cmの荷物はゆうパックでしか送れません)
住んでいる地域の状況に合わせて好みで選択して良いでしょう。
14.ヤマト宅急便
ヤマト宅急便 | |
サイズ | 3辺合計160cm以内 |
重量 | 25kg以内 |
料金 | 907円~(サイズ・距離で変動) |
ヤマト運輸の通常宅急便です。
6段階のサイズと配達先への距離によって料金が変わります。
追跡サービスと補償30万円までという点はヤフネコ宅急便同様ですが、匿名配送サービスに対応しておらず、料金も高くなるためこちらを使う理由はほぼありません。
基本的には同じ配送条件で、料金が安くなるヤフネコ宅急便を利用しましょう。
唯一例外があるとすれば160サイズ~200サイズの商品、もしくは30万円以上の補償を付けたい場合はこちらを選択して、大型商品や高価な商品に対応できるヤマト便を利用するといいでしょう。
ソフトバンクフレームワークスの配送方法
最後はソフトバンクフレームワークスの配送方法です。
15.メルアド宅配便
メルアド宅配便 | |
サイズ | 3辺合計160cm以内 |
重量 | 25kg以内 |
料金 | 全国一律1,500円 |
Softbankフレームワークスが提供する配送サービスがメルアド宅急便です。
相手の住所が分からない場合、メールアドレスだけで荷物を届けてくれるという変わったサービスです。
ただ、ヤフオクで相手の住所が分からないというケースは、相手が虚偽の住所を書いているとか、引っ越して変更していないとかでない限りありえません。
サイズや距離に関係なく全国一律1,500円という送料もヤフネコ宅急便やゆうパックおてがる版の160サイズと一緒です。
つまり160サイズ以下の商品を送る場合、送料は非常に割高になります。
メリットがあるとすれば170サイズのゆうパックおてがる版(1,700円)よりは安いという点くらいです。
補償もありませんし、到着にも平均4日前後とかなり時間がかかります。
どうしても相手先の住所や名前が分からないなどの、特殊な状況でない限り使う理由が見当たりません。
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まとめ
今回はヤフオクの10種類以上ある配送方法の特長や送料を紹介し、配送する商品のサイズや重量によってどれを選択すれば最安値で配送ができるのか解説しました。この記事を読んで最適な配送方法を選択できれば、今後、ヤフオクでの送料の負担が減るはずです。